ポタラ・カレッジ齋藤保高の個人サイトです。チベット仏教の伝統教学について、質の高い情報を提供します。

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このページは、数日おきに更新します。
ブログのように、新しい記事を上に加えてゆきます。
古い記事は、数箇月程度で、過去のブログのページへ移します。
ポタラ・カレッジの近況報告や行事に関することなど、最新の情報を書きますから、是非頻繁にチェックしてみてください。

2月14日(水) 祈願大祭法要

チベット暦の1月15日(今年の場合、新暦の2月24日)は、お釈迦様が神変により諸魔を降した日とされています。ダライ・ラマ法王の仮宮殿があるダラムサラの中央寺院では、この日を中心に祈願大祭(ムンラム・チェンモ)が挙行され、大勢の人々が参集します。
ポタラ・カレッジでは、コロナの問題が生じて以来、祈願大祭もオンラインで実施してきました。しかし今年は、従来のやり方に戻して、東京センターで「祈願大祭法要」を厳修します。それとともに、オンラインでも御参加いただけるように致します。2月24日(土)午後6時15分からです。詳しくは、公式サイトでこちらのページを御覧ください。


2月12日(月・祝) 善通寺灌頂会の記録

昨年12月に大阿闍梨チャト・リンポチェ猊下をお招きして開催された「善通寺チベット密教灌頂会」の記録ページをアップしました。
こちらです。

弘法大師と秘密集会

主催者の善通寺道灯会様からも貴重なお写真の数々を御提供いただいたので、それらを中心にして、短い説明を適宜加えてあります。
保存版にしますから、参加された方々は、ときどき御覧になってください。灌頂の記録を目にすることで、極めて貴重な教えを受法した意義を再認識し、日々の修行に生かしてゆけると思います。

2月10日(土) チベット暦新年

༄༄།། ནམ་ལོ་གསར་ལ་བཀྲིས་བདེ་ལེགས་ཞུ །།

本日は、チベット暦2151年の元日です。
新年「ロサル」を迎え、チベットの人々が平和で幸福な生活を送れるよう、心からお祈り致します。

12月に善通寺とポタラ・カレッジで灌頂があり、他にも定期講習の一部科目が年明けに開講したり、灌頂のフォローとなる講習が続くなど、このところずっとバタバタしていて、すっかりブログの更新をサボってしまいました。申し訳ないです。
ロサルにあたり、今年もまたよろしくお願い致します!

11月30日(木) ツォンカパ大師御縁日法要

チベット暦の10月25日(今年の場合、新暦の12月7日)は、ゲルク派宗祖ツォンカパ大師が御入滅の理趣をお示しになった御縁日で、「ガンデン・ガチュー」といいます。
ポタラ・カレッジでは、コロナの問題が生じて以来、「ガンデン・ガチュー」もオンラインで実施してきました。しかし今年は、従来のやり方に戻して、東京センターで厳修します。それとともに、オンラインでも御参加いただけるように致します。12月7日(木)午後7時45分からです。詳しくは、公式サイトこちらのページを御覧ください。

11月23日(木・祝) チャト・リンポチェ 灌頂の御案内

現代のチベット仏教界を代表するゲルク派の高僧 チャト・リンポチェ猊下が、総本山善通寺(真言宗善通寺派・香川県)の招聘により御来日され、チベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)東京センターでも12月下旬に密教の灌頂を授けてくださいます。

大阿闍梨チャト・リンポチェ猊下

一般向の行事としては、顕密共通の道を説く「前行御法話」と、所作タントラに基づく「孔雀明王の許可灌頂」、「十一面観自在の許可灌頂」があります。いずれも、リアルタイムのオンライン受法が可能です。詳しくは、こちらを御覧ください。
御参加いただくには、必ず事前の受法お申し込みが必要です。お申し込みの受付は、12月12日(火)で全て締め切ります。

ポタラ・カレッジ会員限定の行事としては、無上瑜伽の中でも母タントラの上首となる「チャクラサンヴァラ(最勝楽)」ルーイーパ流の大灌頂を、12月23日(土)と24日(日)の二日間で厳修します。
これは、顕密共通の道として「ラムリム」や「ロジョン」を学修していることが受法資格となります。今までにたくさんの灌頂を受けたというようなことよりも、顕密共通の道にどれだけ真摯に取り組んでいるかが、遙かに重要です。この点をよく了解していることが、ある意味一番大事かもしれません。
大灌頂受法後の三昧耶(誓約事項)は、「六座グルヨーガ」を毎昼夜、「三清浄瑜伽」を毎日修行することです。

今回の密教伝授の開催にあたっては、11月20日(月)まで10日間、現在の定期講習等の受講者を優先して申し込みを受け付けました。現在の受講者の中には、密教の修行を真剣に志して、顕密共通の道の学修を本当にまじめに重ねてきているのに、コロナの影響で灌頂受法の機会に恵まれなかった方々が数多くいらっしゃいます。まずはそうした受講者たちに、今回は是非とも灌頂を受けていただきたい・・という趣旨から、主催者ポタラ・カレッジの重要な方針として上記の取り扱いをさせていただきました。
その結果、「チャクラサンヴァラ」の会場受法は、11/20の時点で受付締め切りとなっています。ポタラ・カレッジ会員で受法資格のある方ならば、オンライン受法のお申し込みは今からでも可能です。
その他の一般向け行事は、現時点でまだ会場受法も可能です。ただし残枠は、あまり多くありません。オンライン受法ならば、急がなくて大丈夫ですけれど、12/12で最終的に受付を全部締め切るので、あらかじめ御留意いただけると助かります。

11月17日(金) ヤマーンタカ砂曼荼羅公開

8月16日の記事で紹介した「ヤマーンタカ 一尊」砂曼荼羅の後日談です。あの後すぐ、山形市から香川県の小豆島へ運ばれ、保安寺(ほうあんじ)というお寺に奉納されました。同寺では、本堂に隣接する新しいお堂にこの砂曼荼羅を安置し、11月13日(月)から公開しているとのことです。

保安寺;ヤマーンタカ 一尊砂曼荼羅

写真は、お寺の副住職から御提供いただいたものです。
拝観時間は午前9時~午後5時、維持管理のための拝観料500円(高校生以下無料)、お参りの際に御一報いただけると助かります・・とのことです。お寺の所在地、連絡先等は次のとおり。

随光山 保安寺真言宗善通寺派
香川県小豆郡小豆島町蒲生甲1277
TEL.0879-75-0247
御本尊 十一面観世音菩薩(行基菩薩の作、永代秘仏
小豆島霊場第四十番
公式サイト http://houanji.or.jp/

10月 5日(木) 秋からの定期講習

お待たせしました! この秋に開講する定期講習の御案内ページが出来ました。こちらです。

東京センターは、10月16日(月)より順次始まります。新規開講は、次の2科目です。それ以外のクラスは、9月までの内容の継続となります。

1.中観荘厳論 担当:ガワン・ウースン
 月曜 午後6時30分~8時 10月16日開講 教室/オンライン/通信併用
 『中観荘厳論』は、チベットへ最初に本格的な仏教を伝えたナーランダ寺の長老、シャーンタラクシタの主著と位置づけられる論書です。そこでは、中観派の中でも、瑜伽行自立論証派の見解が説かれています。この見解は止観の実修面で大変効果的なので、瑜伽行自立論証派の根本的な論書を読み解くことは、とても貴重な機会となるはずです。

2.前行道場 六加行法 担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン
 日曜 午後5時~6時30分 2024年1月7日開講 教室/オンライン/通信併用
 「六加行法」は、顕密共通の道である「ラムリム」の前行として、六つの次第にまとめられた内容を修行するやり方です。今回のコースでは、それをパンチェン・ラマ四世(一世とする場合もあります)ロサン・チューキ・ギェルツェン大師の『ラムリム・デラム』に基づいて実践指導します。これは、やや密教的な手法で「六加行法」などを瞑想するやり方です。

10月 3日(火) 河口慧海展

上野の東京国立博物館で行なわれている特集「日本初のチベット探検 僧河口慧海の見た世界」を、10/1(日)に拝観してきました。
河口慧海師ゆかりの仏像や文化財などが、親類縁者の方々から博物館へ寄贈されて50年になるのを記念し、それらの品々を一堂に集めて展示した企画です。本館1階14室にて、10月9日(月・祝)まで。

河口慧海招来;ネパールの菩薩立像

写真は、河口慧海がネパールから招来した菩薩立像(14~15世紀)。光背や台座まで完全に揃っているネパールの木彫仏像として、貴重な存在だそうです。
このほか、河口慧海がインドから持ち帰った栴檀に高村光雲が彫刻した釈迦如来立像(1928年)、チベット潜入中に収集したツァツァ(小さい塑像)や念珠などをはじめ、貴重な仏像、法具、文化財が展示されています(もう少し早い時期に見学して御報告できればよかったのですが、延び延びになってしまい恐縮です)。

9月23日(土・祝) 秋季集中講座

10月の秋季集中講座として、ポタラ・カレッジ東京センターで、次の2つを予定しています。

10/7(土)~8(日)三十七菩薩行」ガワン・ウースン師担当 大乗仏教の教えと実践を概観、顕密共通の道の学修として最適な内容です。

10/14(土)~15(日)ダライ・ラマ 科学と哲学Ⅴ」クンチョック・シタル師担当 今回から新しいテーマ、止観の瞑想について考察します。

詳しくは、こちらのページを御覧ください。そのページ内で、受講のお申し込みもできます。

9月11日(月) チッタマニ・ターラー行法伝授

ポタラ・カレッジ25周年行事の一環として、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師による「チッタマニ・ターラー尊の行法伝授」を、9月18日(月・祝)23日(土・祝)の2日間で行ないます。詳しくは、こちらのページを御覧ください。教室出席枠も、現時点でまだ少し残っています。

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