FrontPage
トップページ
ポタラ・カレッジ 秋からの定期講習の御案内は こちら
このサイトの主な内容
ゲルク派の概要
チベット仏教の歴史と特色
ラムリムの概要
教理の考察
『真言道次第広論』全篇の科文
『五次第明灯』全篇の科文
カーラチャクラの行法次第
チベット死者の書
チベット仏教と般若心経
文殊菩薩の礼賛偈
チベット仏教と阿弥陀如来
ダライ・ラマ法王講演('03年来日講演レポート)
チベット仏教の雑学
無上瑜伽灌頂受者のページ(パスワード認証)
チッタマニ灌頂受者のページ(パスワード認証)
自己紹介
ヤマーンタカの親近行
ギュトゥー寺での密教学修 2012
ギュトゥー寺での密教学修 2014
ギュトゥー寺での密教学修 2017
著書・訳書の紹介
新著「ツォンカパのチベット密教」の紹介ページ
ブログ (適宜更新します)
新しい内容
詳しいサイトマップはこの扉から (下の写真をクリックしてください)
お知らせ
● ポタラ・カレッジ東京センターの2024GW特別講習「般若心経と密教」を担当します。4月29日(月・祝)午前11時~午後5時です。オンライン、通信兵用。どなたでも受講していただけます(要申込)。詳しくはこちらのページを御覧ください。
● 拙著『チベット密教 修行の設計図』の第3刷が出ました。しばらく品切れになって御不便をおかけしておりましたが、再び書店等でお求めいただけるようになりました。この本は、初心者の方にも分かりやすいように書いたつもりですので、これからチベット仏教を学修してみたいという方も、是非お読みになっていただきたいです。内容の紹介など、こちらのページを御覧ください。
● お蔭様で、拙著『ツォンカパのチベット密教』が重版されました。書店等でお求めいただけます! 宗祖ツォンカパ大師の密教の主著『真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)』をテーマにした研究書です。内容の紹介など、こちらを御覧ください。
サイト開設の御挨拶
チベット仏教普及協会《ポタラ・カレッジ》事務局長の齋藤保高です。
このたび、私の個人サイト「チベット仏教ゲルク派 宗学研究室」を立ち上げました。
本サイトの目的は、チベット仏教の最大宗派であるゲルク派の伝統教学について、当事者の立場から質の高い情報を発信することです。
具体的には、
1.チベット仏教を自らの信仰、実践の道とされている方々へ、学修の指針となる有意義な情報を提供すること
2.チベット学や仏教学等の研究者の方々へ、有用な情報を提供すること
3.チベットや仏教に関心をお持ちの一般の方々に、チベット仏教の正しい姿を知っていただくため、分かりやすい情報を提供すること
という三点を考えています。
ウェブサイトとしての派手さはありませんが、あくまでコンテンツのクオリティを重視し、皆様にとって本当に役にたつサイトを目指したいと思います。
現時点では、構想のごく一部分しか着手していません。とりあえず、出来あがったところから順に公開し、軌道修正しながら内容を増やし、充実したサイトにしたいと考えております。
不ゆき届きな点も多いでしょうが、どうか長い目で見守ってくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
平成22年3月12日
チベット仏教の宗学の提唱
仏教をテーマとする学問(広義の仏教学)には、大きく分けて二つの立場があります。簡単にいえば、宗門の外からの視点で客観的に考察する立場と、宗門内の当事者の視点で主観的に考察する立場です。一般には、前者を狭義の「仏教学」、後者を「宗学」と呼んでいます。
宗学の場合、基本的には、「宗祖の教えは正しい」という前提で成立しています。宗門に連綿と伝えられてきた伝統教学を継承しつつ、現代社会の状況に応じてそれをどう解釈するか、実践修行や日常生活にどう活用してゆくか・・ということが主な課題となります。つまり、その宗門の信者や実践者のための学問です。
これまで我が国では、日本の伝統仏教各派の教えをテーマとし、仏教学と宗学の両面から充実した研究が行なわれてきました。ところがチベット仏教をテーマとする研究の場合、「日本人ならば当然部外者だ」という前提があったので、宗学面からのアプローチは成立し得ませんでした。それが何を意味するかといえば、ことチベット仏教に関しては、宗祖の教えに立脚して伝統教学を継承する学問的立場が、わが国には存在しなかったということです。
もちろん、外部から客観的に考察する学問としてなら、チベット仏教に関する優れた研究成果が、我が国でも長年にわたって蓄積されています。それらが大変有意義なものである点、及びそれらに携わってこられた先生方が概ねチベット仏教に好意的である点を、私はよく承知しております。私自身も、それらの研究成果の恩恵を、少なからず享受しているはずです。
そうであっても、チベット仏教の宗学が我が国に存在しないことは、必要とされる学問分野の欠落だと言わざるを得ません。なぜなら、最近の十数年で、現実の状況が大きく変化しているからです。「日本人はチベット仏教の部外者である」という前提は、もはや完全に時代遅れの考え方です。今日、チベット仏教を自らの信仰とし、その道を真剣に実践している日本人は、少数ながら確実に存在します。私自身もその一人だし、私の所属するポタラ・カレッジでも、そういう方は少しづつ増えています。実践者にとって本当に役にたつ知識や理論は、宗学によってこそ得られるのです。
こうした状況を考慮するならば、「チベット仏教の宗学」をわが国に於て確立する機運は、今や熟しつつあるといえるでしょう。本サイトは、この点を強く意識し、チベット仏教ゲルク派の宗学の立場を鮮明に打ち出して情報発信を行なってゆきます。
本サイトの立場と基本方針
- 本サイトは、チベット仏教普及協会《ポタラ・カレッジ》事務局長(講師兼任)の齋藤保高が管理する個人サイトです。
- チベット仏教ゲルク派の伝統教学について、一当事者の立場から情報提供を行ないます。
- 宗派を特定する理由は、管理者個人がゲルク派の教えを学修しているからであり、他宗派の正統性を否定する意味ではありません。
- 本サイトを通じて、布教・勧誘を行なうことはありません。
- 本サイトでは、チベットの政治的な問題については取り扱いません(私自身がこの問題に無関心だというわけではありませんが、本サイトはあくまで、チベット仏教の伝統教学についての情報提供が目的です。政治的な問題に関わりたくない方も、安心して御利用ください)。
- 本サイトの閲覧・利用は、すべて無料です。
- 各ページの構成はできるだけシンプルなものとし、条件の悪い環境でも閲覧できるように心がけます。
- 本サイトへのリンクは、フリーです(ご連絡をいただければ、ありがたいです)。
- 本サイトのコンテンツの著作権は、特記のない限り、管理者齋藤保高に帰属します(引用する場合は、紙媒体の著作物と同様のルールに従い、出典等を明記してください)。
- 本サイトは、新興宗教や新新宗教(特に、オウム真理教、アレフ、ひかりの輪)とは一切関係ありません。
- 本サイトは、ダライ・ラマ14世法王が否認なさっているシュクデン信仰とは一切関係ありません。
本サイトのドメイン・ネーム「 ドル-セム.jp 」について
rdor-semsは、チベット語の綴りをローマ字表記したもので、金剛薩埵の略称です。最初のrと最後のsは発音しません。チベット語を学んでいる方は、「 ドル-セム.jp 」と記憶しておけば、URL入力で簡単にトップページを開けます。
サイト開設 平成22年3月12日
a:372039 t:8 y:33