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五次第明灯科文

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宗祖ツォンカパ大師ロサン・タクパ
『五次第明灯』の科文

『五次第明灯(リムガ・セルドゥン)』は、「グヒヤサマージャ(秘密集会)」聖者流の究竟次第について、その深遠な内容を極めて明確に解説したツォンカパ大師最晩年の名著です。無上瑜伽タントラの最奥義、ゲルク派密教の最終到達点と位置づけられます。
その全体の構成を示す科文の和訳は、次のとおりです(省略されている支科範については、後日掲載の予定)。



タントラの王吉祥秘密集会の秘訣、五次第を極めて明確に示す灯火。

1.〔父母〕両タントラの設定。
1-1.無上{瑜伽}タントラに関して名称の区分が生じた在り方。
1.2.名称の意味と一致した両タントラの区分を示す。
1-2-1.疑問点を記す。
1-2-2.それについてそれぞれの認め方を説く。
1-2-2-1.他の流儀。
1-2-2-2.自らの流儀。
1-2-2-2-1.方便般若不二タントラの設定のしかた。
1.2.2.2.1.1.直接の意味。
1-2-2-2-1-2.疑義を除く。
1-2-2-2-2.方便般若それぞれのタントラの意味を示す。
1-2-2-2-2-1.「ヴィマラプラバー」等の所説。
1-2-2-2-2-2.「ヴァジュラパンジャラ」等の所説。
1-2-2-2-2-2-1.他の者が分別した極端論を否定する。
1-2-2-2-2-2-1-1.他の者の流儀。
1-2-2-2-2-2-1-2-それを否定する。
1-2-2-2-2-2-2.よく安住する立場を設定する。
1-3.方便タントラについて詳しく説く。
1-3-1.方便タントラを〔貪瞋痴の〕三つに分類する。
1-3-2.「秘密集会」について詳しく説く。
1-3-2-1.「根本タントラ」や「続タントラ」という〔呼び方の〕意味、及び釈タントラの数々を示す。
1-3-2-2.釈タントラがどのように説かれているかという在り方を示す。
1-3-2-2-1.「続タントラ」と「密意解釈」がどのように説かれているか。
1-3-2-2-2.「金剛鬘」などの三者(他は「四仏母勧請」と「智金剛集」)がどのように説かれているか。
2.「秘密集会」の偉大さを述べる。
3.その密意が解釈された次第。
4.聖者流の典籍の数々。
4-1.聖者御父子二人(ナーガールジュナ、アールヤデーヴァ)が典籍をどのように著述なさったか。
4-2.残る三人の愛弟子(ナーガボーディ、シャーキャミトラ、チャンドラキールティ)が典籍をどのように著述なさったか。
4-3.彼らの後継者たちが典籍をどのように著述なさったか。
5.その秘訣がチベットへ伝わった在り方。
6.宝の如き教誡の実際の意味内容。
6-1.〔顕密〕二つの大乗共通〔の道〕、或は道一般を行じる方軌。
6-2.〔密教〕不共〔の道〕、或は特に「秘密集会」の道を行じる方軌。
6-2-1.〔生起・究竟〕二次第の道の器たらしめる〔方軌〕。
6-2-2.器となってから、三昧耶と律儀を清浄に〔保持〕する〔方軌〕。
6-2-3.三昧耶と律儀を清浄に〔保持〕してから、道をどのように修習するかという〔方軌〕。
6-2-3-1.〔生起・究竟〕二次第の順序を決定する。
6-2-3-2.〔決まった〕順序のある二次第を修習する方軌。
6-2-3-2-1.生起次第の修習法。
6-2-3-2-1-1.生起次第〔として〕どのぐらいのことを修習すべきか。
6-2-3-2-1-2.どのような次第で行じるか。
6-2-3-2-2.究竟次第の修習法。
6-2-3-2-2-1.一般論として究竟次第の主要点たるe vam二〔字〕の義を略説する。
6-2-3-2-2-1-1.得るべき果のe vam。
6-2-3-2-2-1-2.得る手段たる道のe vam。
6-2-3-2-2-1-3.それを導き出す手段たる標幟のe vam。
6-2-3-2-2-2.e vam二〔字〕の義を広説する。
6-2-3-2-2-2-1. e vam二〔字〕の了義を広説する。
6-2-3-2-2-2-1-1.楽空無差別の空と悲の義を説く。
6-2-3-2-2-2-1-1-1.空の義を説く。
6-2-3-2-2-2-1-1-1-1.輪廻の根本を識別把握する。
6-2-3-2-2-2-1-1-1-2.それを滅する無我の見解を追求する流儀を〔中観派と〕等しく示す。
6-2-3-2-2-2-1-1-1-3.〔中観派と〕等しくなく認めることを否定する。
6-2-3-2-2-2-1-1-2.楽の義を説く。
6-2-3-2-2-2-1-1-3.楽空無差別として結びつける在り方を説く。
6-2-3-2-2-2-1-1-3-1.直接の意味。
6-2-3-2-2-2-1-1-3-2.それに関する論議に決着をつける。
6-2-3-2-2-2-1-2.二諦無差別の空と悲の義を説く。
6-2-3-2-2-2-1-2-1.直接の意味。
6-2-3-2-2-2-1-2-2.そのように説くべき理由。
6-2-3-2-2-2-1-2-2-1.色身の不共の因という門から証する。
6-2-3-2-2-2-1-2-2-2.浄化基体の不共の要点という門から証する。
6-2-3-2-2-2-1-2-2-3.本尊生起法の要点に依拠して証する。
6-2-3-2-2-2-1-2-2-4.方便般若一体無差別の要点に依拠して証する。
6-2-3-2-2-2-2.それを引き起こすために、標幟のe vamの門から身体に於て要点を突く必要性を示す。
6-2-3-2-2-2-2-1.楽空無差別の倶生を引き起こすために、身体で要点を突くべき流儀。
6-2-3-2-2-2-2-1-1.二つの方便を総論的に示す。
6-2-3-2-2-2-2-1-2.それぞれ説く。
6-2-3-2-2-2-2-1-2-1.明妃の印の方便。
6-2-3-2-2-2-2-1-2-2.内なる脉管や風などを修習する方便。
6-2-3-2-2-2-2-2.二諦無差別の双運を引き起こすために、身体で要点を突くべき流儀。
6-2-3-2-2-2-2-2-1.究竟次第の諸道を生死中有の次第の如く引き起こす必要性。
6-2-3-2-2-2-2-2-2.それに依拠して、身体で要点を突く流儀を説く。
6-2-3-2-2-3.特にこのタントラ(秘密集会)の究竟次第を説く。
 この科範には、支科範がさらに詳細に設定されています(後日掲載予定)。
 「秘密集会」聖者流の究竟次第を徹底的に解説するという、『五次第明灯』の核心部分です。この中で、定寂身→定寂語(金剛念誦次第)→定寂心(心清浄次第)→幻身(自加持次第)→光明(楽現等覚次第)→双運(双運次第)という六段階の行法が、根拠となる教証や理論とともに極めて詳しく解説されています。
6-2-3-3.二次第を効果的にする方便行。
6-2-3-3-1.行一般の解説。
6-2-3-3-1-1.行一般の分類を説く。
6-2-3-3-1-2.特定の行に関し、阿含との矛盾を解消する。
6-2-3-3-1-2-1.「行合集灯」の所説を記して、その意味を説く。
6-2-3-3-1-2-2.それに関して、他の〔者の〕論難を排する。
6-2-3-3-2.無上〔瑜伽〕の行を詳しく説く。
6-2-3-3-2-1.行の分類の説かれ方。
6-2-3-3-2-2.三〔種〕の行それぞれの定義。
6-2-3-3-2-3.行を修する儀軌。
6-2-3-3-2-3-1.有戯論と無戯論の行を修する方軌。
6-2-3-3-2-3-1-1.共通の儀軌。
6-2-3-3-2-3-1-2.それぞれの儀軌。
6-2-3-3-2-3-1-2-1.有戯論の儀軌。
6-2-3-3-2-3-1-2-2.無戯論の儀軌。
6-2-3-3-2-3-2.甚無戯論の行を修する方軌。
6-2-4.修習した辺際に、果をどのように得るかという方軌。

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