ポタラ・カレッジ齋藤保高の個人サイトです。チベット仏教の伝統教学について、質の高い情報を提供します。

過去のブログ(2010.9-)

現在のブログへ  2011年3月以降のブログへ  2010年8月以前のブログへ

過去のブログ (2010年9月~2011年2月)

2月28日(月) 密教的な六波羅蜜

2月15日の記事「顕密共通の道」の続きです。

「ラムリム」の師事作法から菩提心までの修行のプロセス、及び聞と思による空性理解は、密教独特の優れた方便によって代替できません。
だから、密教の門へ入る前に学修しておくべき「顕密共通の道」と位置づけられるのです。

では、密教独特の優れた方便によって代替可能なのは、どのような修行でしょうか?

それは、菩提心を発してから仏陀の境地を得るまで継続する菩薩行、つまり六波羅蜜の実践です。
「代替可能」という表現は誤解を招きやすいですが、「密教では六波羅蜜を修行しない」という意味ではありません。そうではなく、「六波羅蜜を、密教的な手段によって実践する」という意味です。

もう少し具体的に表現するなら、「密教独特の優れた方便である本尊ヨーガを保持しつつ、布施を始めとする六波羅蜜を実践する」ということです。
仏教では、何らかの行為を実行するときの心の持ち方が、その行為の効果を大きく左右すると考えます。
本尊ヨーガとは、簡単にいえば、行者自身の凡俗の意識を、本尊=仏陀の立場からの見方に転換させる修行です。
同じ善行でも、凡俗の意識で行なうのと本尊の立場で行なうのとでは、積まれる功徳に格段の差があります。この点に、「本尊ヨーガを保持しつつ、六波羅蜜を実践する」ということの、大きな意味があるわけです。

そのように言うと、もしかしたら 「本尊ヨーガは、瞑想の中の観念。六波羅蜜は、実際の利他行。だから、両者を結びつけることはできない」 と思うかもしれません。でも、それは違います。
確かに初心行者の段階では、本尊ヨーガを瞑想中しか維持できません。だからまず、瞑想の中で本尊ヨーガを確立できるように訓練し、その過程で利他行をイメージします。
そうした修行に習熟してくると、本尊ヨーガを行住座臥に維持できるようになるといいます。そうすると、実際の利他行も、本尊の立場に立った意識で行なうことが可能になるはずです。

般若波羅蜜に関して言えば、前述のように、聞と思による空性の推論理解を確立することだけは、顕密共通の道になります。これには、密教独特の王道はありません。
それ以降の段階、つまり止観によって空性の現量了解を目指すプロセスなどは、本尊ヨーガと結びつけて修行することが可能です。

2月22日(火) 何のために空を覚るのか

昨日、「教理の考察」のカテゴリーに、「何のために空を覚るのか」というページをアップしました。

『般若経』や『中論』を始め、仏教の様々な聖典には、空性や無我の教えが頻出します。それで私たちは、「空とはどういう意味か?」と考えたり、「空を理解しなければいけない!」と思ったりするわけです。
そしてさらに、空や無我の解釈に基づいて、諸々のものごとが「有る」とか「無い」とか議論したりします。

しかしそもそも、なぜ「空」というのは、そんなに重要なのでしょうか? 「空」を理解していないと、何か困ることがあるのでしょうか?
こうした素朴な疑問に明確に答え、仏道修行の枠組みの中に空性了解の必要性を正しく設定できなければ、空性や無我に関わる難解な論議の数々は、全て無意味な机上の空論になってしまうでしょう。

2月20日(日) 今日の瞑想教室は第2会場

ポタラ・カレッジ東京センターの空調工事のため、本日(20日)の般若心経、瞑想教室、前行道場は、第2会場で実施します。

エアコンの調子がずっと悪かったので、今回の取替え工事は大変有難いです。

2月19日(土) 名古屋教室初日

ポタラ・カレッジ名古屋教室が、本日(19日)から始まります。
会場は、栄の成田山萬福院です。

今回の担当は、クンチョック・シタル師。
午後1時半から「道の三要訣(ラムツォ・ナムスム)」、3時45分から「読経と瞑想の実修」があります。

予約なしで参加できますから、是非お気軽にいらしてください。
詳しくは、こちらを御覧ください。

2月16日(水) フェイスブックの「おすすめ」ボタン設置

本サイトのメニュー欄(左側のソデ)の下部に、フェイスブックの「おすすめ」ボタンを設置しました。
フェイスブックにアカウント登録している方は、本サイト「チベット仏教ゲルク派 宗学研究室」を、友達に是非推奨してください。フェイスブックにログインした状態で、本サイトのメニュー欄にある「おすすめ」ボタンをクリックするだけでOKです(もし不都合があったら、簡単に取り消せます)。
よろしくお願いします!

ちなみに、フェイスブックの私の個人プロフィール・ページは、こちらです。アカウント登録している方は、お気軽に声をかけて(友達リクエストして)ください。

「今年はフェイスブックが流行る」などと言われていますが、実際どうなるでしょうね? 原則実名のシステムが、日本でどこまで受け容れられるかだと思いますが・・。ただ、今までネットで主流だった匿名での仮想的コミュニケーションに違和感を持っていた人(私もその一人)には、かえって馴染みやすいかもしれません。ただ私のような立場は、実名でネットに出るメリットが非常に大きいわけで、それと逆の状況にいる人たちには、フェイスブックは合わないような気もします。でも、ローマ字氏名だけで登録し、顔写真を載せず、大半の情報を友達以外には非公開として利用することもでるから、使い方次第だと思います。

2月15日(火) 顕密共通の道

前回の続きです。
「密教の門へ入る前に共通の道を修練する」というその中身は、簡単にいえば、「ラムリム」に説かれている次のような諸項目です。

師事作法→有暇具足→無常→帰依→十善→出離→菩提心

それらに加え、聞と思によって空性の推論的理解を得ることが必要です。

ここまで列挙してきた事柄は、密教の方便によって代替できないものばかりです。
それゆえ、密教の門へ入る前に、確立しておかなければなりません。
この点を自覚するのは、甚だ重要です。

とはいっても、正真正銘の菩提心を発するのは、そう簡単ではありません。
そこで、私のような低いレベルの修行者の場合、まずは菩提心の教えに慣れ親しみ、それに対する憧れの気持ちを起こすことが大切です。そのうえで、教えどおりに瞑想して心を訓練し、少なくとも作為的な菩提心を起こす必要があります。
たとえ作為的なものであれ、菩提心を動機として灌頂を受けることが肝要です。
そして灌頂受法後も、作為的な菩提心を正真正銘のものにレベルアップさせるため、さらに修練を重ねてゆきます。

空性の推論的了解についても、決して容易ではありません。まずは、概要を学んで少しづつ理解を深めてゆけば、密教の門へ入る準備として一応足りるでしょう。
灌頂を受けた後も、完全な推論理解を確立するため、さらに詳しく学ぶ必要があります。

2月28日の記事「密教的な六波羅蜜」へ続く

2月13日(日) 密教実践の順序

昨日の記事で密教を実践する順序について書きましたが、誤解を招くといけないので、少し補足しましょう。
気をつけるべきなのは、「次の段階へ入ったからといって、前の段階はもう卒業」ということではない点です。

例えば、生起次第の成就法を本格的に実修する段階になっても、三昧耶と律義の保持は不可欠ですから、「六座グルヨーガ」を毎日欠かさず修行しなければいけません。

究竟次第を本格的に実践するレベルに達したら、生起次第の成就法を長時間読誦する必要はありませんが、成就法と同じ本尊生起を瞬時に実現する必要があります。逆に言うと、それを間違いなく瞬時に実現できるようにならない限り、究竟次第の本格的な修行は不可能だということです。

また、共通の道の中身は密教実践の裏づけとなる根本ですから、いかなるときもこれを憶念しなければいけません。

ツォンカパ大師が強調なさっているように、密教の門へ入る前段階として、顕密共通の道を修練することは必要不可欠です。
しかしそれは、「顕教の大乗仏教を卒業してから密教へ入る」という意味ではありません。
もし、「顕教の大乗仏教を卒業」したのなら、それは仏陀の境地を得たということです。但しそのためには、三阿僧祇劫という途方もない期間を要しますが・・・。
でもいずれにせよ、本当に仏陀の境地を得たら、もう密教を修行する必要ありませんよね(笑)。
だから、「密教の門へ入る前に共通の道を修練する」というその中身を、私たちはよく考えるべきなのです。

2月12日(土) 「ガクリム」のコース、生起次第に入ります

私が担当している定期講習「ガクリム」のコース、今日(12日)の授業で第十一品「二次第の総論」を終え、第十二品「生起次第解説」へ入る見込みです。
第十二品は、『真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)』の中でも殊に充実した内容です。
成就法を実修するとき、すぐに役立つ教誡が満載されています。

内容的にキリのよいこの箇所から、新しく参加することもできます。
無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方なら、受講可能です。
密教の実践は、

共通の道の修練(ラムリム等)→灌頂の受法→三昧耶と律義の保持(六座グルヨーガ等)→二次第の聞と思→生起次第の修習(成就法)→究竟次第の修習

という順番で行なう必要があります。
「ガクリム」第十二品の学習は、上記のプロセスのうち、生起次第の聞と思の一環となるものです。

2月10日(木) 建国記念日の特別講演

ポタラ・カレッジ東京センターの特別講演「ドゥータ入門Ⅱ」が、2月11日(金・祝)にあります。担当は、ガワン・ウースン師です。
ドゥータbsdus gwraは、アビダルマや仏教論理学の基礎をまとめたもの。論理的な思考を身につけるため、役にたちます。ダライ・ラマ法王は、亡命チベット人社会の一般の学校教育でも、これを取り入れるべきだとおっしゃっています。
今からでも、参加申し込み可能です。詳しくは、こちらを。

1月31日(月) 名古屋教室、2月からスタート!

ポタラ・カレッジの名古屋教室が、いよいよ2月から開講です。

毎月、原則として第3土曜の午後に実施します。初回は、2月19日(土)。
会場は、栄の成田山萬福院。名古屋市中心部に近い、とても便利な場所です(萬福院のサイトで「当山の御案内」をクリックすると地図が開きます)。

クンチョック・シタル師とゲシェー・ソナム・ギャルツェン師が交替で担当し、「道の三要訣(ラムツォ・ナムスム)」、「読経と瞑想の実修」、「八つの詩頌による心の訓練」、「帰依と発菩提心」など、チベット仏教の基本を学修できます。
中京地区の皆様の御参加を、お待ちしております。

詳しくは、こちらを御覧ください。
御不明な点は、遠慮なくお問い合わせを(TEL.03-3251-4090、info@potala.jp)。

1月28日(金) 『一個人』仏陀の言葉特集

月刊『一個人』という雑誌の3月号(特集・仏陀の言葉)に、チベット仏教の簡単な紹介記事を書きました(pp.116-117)。

「チベット仏教の歴史と現在を、2,000字でまとめる」というのが私の役目。
文章を書く人なら分かると思うけれど、これって結構難題ですよ(笑)。このテーマでは、字数が少なすぎ。
僅かな文章で、予備知識のない読者に、どれだけチベット仏教のことを知ってもらえるか・・・という点に、かなり苦労しました。

三浦順子さんによるダライ・ラマ法王の教えを紹介する記事も掲載されています(pp.110-115)。

1月26日(水) 信解作意

日曜日の記事で書いた信解作意mos pa yid byedというのは、密教の実践でとても大切な要素です。
信解(しんげ)は、理論的に正しく理解したうえで信じること。
作意(さい)は、意識を向けることです。

密教の実践に於ける信解作意は、行法内容を正しく知り、その仕組みを理論的に納得して確信し、そのとおりに意識を指向させて修習することです。
これは、イメージによって観想した作為的な体験です。
そのような信解作意の修習を繰り返すと、次第に非作為的な本物の体験になってゆきます。

ツォンカパ大師は『真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)』などで、生起次第と究竟次第のそれぞれについて、信解作意の積み重ねから非作為的な体験へ至るプロセスを理論的に説明しています。
正しい信解作意を経ずに突然生じた神秘体験は、密教の修行の成果として信頼できるものではありません。

1月23日(日) トゥンモ

あっという間に、一月も下旬。大寒の季節ですね。
私は、寒さには強いほうだったのですが、最近はそうでもありません。年のせいでしょうか(笑)。
今の東京の寒さなど、昔に比べたら、全然大したことないのですが・・・。

無上瑜伽タントラの灌頂と伝授を受けているなら、修行中に寒いと思ったときは、トゥンモを観想するといいです。
たとえ信解作意だけでも、それなりの効果はあります。

ところで本日は、今年最初のポタラ・カレッジ大阪教室。担当は、クンチョック先生です。
東京センターでは、定例法要があります。

1月16日(日) 仏教の日本画展

ポタラ・カレッジ会員の日本画家、射庭一嘉さんの個展が、明日(17日)から22日(土)まで銀座の画廊宮坂(東京都中央区銀座7-12-5 銀星ビル4F)で開催されます。時間は、午前11時〜午後6時(最終日は5時まで)。
「スジャータ村」など、仏教をテーマとする作品が中心だそうです。

1月12日(水) 訃報・宮坂宥勝猊下

ポタラ・カレッジの宗教・学術顧問、宮坂宥勝猊下(照光寺長老、真言宗智山派前管長、名古屋大学名誉教授、89歳)が、昨日(11日)遷化されました。心よりお悔やみ申し上げます。

猊下は、現代日本を代表する密教学・インド論理学研究の第一人者で、チベット仏教の最も善き理解者でした。
チベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)の設立にあたって、いち早く宗教・学術顧問をお引き受けくださり、以来様々な形で御指導と御支援を与えてくださった大恩人です。

猊下の偉大な御事績を偲び、また私たちが賜わった計り知れない御恩を顧み、真心から尊敬と感謝を捧げたいと思います。合掌。

1月 7日(金) 自信を持って修行しよう

そろそろ、お正月気分も終わりですね。
ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習は、明日8日(土)から始まります。

さて年の初めに、チベット仏教、特に密教の道を真剣に志している方へ、是非言いたいことがあります。
それは、「自信を持って修行の道を堂々と歩もう」ということです。
もちろん、裏づけのない自信では、何の意味もありません。
仏道修行に於ける自信の裏づけは、帰依や菩提心や空性理解を自分なりのレベルでまじめに追求することから得られます。
経典や論書に説かれている本当に大切なエッセンスは、そういうことです。

チベット密教についての紹介で、レベルの高さや修行の厳しさが不必要に誇張され、まるで私たちが立ち入れない世界であるかのように語られるのを、ときどき見聞きします。
密教の本質面からすると、そういう考え方は、妄分別以外の何物でもありません。
純粋に修行の道を志すなら、余計な雑音に惑わされてはいけません。物事の本質を、きちんと見極めましょう。

チベット密教の教えと出会う機会があり、しかも自分が真剣にそれを求めているならば、その縁を本当に大切にするべきです。
帰依や菩提心や空性理解を自分なりに追求しつつ、ラマと本尊を一体のものと信じて灌頂を受けることができれば、密教の道は必ず目の前に開けます。

1月 2日(日) 初詣と新年法要

明日1月3日(月)の午後2時から5時まで、ポタラ・カレッジ東京センターで初詣ができます。
午後3時から4時には、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師を導師として、新年法要を厳修します。
どなたでも、自由に御参加いただけます。是非いらっしゃってください。
詳しくは、こちらを。

2011年1月1日(土) あけまして、おめでとうございます

本年も、このサイト「チベット仏教ゲルク派 宗学研究室」を、どうかよろしくお願いいたします。
御覧くださっている皆様お一人お一人にとって、新しい年が幸せで善い一年となりますように!

大晦日の夕方、自宅にチャンパ・リンポチェからお電話がありました。
御本人とお話しするのは、デプン寺でお別れして以来です。
わりとお元気そうな御様子でした。
今年はさらに御健康を回復されるよう、心から祈りを捧げたいと思います。


2010年12月31日(金) 「ヤマーンタカ親近行」連載完結

早いもので、あっという間に大晦日ですね。

11月23日から連載を続けていた「ヤマーンタカ親近行」のページ、本日やっと完結しました。
年内に間に合って、よかったです!
最終回は、護摩行と自灌頂。写真も多いから、結構楽しめます。

この連載は、密教がテーマなので、具体的な行法内容を紹介することはできませんでした。
けれども、灌頂や行法伝授を受けている方ならば、私が書かなかった内容は伝授で習っているはずだから、具体的記述は必要ないと思います。むしろ、今回の連載のような「親近行の外面的な体験談」のほうが、興味深い情報を見出せるかもしれません。
灌頂を受けていない方だと、読みにくい部分も多いでしょうが、「大体こんな感じで修行する」という一例を垣間見ていただければよいと思います。チベット仏教の道を志したいという方には、それなりに役だつ情報があるかもしれません。

今年は、このサイトの開設やヤマーンタカの親近行など、私自身にとっては充実した一年でした。
サイトを御覧くださっている皆様に、心から感謝します。
来年もまた、よろしくお願いします。
どうか、善いお年をお迎えください。

12月28日(火) すす払い

昨日は、ポタラ・カレッジ東京センターで、年末恒例のすす払い(大掃除)を行ないました。
御奉仕くださった会員の皆様、本当に有難うございます。

新年法要の準備なども終えて、夜の神田の町へ出ると、「火の用心」の拍子木が響いていました。
町会ごとの年末夜警は、この時期の神田の風物詩ですね。

ポタラ・カレッジは、正月3日の初詣・新年法要まで、お休みとなります。
私自身は、原稿執筆の宿題が幾つか溜まっており、忙しい年末年始になってしまいそうです(汗)。

12月20日(月) パンチェン・スーナム・タクパ大師の御縁日

パンチェン・スーナム・タクパ

本日は、チベット暦で11月14日、パンチェン・スーナム・タクパ大師の御縁日です。

パンチェン・スーナム・タクパ(1478-1554)は、大本山デプン寺ロセルリン学堂の教学体系を確立した大学僧で、第十五世のガンデン座主を務めています。ダライ・ラマ三世の師僧としても有名です。
パンチェン・スーナム・タクパの著作は、ロセルリン学堂のほか、ガンデン寺シャルツェ学堂やギュトゥー寺などでも教科書として用いられています。

南インドに再建されたロセルリン学堂では、この御縁日の夜に、大がかりな法要が厳修されます。
写真は、ロセルリン新本堂の内陣に安置されている尊像です。

12月18日(土) ポタラ・カレッジ年末年始の予定

縁起の悪いタイトルの記事以来、ブログの更新を一週間サボってしまいました。すみません。

さて木曜日に、ポタラ・カレッジの年末年始の御案内を、会員の方へ郵送しました。
その概要を、ここにも書いておきましょう。。

東京センターの定期講習は、12月27日(月)から新年1月7日(金)までの間、休講となります。

年末特別講演「ロジョンの修行」ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師 12月23日(木・祝)午前11時~午後5時

今年最後の定例法要 12月26日(日)午後6時45分~8時頃

初詣・新年法要 新年1月3日(月)午後2時~5時にお参りできます。法要は午後3時~4時

新春特別講演「観音経とチベットの観音・ターラー信仰」クンチョック・シタル師 新年1月10日(月・祝)午前11時~午後5時

以上は、いずれもポタラ・カレッジ東京センターが会場です。

なお、12月の大阪教室は26日(日)で、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師の担当です。

ところで、「ヤマーンタカ親近行4」のページ、堅苦しい話題ばかりだと疲れるので、チャンパ・リンポチェの愛犬の写真を載せました。とても可愛いですよ。
ラマの飼い犬だから、敬語で呼ばないとダメかな? これぞ、本当のお犬様ですね(笑)。是非、見てあげてください。

12月11日(土) 一年で最も縁起の悪い日

チベット暦の11月6日正午から翌7日正午までの24時間は、九人の鬼神悪霊が一堂に会するといい、一年中で最も凶兆の著しい時間とされています。新暦だと、大体12月か1月にあたることが多いです。
今年の場合、本日(新暦の12月11日土曜)が、チベット暦の11月6日になります。
チベット人社会では、事務所などが休みになるから、休日の一種とも言えそうですね。
様々な善い仕事や企画、特に仏教の修行などを、この時間中に開始しないように気をつけるといいます。
なお、チベット暦11月7日の正午から24時間は、逆に縁起の良い時間とされています。

12月 8日(水) 随喜の材料

早くも師走。年末で忙しくなると、修行の時間を確保するのも一苦労ですよね。
そこで今日は、究極の易行を実践できる、素晴らしい随喜の材料を御紹介しましょう。

南インドの大本山デプン寺ロセルリン学堂で、ロチュー・リンポチェ猊下(ポタラ・カレッジ宗教学術顧問)が、宗祖ツォンカパ大師御縁日の時期に合わせ、パンチェン・スーナム・タクパの『般若学詳解』を講伝なさっています。この講伝の施主は、チャンパ・リンポチェ師です。
ポタラ・カレッジにとって大変恩深いお二人の偉大なラマが、上師と施主になって開かれた講伝です。私たちにとっては、この上ない随喜の対象です。

随喜とは、善行に対して心から喜んで称えることです。七支分の一つに数えられているとおり、真心からの随喜は、それだけで立派な修行になります。いかにも簡単そうですが、実際にはそうとも限りません。なぜかというと、つまらない嫉妬心が随喜の邪魔をするからです。でも、今回のようなケースなら、嫉妬心の起きそうな余地が全然見あたりませんから、随喜の材料としてうってつけでしょう。
私の如き凡人が、自分では何も苦労せずに、高い境地のラマたちへ随喜を捧げただけで、ラマたちの膨大な功徳の幾許かをお裾分けしていただけるのです。これほどの易行は、他にありません。

11月30日(火) ツォンカパ大師の御縁日法要

明日12月1日(水)の夜、宗祖ツォンカパ大師の御縁日「ガンデン・ガチュー」の法要を、ポタラ・カレッジ東京センターで厳修します。時間は、午後7時45分から9時15分頃までです。どなたでも、自由に御参加いただけます。
ツォンカパ大師の御縁日は、チベット暦の10月25日です。今年は、歴法計算上、25日が欠けています。ポタラ・カレッジでは、大本山デプン寺ロセルリン学堂の日程に合わせ、チベット暦26日に相当する12月1日に実施します。
詳しくは、こちらを御覧ください。

11月27日(土) チャンパ・リンポチェの御健康祈願

明日28日(日)のポタラ・カレッジ定例法要では、大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師の御健康と御長寿を特にお祈りしたいと思います。時間は、午後6時45分から8時15分頃まで。会場は、ポタラ・カレッジ東京センターです。どなたでも、自由に御参加いただけます。
リンポチェの教えを受けた方は、明日参加できなくても、是非各自で薬師如来や無量寿仏の御真言をお誦えしてください。
ティヤター・オーン・ヴェーカゼー・ヴーェカゼー・マハーヴェーカゼー・ヴェーカゼー・ラーザヤ・サムンガテー・ソーハー(薬師)
オーン・アマーラニ・ズィーワンティーイェー・ソーハー(無量寿)

11月24日(水) 「ヤマーンタカ親近行」のページ作りました

遅くなりましたが、10月26日の記事で予告した「ヤマーンタカ親近行」のページを、昨日アップしました。ページ入口は、こちらです。
といっても、一度に出すと長すぎるから、数回に分けて掲載したいと思います。今回は、まだ序分という感じです。
このページは、誰でも閲覧できるので、密教の行法内容について具体的に語ることはできません。
あくまで、一般的な概要と体験談を、南インドのデプン寺の様子とともに、写真付きで紹介しようという趣旨です。だから、軽い気持ちで読んでください。
来年になったら、無上瑜伽タントラ大灌頂受法者の専用ページを作りたいと思います。
そうしたら、密教の行法について、もっと具体的な話ができますからね。

11月21日(日) 勤労感謝の日の特別講演

ポタラ・カレッジ東京センターの初冬特別講演「チベット仏教に於ける死者の弔い方」が、11月23日(火・祝)にあります。担当は、クンチョック・シタル師です。
会員の皆様への御案内が遅くなってしまい、申し訳ありません。
今からでも、参加申し込み可能です。
ポタラ・カレッジの公式サイトにも掲載したので、こちらを御覧ください。

11月16日(火) 初冬の風情

ダライ・ラマ法王猊下の御来日も、無事に終わりましたね。
今回はお風邪を召されているとのことで心配でしたが、御体調が万全でない中でも世界平和のために御努力なさっているお姿には、本当に頭が下がります。

そうこうしているうちに、東京も紅葉の美しい時期になりました。我が家から眺める初冬の風情も、なかなか良いものです。
この古くて小さなアパートは、私が南インドへ行っている間に外壁を塗り直し、少し綺麗になりました。
でも、私の部屋の中は、全然片付きません。今日も、五体投地のスペースを確保するのに一苦労(笑)。

11月 9日(火) 『ダライラマ スピリチュアルメッセージ』

クンチョック先生の共訳書が、春秋社から出版されました。
ハンディサイズの本の1ページごとに、法王の短いお言葉を紹介しています。
「この人にも、ダライ・ラマやチベット仏教のこと、知って欲しい」と思う友達へのプレゼントに、ちょうど良いかもしれません。
詳しくは、出版元春秋社のサイトで。

11月 3日(水) 名古屋講演会

本日(11月3日・文化の日)は、「ポタラ・カレッジ 名古屋講演会」があります。
ゲシェー・ソナム師が、チベット仏教の特色や心の訓練について、分かりやすく説明します。
会場は名古屋市中区栄の成田山萬福院で、午後2時からです。
まだ空きが十分ありますから、予約なさっていない方でも御参加いただけます。
詳細は、こちらを。

11月 1日(月) 「チベット仏教入門」、明日開講です!

早くも晩秋、今日から11月ですね。
昔から「夏が終わると、すぐ年末」という感覚はありましたが、今年は記録的な猛暑が続いたせいで、余計にそれを強く感じてしまいます。
私の場合、東京がやっと涼しくなり始めた頃に南インドへ行き、半袖シャツ一枚で大丈夫な気候のもとで、さらに一箇月近く過ごしていたわけです。
先週帰国して、寒暖の差があまりにも大きく、不覚にも風邪をひいてしまいました。
ヤマーンタカの親近行を結願してから、精神的に緊張の糸が切れたようになっていたせいでもあります。
しかし、そんな情けないことばかり言っていられません。

ポタラ・カレッジの定期講習会では、明日(11月2日火曜)から、私の担当で新コース「チベット仏教入門」がスタートします。
今まで平日夕方のクラスに出席できなかった方にも配慮し、開始時間を30分遅らせて、午後7時から8時15分までの授業となります。時間が若干短い分、費用も割安です。
さらに、遠方の方などのため、通信受講もできるようになっています。

懇切丁寧な分かりやすい説明を心がけ、受講者の皆様が「チベット仏教の全体像を把握できた!」と実感するような講習会にしたいと思います。
1回は無料で見学できます。
是非、お気軽にいらしてください。教室は、第2会場です。

10月31日(日) 大阪教室スタート!

ポタラ・カレッジ大阪教室が始まります。

今日の担当は、ゲシェー・ソナム師。
入菩薩行論」と「金剛薩埵浄化法」のクラスがあります。
予約なしでも参加できます。

会場は、大阪市天王寺区下寺町の應典院です。
詳しい行き方は、こちらを御覧ください。

10月29日(金) 「ガクリム」のコース、いよいよ開講!

明日(土曜)から、私の担当コースガクリムが始まります。
宗祖ツォンカパ大師の密教の主著『真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)』の一番美味しい部分、無上瑜伽タントラの生起次第と究竟次第を詳しく説き明かす第十一品以降がテーマです。

「ガクリム」のこの部分を集中して読んでいると、まるでツォンカパ大師からインド後期密教の手ほどきを受けているような気分になってきます。
目から鱗の落ちる貴重な教誡を、次々に与えられるような感覚です。
この素晴らしい感動を、受講者の皆様と共有できるような講義ができたらいいな・・・と思っています。

無上瑜伽タントラの大灌頂を受けていれば受講可能。
受講資格があれば、1回は無料で見学できます。
この機会に是非、ゲルク派密教の心髄を学びましょう!

10月26日(火) ヤマーンタカの親近行を満願

お久しぶりです。お蔭さまで、無事に帰国しました。

南インドの大本山デプン寺では、大阿闍梨チャンパ・リンポチェの御自坊で、リンポチェの指導を受けながらヤマーンタカ一尊の親近行を実修し、結願することができました。
これも、リンポチェの計り知れぬ御恩をはじめ、修行を手助けしてくださった僧侶の方々、さらにポタラ・カレッジの先生方や会員・受講者の皆様のお蔭です。心より、感謝します。

ヤマーンタカ一尊

ヤマーンタカ一尊'jigs mdzad dpa' bo gcig paは、ゲルク派密教の中で最も重要な行法の一つです。
「グヒヤサマージャの理論をよく学び、ヤマーンタカ一尊を徹底的に修行する」というのが、ゲルク派の密教行者の典型的な在り方になっています。

親近行bsnyen paとは、その本尊の成就法を集中的に修行することです。
ヤマーンタカ一尊の場合だと、宗祖ツォンカパ大師によってまとめられた「降魔 bdud las rnam rgyal」という成就法をもとに実践します。
成就法の儀軌どおりに我生起、供養、粗大と微細の瑜伽などを修習してから、真言を定められた数だけ念誦します。ヤマーンタカ一尊は、主尊だけだから、比較的短期間で回数を満たすことが可能です。
そのうえで、息災の護摩を修法し、結願となります。
これによって、弟子へ灌頂を授けるなど、金剛阿闍梨としての行ないができるようになります。
今回はさらに、リンポチェの御指導で、自灌頂bdag 'jugも厳修しました。これは、自分で自分に灌頂を授ける修法です。

言うまでもありませんが、親近行の円満は、あくまで密教の阿闍梨としての最低限の要件です。実際の中身を充実させるためには、さらに修行を積まなければいけません。私のごとき凡庸な行者は、「これからがいよいよ本格的な修行だ」と心得るべきでしょう。

南インドのデプン寺の様子や、今回の親近行の体験など、いずれこのサイトにページを作ってレポートしたいと思います。 → こちらを御覧ください。

9月30日(木) 今度こそデプン寺へ行きます

夏に行きそこねた南インドの大本山デプン寺へ、今度こそ本当に行ってきます。
前もって書くとまたコケそうだから、直前にしました。明日出発で、10月末に帰国する予定です。
日常と一切離れて修行に専念したいので、このブログの更新も、帰国までお休みします。

今の時期は、新しい定期講習の受け付けなどがあるため、ポタラ・カレッジ事務局の仕事は結構忙しいです。こんなとき私用で長く休んだら、普通の会社だとクビかもしれませんね・・・。
だから、今回修行の機会が与えられるのは、ポタラの先生方や会員ボランティアの方々のお蔭だということを肝に銘じ、一生懸命精進したいと思います。

秋に南インドへ行くのは、初めてです。数日前に電話で聞いてみたら、雨季もほとんど明けて、天気は良いそうです。ということは、少し暑いのかな?
デプン寺が再建されたムンゴットは、アラビア海沿いのゴアから西ガーツ山脈を越えたところにあります。帰りにゴアのビーチリゾートで休養するのが理想的な定番コースですが、今回は忙しいからそうもゆきません。

ではまた、10月末にお目にかかりましょう。
デプン寺の様子など、いろいろレポートできると思います。

9月26日(日) 「密教の地と道」のコース終了

昨日、私の担当クラス「密教の地と道」の最後の授業を行ない、1年半に渡ったコースを無事に終えることができました。
最後まで熱心に受講してくださった皆様、本当に有難うございます!

このコースは、「ゲルク派版チベット死者の書」の著者として知られるヤンチェン・ガロ師の教え、「グヒヤサマージャ聖者流に合わせた密教の地と道の解説」をテキストとしつつ、宗祖ツォンカパ大師の「五次第明灯」なども参照しながら講義を進めてきました。

無上瑜伽タントラ究竟次第の概要が主なテーマなので、内容的には非常に高度なレベルです。
「そんなにハイレベルなことを学んでも、すぐには実践できないのでは? 灌頂を受けたら、まず生起次第を修行すべきなのだから」と思う方もいらっしゃるかもしれません。それは確かに、一面の真実です。
しかし、究竟次第の大筋の流れとその意味を知ったうえで生起次第の成就法を実践するならば、とても効果的な修行になります。いわば、本当に無上瑜伽タントラの妙味を生かした本尊ヨーガを実修できるのです。

これは私見ですが、生起次第の成就法は、行者の心の持ち方次第で、「瑜伽タントラ的な本尊ヨーガ」にもなり得るし、「究竟次第志向の本尊ヨーガ」にもなり得ると思います。
無上瑜伽タントラの本当の素晴らしさが発揮されるのは、もちろん後者のほうです。

話は変わりますが、今日は久しぶりに、ポタラ・カレッジ東京センターで「定例法要」があります。午後6時45分からです。

9月23日(木) 秋からの定期講習の情報

ポタラ・カレッジの公式サイトに、秋からの定期講習の情報をアップしました。18日の記事で触れた案内書のウェブ版です。

概要は、こちらを御覧ください。

私の担当は、「チベット仏教入門」と「ガクリム 無上瑜伽二次第」です。

他にも、クンチョック先生の「般若心経」や「菩薩戒」、ガワン先生の「チベット死者の書」や「チベット語入門」など、充実した内容の新コースが開講されます!

ゲシェー・ソナム師の「前行道場」も、今回は一番最初の課題「帰依と発菩提心」に戻るので、新しく修行を始めるチャンスです!!

9月18日(土) 19日は京都教室フィナーレ

ポタラ・カレッジ定期講習の秋からの案内書が出来あがりました。
会員の方へは、昨日から配付を始めています。
郵送は、来週初めか中頃ぐらいまでに届くと思います。

今回は、通信受講など新しい企画がいろいろありますから、是非よくお読みになってください。
不明な点は、遠慮なくお問い合わせを。TEL.03-3251-4090 info@potala.jp

ところで、ポタラ・カレッジの関西での定期講習は、10月から大阪教室として再スタートします。
京都教室は、明日19日(日)が最終回です。

ポタラ・カレッジの設立以来ずっと、京都教室の会場として使用させていただいた東本願寺門前の和敬精舎は、今年で閉鎖されるそうです。とても感慨深いですね・・・。
かつて京都教室で学んだ方々も、名残り惜しい和敬精舎での最後の授業に、参加なさってみてはいかがですか?

9月12日(日) 秋の特別講演と集中講座

ポタラ・カレッジの公式サイトに、9月~10月の行事の御案内をアップしました。

チベットの密教法具、維摩経の解説、ドゥータ入門、グルプージャ儀軌の要点解説・・・と、バラエティに富んだ内容です。

この四つの中で、あまり馴染みのない言葉は、「ドゥータ」でしょうか。
これは、チベットの僧院教育課程で最初に勉強する科目です。アビダルマや仏教論理学をもとにして、様々な存在の分類や関係性を学び、問答の基礎を習得します。
堅苦しそうに聞こえるかもしれませんが、お寺で少年僧侶たちが勉強する内容ですから、本質的にはそんなに難しくありません (面倒な問答をやりだすと、きりがないですけれど・・・笑)。
このサイトでは、「チベット仏教の雑学」のページの前半で、簡単に紹介しています。
ちょっと面白そうでしょう(笑)。

9月 7日(火) 新企画! 仏教入門コース

秋から始まるポタラ・カレッジ東京センターの定期講習で、「チベット仏教入門」というコースを、私の担当で新規開講することになりました。
「日本の仏教と、どこが同じで、どこが異なるか」という点を明らかにしたうえで、チベット仏教の教理と実践の仕組みを、体系的に紹介してゆくつもりです。
初心者の方に分かりやすいよう、懇切丁寧に説明します。

毎週火曜、午後7時~8時15分、第2会場にて。
今まで夕方クラスの時間に間に合わなかった方に配慮し、開始時間を他のクラスより30分繰り下げました。授業時間が多少短い分、費用も抑えてあります。
また、遠方の方やお忙しい方のために、通信受講も併用できるようにします。
「チベット仏教を学んでみたい」と思いながら、これまで様々な事情でチャンスがなかった方々へ、少しでも門戸を広げたい・・・という新企画です。
開講は、他のクラスより一週遅れで、11月2日(火)からになります。
1回は無料で見学できますから、関心のある方は是非いらっしゃってください!

9月 1日(水) 地震に備えを

今日から9月ですね。9月といえば防災月間。
8月10日の記事にも書きましたが、ここ最近、地球規模で四大種の乱れが顕著になっています。
政治や経済の乱れも相当ひどいので、ついそちらへ目がいってしまいがちですが・・・(苦笑)。
「四大種の乱れ」という視点から考えると、一見無関係な自然災害が続発することも、決して不思議ではないと思います。
特に地震は、科学的に「いつ起きてもおかしくない」と言われていますからね。

気をつけるにこしたことはありません。何事もなければ、それが一番です。

このページの先頭へ  2010年8月以前のブログへ

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional