ポタラ・カレッジ齋藤保高の個人サイトです。チベット仏教の伝統教学について、質の高い情報を提供します。

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ブログのように、新しい記事を上に加えてゆきます。
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ポタラ・カレッジの近況報告や行事に関することなど、最新の情報を書きますから、是非頻繁にチェックしてみてください。

5月26日(木) 無我の意味と菩提心

5月5日の記事の続きです。
大乗仏教は、「個」を徹底的に大切にする・・・と言いましたね。そうすると、「個は無我のはずだ。“個を徹底的に大切にする” などと言うのは、無我を理解していないからではないのか?」という疑問が出てくるかもしれません。
ならば、無我という仏教用語の意味を、漢字のニュアンスに引き摺られずに、よく考えなければいけません。中観派の説く無我は、「色即是空」の空と同じ意味で、何らかものの実体(自性・我)が全く無いということです。その「何らかのもの」は、何でもよいのです。例えば、瓶とか柱とか・・。そしてもちろん、個人それぞれにも、実体は全く無いということになります。
では、この場合の実体(自性・我)とは、一体何でしょうか? それをきちんと確定せずに、いくら無我や空を語っても、意味不明の感情論にしかなりません。 
中観帰謬論証派の見解によると、例えばここに瓶があるとして、この瓶の実体とは、「この瓶をこの瓶たらしめている本質的なものが、この瓶自体の側にある」と私たちが日頃自然に思い込んでいる、その思い込みが指向している先に措定されるものです。しかし、そのようなものが本当にあるかどうか徹底的に分析・追求してゆくと、結局「これだ」とつかめるものは何ひとつ見出せません。そのような実体の「無さ」が、無我や空という意味です。
この瓶の実体を追求したら何も得られないけれど、そのように実体を追求しなければ、瓶は目の前に確かに存在しています。瓶が存在すれば、瓶の色彩や形状など、様々な属性も確かに存在します。
瓶の代わりに、ある人について考えても、全く同様です。その人の実体を追求したら何も得られないけれど、実体を追求しなければ、その人は確かに存在しています。その人が存在すれば、身体や心の在り方として、様々な個性も確かに存在します。
「それをそれたらしめている本質的なもの」がそれ自体の側に全然無いのに、なぜ属性や個性を伴って瓶や人が存在しているのでしょうか? それは、因果関係をはじめとし、他のものごとと相互に依存しあう形で存在しているのです。仏教用語としての縁起は、そうした在り方を指し示す言葉です。
前回の記事でも紹介したパンチェン・ラマ一世『上師供養儀軌』の中に、無我と縁起が矛盾なく両立することを説いた偈があります。
 འཁོར་འདས་རང་བཞིན་རྡུལ་ཙམ་མེད་པ་དང་།
 རྒྱུ་འབྲས་རྟེན་འབྲེལ་བསླུ་བ་མེད་པ་གཉིས།
 ཕན་ཚུན་འགལ་མེད་གྲོགས་སུ་ཆར་བ་ཡི།
 ཀླུ་སྒྲུབ་དགོངས་དོན་རྟོགས་པར་བྱིན་གྱིས་རློབས།།
 輪廻と涅槃〔の諸法〕に自性が微塵もないことと、
 因果と縁起の確実性の両者が、
 互いに矛盾なく携えて現われるという、
 ナーガールジュナの密意を了解するよう〔ラマよ私を〕加持し給え。
『甚深道たる上師供養儀軌』の該当箇所はpp.66-67

話を元に戻すなら、「個は無我」ということは、この偈の一行めに説かれています。「個を徹底的に大切にする」というのは、二行めの枠組みでのことです。その二つは矛盾なく両立するというのが、中観派の大祖師ナーガールジュナの教えにほかなりません。
仏教用語の無我という意味を情緒的に受け取り、自我の確立されていない状態や没個性の状態を仏教の目指すべき理想として掲げるような論調を見聞することもありますが、それは大きな誤解だと思います。自我が確立されていないのは精神的に未熟なだけだし、没個性を強いるのは野蛮な全体主義でしかありません。
菩提心は、千差万別の個性をもつ衆生一人ひとりに対する大慈悲と、「一切衆生救済の重荷をこの自分一人で背負って立とう」という殊勝な決意がなければ、発することはできません。皆で一緒に救われようとか、既に救済活動をしている仏と一体化するとか、そんな誤魔化しのきく甘い話ではありません。「一切衆生救済の重荷を自分一人で背負って立つ」という、これほど強烈な自我意識が、他に何かあるでしょうか? 

最初に世俗菩提心を発するにあたり、空性了解がどうしても必須だということはありません。なぜなら、前回紹介した「自他の平等と置き換え」やその他の修練を通じて自己愛着を克服できるため、そうした状態から発する菩提心そのものは、自己愛着に染まった悪い意味での自我意識(いわゆるエゴイズム)とはなり得ないからです。
しかし、世俗菩提心と空性了解の両者は、相互に助けあってレベルアップしてゆく性質があるから、いずれ両方が必要になることは言うまでもありません。


5月20日(金) 「サカダワ法要」日曜に厳修

ポタラ・カレッジ東京センターで5月22日(日)午後6時45分から実施予定の定例法要を、「サカダワ法要」として厳修します。
「サカダワ」とはチベット暦4月のことで、お釈迦様に有縁の月とされ、功徳を積むのに大変よい機会と考えられています。今年の場合、サカダワが閏月となっています。新暦の5月7日から6月5日までが正サカダワ、6月6日から7月4日までが続サカダワです。
サカダワの満月の日(チベット暦4月15日、今年の場合新暦5月21日)は、お釈迦様の誕生・成道・涅槃の御縁日とされています(誕生については、4月8日とする説もあります)。
ポタラ・カレッジでは、その翌日になりますが、上記のとおり5月22日(日)午後6時45分から8時15分頃まで、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師が導師を勤めて「サカダワ法要」を厳修します。どなたでも御参加いただけます。御都合つけば、是非いらっしゃってください(事前の参加申し込み、予約等は必要ありません)。
また、御縁日の当日である21日(土)には、各自で「ティヤター・オーン・ムニ・ムニ・マハームナイェー・ソーハー」という釈尊の御真言をお誦えになるようお勧め致します。
◎ 『甚深道たる上師供養儀軌』(ポタラ・カレッジ叢書6)や『チベット仏教常用経軌集』(ポタラ・カレッジ叢書3)をお持ちの方は御持参ください。

5月11日(水) 文殊菩薩の礼賛偈

諸仏の智慧を体現する文殊菩薩の礼賛偈「カンロマ」のチベット文、読み方、和訳をアップしました。こちらです。
現在御来日中のダライ・ラマ法王猊下による文殊菩薩許可灌頂の際に配付される尊像の裏面に、「カンロマ」がチベット文で書かれていると思います。当初はこの拙訳をもとにした和訳も掲載される予定でしたが、五箇国語の訳を併記するスペースがないため、チベット語だけということになったそうです。
アップした内容は、2010年にポタラ・カレッジで大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師が文殊菩薩の許可灌頂を授けてくださった際に作った資料のままとなっています。今回配られるものとは、細部が若干異なっているかもしれませんが、大方は同じはずです。

5月 5日(木・祝) 自他の置き換えの教誡

シャーンティデーヴァ『入菩薩行論』第八品に、「自他の平等と置き換え」という発菩提心の教誡が説かれています。分かりやすく紹介すると、「幸せを望み苦しみを避けようとする点で、自分と他者は全く同じである。自分は一人なのに対し、他者は無数に存在する。それゆえ、たった一人の自己の利害に固執し、無数の他者の苦楽を顧みない今の自分の考え方は、あまりにも不合理だといわざるを得ない。そうした心の在り方を180度転換し、無数の他者の利益を第一に考える利他心を育もう。そのような利他心をもとにして、“一切有情を利益するために、自分自身が仏陀の境地を目指す”という菩提心を発することができる」という教えです。
確かにそうなのですが、この言い方は、危ない誤解を生む恐れもあります。それは、「一人と無数」という数の比較を行なっている点です。これを「個と集団」という意味に理解してしまうと、全体主義的・集団主義的な思想の根拠として用いられる危険性があると思います。
いろいろな機会にこの教誡の話題が出るたび、その意図を全体主義的な傾向で捉えたうえで、仏教的な優しいオブラードにくるんで納得してしまう人も結構いるではないか・・・と、私は一抹の不安を感じています。

では一体、この教誡の真意は、どう理解したらよいしょうか?
今の私のような低いレベルの凡夫は、強烈な自己愛着のせいで、大半の言動が自己中心的になっています。とにかく自分の利害が一番大事であり、それに比べれば、他者の苦楽など取るに足らぬものです。ときとして、家族や親しい人を自分以上に大事にすることもあるでしょうけれど、それは「自分にとって」大切な人たちだからです。
このような自己愛着を断ち切れないため、私のような凡夫は、無限の過去から輪廻という苦しみの世界に迷い続けてきたのです。稀に善行をなすことがあっても、大方は自己愛着に起因する諸煩悩のせいで悪行を重ね、それによって多くの他者を苦しめ、巡り巡って自分自身も苦しんできたのです。
一方お釈迦様は、そんな私と正反対の在り方です。自己愛着を断ち切って利他心を育み、菩提心を発して布施を始めとする六波羅蜜の菩薩行を積み、遂には仏陀という理想の境地を実現したのです。それはまさに、自利と利他を円満した状態にほかなりません。
このようにして、今の私の在り方とお釈迦様の在り方の両方を比べれば、その過失と功徳の差異は歴然としています。ならばお釈迦様に見習い、今の私が自分一人へ注いでいるその強烈な愛着のエネルギーを、無数の他者を慈しむことに振り向けてみようではないか。今の私が他者の苦楽に無頓着でいられる冷淡さを、自己中心的な利害に無頓着でいられることに振り向けてみようではないか。そのようにできれば、お釈迦様のケースと同様、未来には自分と他者の双方に最善の結果がもたらされるはずだ・・・というふうに考えて利他心を訓練してゆくことが、「自他の置き換え」の意味です。
つまり、自己愛着に凝り固まった心と、それを断ち切って無数の他者を慈しむ心という、この両者をありありと想起して比べることがポイントなのです。「一人と無数」というロジックも、その比較を鮮明にクローズアップするための表現だと思います。

パンチェン・ラマ一世『上師供養儀軌』の中に、こうした点を明確に説いている偈があります。
 མདོར་ན་བྱིས་པ་རང་དོན་ཁོ་ན་དང་།
 ཐུབ་དབང་གཞན་དོན་འབའ་ཞིག་མཛད་པ་ཡི།
 སྐྱོན་དང་ཡོན་ཏན་དབྱེ་བ་རྟོགས་པའི་བློས།
 བདག་གཞན་མཉམ་བརྗེ་ནུས་པར་བྱིན་གྱིས་རློབས།།
 つまり愚かな凡夫が自利のみ〔をなしてきたこと〕と、
 〔釈迦〕牟尼が利他ばかりなさってきたことの、
 過失と功徳の差異を了解する智慧をもって、
 「自他の平等と置き換え」〔の修行〕ができるように〔ラマよ私を〕加持し給え。
『甚深道たる上師供養儀軌』の該当箇所はpp.55-56

さて、そのように利他心を育んで無数の他者を慈しむには、具体的にどうアプローチすればよいでしょうか?
無数の他者の全体概念たる「一切有情共同体」みたいな集団を想定し、そのために滅私奉公することではありません。一切有情といっても、それは各々が千差万別の個性をもった人や生き物の集まりです。だから、無数の他者を慈しむというならば、個々の有情一人ひとりを尊重しなければならないのです(当面の現実としては、自分が出会ったり知り得る範囲でということになりますが・・)。そのとき誰か一人でも、尊重して慈しむ対象から排除してしまうならば、たとえそれ以外の無数の有情全てを慈しんだとしても、菩提心は成立しません。なぜなら、たった一人が欠けても、もはや「一切有情」ではないからです。どうですか? 「一人と無数」の関係、前と逆のパターンで出て来ましたね(笑)。
このように大乗仏教とは、「個」を徹底的に大切にする教えなのです。集団のために個を犠牲にするような全体主義とは、まさに正反対だといえるでしょう。

5月 1日(日) 金剛瑜伽女行法指導のお礼

一昨日に自分が担当させていただいたGW特別講習「ヴァジュラヨーギニー成就法略本の実修」は、熱心な受講者の方々がお集まりくださり、とてもよかったと思います。
私の説明が至らない点も多かったですけれど、同じ行法の実践経験がある修行者どうし集まって学修する機会は、非常に有意義だったと感じています。
改めて、参加者の皆様に感謝し、精進の功徳に随喜します。
もし後から質問などを思いついたら、遠慮なくお尋ねください。
この成就法の特色ともいえる意念誦と付帯究竟次第については、定期講習の「ヴァジュラヨーギニー成就法広本儀軌講読」で、さらに実践的な考察を深めてゆきたいと思います。

4月28日(木) 金剛瑜伽女行法指導参加者の方へ

前の記事にもあるように、明日(29日)の午前11時~午後5時、「ヴァジュラヨーギニー加持灌頂」受法者を対象に、成就法略本の行法指導を、私の担当で行なわせていただきます。
大日の七法で着座して風のヨーガ等の瞑想を実修するため、チベット式絨毯に座る形で行ないたいと思います。なので、参加者の皆様は、座りやすい楽な服装でいらっしゃってください(座るのが困難な方には、椅子を御用意します)。また、できれば、経軌や法具を置くための敷物を御持参なさった方がよろしいかと思います。

4月19日(火) GWの行事

ポタラ・カレッジ東京センターで、ゴールデンウィーク中に、次のとおり特別講習・集中講座を実施します。

1.特別講習 ヴァジュラヨーギニー成就法略本の実修
「ヴァジュラヨーギニー(金剛瑜伽女)」の加持灌頂受者を対象に、成就法略本儀軌の行法指導を行ないます。今回は、理論的な解説は少なめにして、各自で成就法を効果的に実修できるようになるため、行法を分かりやすく説明したいと思います。
※ 金剛と鈴、ダマル、内供器、念珠等をお持ちの方は、できれば御持参ください。なお、これらをお持ちでなくても、受講に全く支障はありません。
 担当:齋藤保高
 日時:4月29日(金・祝)午前11時~午後5時(途中、1時間の昼休み)
 受講資格:ヴァジュラヨーギニー加持灌頂受法者限定(要申込)。

2.集中講座 ナーロー六法Ⅱ
ゲルク派宗祖ツォンカパ大師の『甚深道ナーロー六法教導次第・三信具足』をダライ・ラマ十四世法王が伝授した際の講伝録をもとに、チャンダリー、幻身、光明、ポワ、トンジュク、中有という六種の秘訣について考察します。「チャクラサンヴァラ」大灌頂受者には、特にお奨めの内容です。
テキストの表紙や目次の画像に、その部分の和訳を付けたものを、こちらで御覧になれます。今回は、テキストのp.41「特別な前行」からになります。2日間では完結しないため、これからも継続して実施する予定です。 
 担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン
 日時:5月3日(水・祝)・4日(木・祝)
 両日とも午後1時~5時
 受講資格:無上瑜伽タントラ大灌頂受法者限定(要申込)。

3.特別講習 「中論」第十一品・第十二品の解説
中観派の根本聖典であるナーガールジュナ(龍樹)『中論』のうち、第十一品「前後の辺際の考察」と第十二品「自により作られたものと他により作られたものの考察」について解説します。この箇所は、人無我の論証の一環です。実在論者側から「輪廻があるから、輪廻を体験する者が居る。体験する者には、我があるのではないか?」という論難が投じられることを想定し、それに対する中観派の返答が提示されています。今日でもよく見受けられる「仏教は、無我説だから輪廻を否定している」などという誤解は、この教えをよく吟味すれば雲散霧消するはずです。
今回の特別講習では、ゲルク派宗祖ツォンカパ大師による『根本中論大註・正理の海』に沿い、できるだけ平易に説明します。
※ 講師の共訳書『全訳 ツォンカパ 中論註 正理の海』(起心書房)を参考図書に用います。
 担当:クンチョック・シタル
 日時:5月5日(金・祝)午前11時~午後5時(途中、1時間の昼休み)
 受講資格:どなたでも御参加いただけます(要申込)。

お問合せ・お申込みは、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpまで。

なお、大型連休期間中の東京センター定期講習については、今年はカレンダーどおりの取り扱いとします。
4/29(金)・5/3(火)・5/4(水)・5/5(木)は、祝日なので定期講習は休講となります。
4/30(土)・5/1(日)・5/2(月)、及び5/6(金)・5/7(土)・5/8(日)は、祝日ではありませんから普段どおり定期講習を実施します。

4月18日(月) 熊本地震の法要を24日に厳修

4月24日(日)午後6時45分からポタラ・カレッジ東京センターで実施予定の定例法要を、「熊本地震鎮静・復興祈願法要」として厳修します。犠牲者の追悼、地震活動の鎮静、被害の早期復興をお祈りしたいと思います。
導師はゲシェー・ソナム・ギャルツェン師が勤め、お誦えする経軌は定例法要とほぼ同じです。
法要の際に集まったお布施は、熊本地震のための義援金として全額寄付します(供物代はポタラ・カレッジで負担します)。
皆様でお誘い合わせのうえ御参加ください(事前の参加申し込み、予約等は必要ありません)。
◎ 『甚深道たる上師供養儀軌』(ポタラ・カレッジ叢書6)や『チベット仏教常用経軌集』(ポタラ・カレッジ叢書3)をお持ちの方は御持参ください。

4月17日(日) 『五次第明灯』の科文追加

『五次第明灯』の科文のページで、今まで省略していた「6-2-3-2-2-2. e vam二〔字〕の義を広説する」の支科範を、全部掲載しました。無上瑜伽タントラ一般に共通する究竟次第の要点を解説している、非常に中身の濃い箇所です。
このテーマが、楽空無差別と二諦無差別の両面から説かれていることは、特に意識すべき重要なポイントです。e vam二文字と結びつけるなら、前者の場合、eは空性、vamは大楽智となります。後者の場合、eは義の光明、vamは清浄な幻身です。光明は勝義諦、幻身は世俗諦と結びつくから、二諦と表現されるわけです。
ごく簡単にいえば、大楽の智によって空性を直観的に覚ることが「楽空無差別」です。それを完全な形で体験している状態が「義の光明」です。その義の光明と清浄な幻身が両立一体化している状態が「二諦無差別」ということになります。
このように楽空無差別と二諦無差別の意味内容をきちんと区別して整理しておくことは、究竟次第の行法を正しく理解するために欠かせません。

定期講習で私が担当している「五次第明灯」のコース、今期は「6-2-3-2-2-2-1-1-2.楽の義を説く」からになります。少し中途半端なので、「e vam二〔字〕の義を広説する」の冒頭から簡単に復習して、先へ進みたいと思います。
三大本尊に共通する究竟次第の核心に迫る部分だから、頑張って学んでゆきましょう!

4月16日(土) 熊本地震

被災者の皆様にお見舞い申し上げます。
ポタラ・カレッジの会員・受講者にも、熊本方面の方々がおられます。余震や誘発地震が続いているようですが、御無事を心からお祈りしたいと思います。

4月15日(金) タシデレでクンチョック師の講話会

4月23日(土)に、チベットレストラン&カフェ「タシデレ」で、ポタラ・カレッジのクンチョック・シタル師のお話があります。テーマは「ダライ・ラマとパンチェン・ラマの位置付けと役割と共に、近代チベットの歴史にふれる」。時間は午後3時~4時半頃。飲み物(バター茶かチャイ)とカブセ(チベットの揚げ菓子)がついて2,000円。お店への電話予約が必要です(03-6457-7255)。

会場のタシデレについては、こちら昨年6月8日の記事)を御参照ください。

4月11日(月) ポタラ公式サイト全面リニューアル

先週4月8日に、ポタラ・カレッジ公式サイトを全面リニューアルしました。
こちらを御覧ください。
URLは、以前と同じです。
但し、旧サイトの曼荼羅の絵のあるページ(www.potala.jp/top.html)にリンクやブックマークをしていると、新サイトは表示されません。お手数ですが、top.htmlを削除してください。

旧サイトでは、リアルタイムの更新が難しく、御不便をかけてしまったと思います。申し訳ありませんでした。
今後は、新しい情報を速やかにアップしてゆきますので、是非頻繁にチェックしてください。
新サイトは、スマホでもそのまま見やすく表示されるから、とても便利だと思います。

とりあえず現在は、今月下旬から始まる定期講習の情報提供を急がなければいけないため、必要最低限のコンテンツを掲載しています。これから少しづつ、参考になる読み物のページなども増やしてゆく予定です。

ポタラ公式サイトは、ITに詳しい会員の方々のボランティアによって成り立っています。新サイトのシステムは素人でも扱えるため、今後日常的な更新は私自身が行ないますが、会員のボランティアのお蔭だという点は変わりありません。心より感謝したいと思います。

4月 3日(日) ナーロー六法のテキスト

3月2日の記事で御紹介した次の週末の集中講座「ナーローの六法Ⅰ」(4月9日・10日実施、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン担当)についての追加情報です。

集中講座で使用するテキスト(チベット語)の表紙や目次の画像に、その部分の和訳を付けて、facebookのアルバムを作りました。
こちらを御覧ください(アカウント登録をしていなくても閲覧可能です)。

このテキスト、『ダライ・ラマ法王猊下がお授けになったナーロー六法の教導』というタイトルです。
最近、ダライ・ラマ14世法王の説法を全集にまとめるプロジェクトが幾つか進められていますが、その中の一つ、ガンデン・ボタン・トラストのシリーズ第1巻がこの本で、去年刊行されたばかりです。
目次を御覧になれば、全体の構成を大体把握できると思います。テキストの本は、受講者で希望する方には頒布します。宗祖ツォンカパ大師の『甚深道ナーロー六法教導次第・三信具足』本文と、それに対する法王猊下の解説が交互に載っているため、チベット語を学んでいる方には勉強になると思います。ゲシェー・ソナム師は、もちろんこれを日本語で説明しますから、チベット語を読まない方でも安心して御参加いただけます。

あと、話は変わりますが、昨年12月23日の記事に、写真を添付しました。

4月 1日(金) 定期講習案内書、本日発送

金剛瑜伽女

ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習は、昨年10月下旬に始まった学期が、昨日までで全て終了しました。受講者の皆様の御精進に、心より随喜したいと思います。

さて本日、新しい案内書・申込書を、会員の方々へ発送しました。来週の前半には届くと思います。会員以外の方にも、御請求があればお送り致しますので、遠慮なくおっしゃってください(info@potala.jp)。
来期は、4月20日(水)からスタートです。
新規開講は、「龍樹 “宝行王正論“ の解説」(土曜午後5時~、ガワン師)、「“ブッダパーリタ註” の解説」(木曜午後6時30分~、クンチョック師)、「“クンサン・ラメー・シェルン” の講読」(通信受講専用コース、ガワン師)、「チベット仏教入門 ユンテン・シルキュルマ」(第4木曜午後2時30分~、クンチョック師、ガワン師)などがあります。
詳しくは、こちらのページを御覧になってください。

写真は、私が担当している「ヴァジュラヨーギニー成就法広本講読」(日曜午前11時~)のコースで、我生起のヨーガの説明にあたって用いた尊像です。このコースは、来期も同じ時間帯に、継続して実施します。いよいよ、成就法の核心部分の行法に入ってゆくので、自分もすごく楽しみです!

3月28日(月) シャマル・ラムリムの止観

3月2日の記事で御紹介した今週末の集中講座「シャマル・ラムリムの止観」(4月2日・3日実施、クンチョック・シタル担当)についての追加情報です。
この教えは、ダライ・ラマ法王猊下がここ数年に渡って毎年12月に授けてこられた「十八のラムリムの大講伝」の中に入っています。関心のある方は、英文ですが、大講伝の公式サイトを御参照ください。
https://www.jangchuplamrim.org/
JANCHUB LAMRIM>The 18 Commentariesのページに紹介されています。
シャマル・パンディタ;十八ラムリム大講伝の公式サイトより転載
シャマル・パンディタ・ゲドゥン・テンズィン・ギャツォ(1852-1912)

この大講伝は、リン・リンポチェ猊下の発願により南インドのゲルク派大本山持ち回りで開催され、昨年12月のタシールンポ寺に於ける止観の伝授をもって全て成満しました。
ポタラ・カレッジのクンチョック・シタル師も、現地でこの止観の伝授を受法しています。
なので、今回の集中講座は、ダライ・ラマ法王の教えを直接聴聞したばかりのクンチョック先生から、『シャマル・ラムリム』の新鮮な教えの流れを受ける絶好の機会となるはずです。

3月26日(土) 東洋大学でクンチョック師の講演会

3月29日(火)に東洋大学仏教青年会の主催で、ポタラ・カレッジのクンチョック・シタル師の講演「チベット仏教の現状」が行なわれます。
時間は午後2時40分~3時50分、場所は東洋大学甫水会館4F特別会議室、どなたでも参加できるそうです。
詳しくは、主催者のサイトを御覧ください。
http://www.toyo-ymba.org/

3月21日(月・休) 春からの定期講習案内ページ

遅くなりましたが、4月下旬から始まるポタラ・カレッジ定期講習の御案内ページを作りました。
こちらです。

東京センターの新規開講は、「龍樹 “宝行王正論” の解説」(土曜17時~)、「 “ブッダパーリタ註“ の解説」(木曜18時30分~)、「瞑想教室 ラムツォ・ナムスム」(日曜15時15分~)、「前行道場 グルヨーガ」(日曜17時~)、「 “クンサン・ラメー・シェルン” の講読」(通信受講専用)、「チベット仏教入門 ユンテン・シルキュルマ」(第4木曜14時30分~)を予定しています。

私の担当は、継続開講コースの「五次第明灯」(土曜13時30分~)と「ヴァジュラヨーギニー成就法広本儀軌講読」(日曜11時~)の二科目です。今期も、ともに精進してゆきましょう!

なお大阪教室は、全てクンチョック・シタル師の担当となり、毎月第4日曜に「所作タントラの道次第」(11時~)と「入菩薩行論」(14時~)を実施します。

3月18日(金) 平日昼間の入門クラス開講

ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習、4月下旬スタートの新規開講コース、今回はもう一つ新しい企画を始めます。

チベット仏教入門「ユンテン・シルキュルマ」
宗祖ツォンカパ大師が「ラムリム」の要点を読誦用の短い偈頌にまとめた『ユンテン・シルキュルマ』を教材に、チベット仏教の教理・実践の枠組みを概観する初心者向けの講習です。
毎月第4木曜の午後2時30分~4時に実施。クンチョック・シタル師とガワン・ウースン師が交替で担当します。
今年9月までの実施日は、4/28、5/26、6/23、7/28、8/25、9/29を予定しています(但し、ポタラ・カレッジの行事等の都合で変更となる場合もあります)。
平日の昼間だと御都合のよい方にお奨め!
お問合せは、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpまで。

3月 2日(水) ポタラ・カレッジ3月・4月の行事

ついこのあいだお正月だったような気がするのに、早くも3月なんですねー(汗)。
さて今春は、高僧をお招きしての密教伝授がないため、ポタラ・カレッジ講師陣による特別行事を精力的に実施します。けっこうユニークで興味深い企画が多いですよ! 会場は、いずれもポタラ・カレッジ東京センターとなります。

1.特別講演「チベット仏教の祈祷」
3月21日(月・休)午後1時~6時
担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン
 厄除けや病気平癒、財運向上、学業成就など様々な祈祷について、本尊や修法の種類、根拠となる経軌などを紹介します。こうした現世利益の祈願は、それ自体が信心の主目的になると道を誤りますが、仏道修行を安定して継続するために必要なケースも多々あります。

2.集中講座「シャマル・ラムリムの止観」
4月2日(土)・3日(日)両日とも午前11時~午後5時(途中1時間の昼休み
担当:クンチョック・シタル
 ダライ・ラマ十三世法王の恩師にあたる大学僧シャマル・パンディタ・ゲドゥン・テンズィン・ギャツォの『シャマル・ラムリム』の中から、止観の教えについて解説します。このテキストの特色は、宗祖ツォンカパ大師の時代から19世紀に至るまで、ゲルク派の僧院で研鑽・蓄積されてきた問答の成果が豊富に反映されている点です。止観の瞑想や中観哲学に関心のある方へお奨め!

3.集中講座「ナーローの六法Ⅰ」
4月9日(土)・10日(日)両日とも午後1時~6時
担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン
 宗祖ツォンカパ大師の『甚深道ナーロー六法教導次第・三信具足』をダライ・ラマ十四世法王が伝授した際の講伝録をもとに、チャンダリー、幻身、光明、ポワ、トンジュク、中有という六種の秘訣について考察します。今回の2日間だけでは完結しないため、GWやそれ以降に継続して実施する予定です。参加資格は、無上瑜伽タントラの灌頂を受けていること。無上瑜伽の中でも、特に「チャクラサンヴァラ」大灌頂の受法者にはお奨め!

4.集中講座「チベット語の文法と法話の聞き取り」
4月16日(土)・17日(日)両日とも午前11時~午後5時(途中1時間の昼休み
担当:ガワン・ウースン
 ダライ・ラマ法王猊下の法話の音声などを教材とし、そのフレーズを文法的に解説し、ヒアリングの練習をします。仏教用語や法話での言い回しに慣れ、ラマの説法を聞き取れるようになることを目指します。チベット語の基礎知識がある方向け。

お問合せ・申込みは、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpにて承わります。

2月29日(月) 「クンサン・ラメー・シェルン」開講

ポタラ・カレッジ定期講習、4月下旬新規開講予定の通信受講専用コースです。

「クンサン・ラメー・シェルン」の講読 ガワン・ウースン担当
初代バトゥル・リンポチェの『クンサン・ラメー・シェルン』は、ニンマ派の伝統に基づくゾクチェン前行の入門書です。かつて『虹の階梯』などでも紹介され、古くからよく知られた教えといえるでしょう。内容は基本的に顕密共通の道次第であり、「ラムリム」と大方一致する枠組みといえますが、教えを理解するための豊富なたとえ話に特色があります。
ポタラ・カレッジでは、以前にもガワン先生の担当で、『クンサン・ラメー・シェルン』のコースを実施したことが複数回あります。そこで今回は、通信受講専用コースということもあり、テキストの正確な読解と語義解釈に主眼を置いて説明を進めてゆく予定です。
『クンサン・ラメー・シェルン』の原典を読み解き、テキストをきちんと習得したい方へ、特にお奨めのコース。チベット語を学んでいない方でも、内容的には役にたつはずです。お問合せは、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpまで。

2月26日(金) 龍樹「宝行王正論」春から新規開講

ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習、4月下旬スタートの新規開講コースをもう一つ御紹介しましょう。

龍樹「宝行王正論」の解説
毎週土曜 午後5時~6時30分 ガワン・ウースン担当 【通信受講併用】
ナーガールジュナ(龍樹)の「中観六論書」の中でも、この『宝行王正論(中観宝鬘)』は、仏教の教理・実践の全体像を概観しつつ中観思想の理解を深めてゆける内容で、本格的な学修のための入門書として適しています。
このテキストの指導に経験豊富なガワン先生の解説で、ナーガールジュナの広大かつ深遠な教えの世界へ入ってゆく、とても貴重な機会になると思います。じっくり学びたい初心者の方にもお奨めです! 初回は、4月23日(土)を予定しております。
お問合せは、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpまで。

2月18日(木) 写真の掲載を再開

実は、このサイトのホームページ作成ソフトのバージョンアップをずっとサボっていたため、だいぶ前から画像のアップロードができなくなっていました(汗)。
今回ようやく更新を行ない、サイト全体の見ためも、少しだけ変わったのではないかと思います。それと同時に、画像のアップも再び可能となりました。
そういうわけで、これからはまた、写真や画像等も積極的に掲載してゆきたいと思います。とりあえず手始めに、「ギュトゥー寺での 密教学修 2014」のページで、写真の貼り付けをやってみました。やはりこういうページは、写真がある方がいいですよね。

2月12日(金) 「ブッダパーリタ註」春から新規開講

ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習、4月下旬スタートの新規開講コースの一つを御紹介します。

「ブッダパーリタ註」の解説
毎週木曜 午後6時30分~8時 クンチョック・シタル担当 【通信受講併用】
宗祖ツォンカパ大師が文殊菩薩の導きで『中論』の密意を会得したときに拠りどころとなった註釈が、この『ブッダパーリタ(仏護)註』です。中観帰謬論証派の根本聖典と位置づけられ、後のチャンドラキールティ(月称)の見解も、これに依拠しています。
いまだ全篇の和訳は出ていない『ブッダパーリタ註』を、中観哲学に造詣の深いクンチョック先生とともに読み解いてゆく、大変貴重な機会です。
初回は、4月21日(木)を予定しております。
お問合せは、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpまで。

2月 9日(火) チベット暦正月

༄༄།། ནམ་ལོ་གསར་ལ་བཀྲིས་བདེ་ལེགས་ཞུ །།

本日は、チベット暦2143年の元日です。
新年「ロサル」を迎え、信心深いチベットの人々が平和な生活を送れるよう、改めて心から祈念したいと思います。

2月 4日(木) 2月の特別講習と祈願大祭

あっという間に1月が終わり、もう立春ですね。
さて、ポタラ・カレッジの会員や受講者の方々へは手渡しや郵送で御案内を差し上げていますが、東京センター2月の予定を簡単に御紹介しましょう。

1.特別講習「中論第十品の解説」
 聖者ナーガールジュナ(龍樹)『根本中論頌』の第十品「火と薪の考察」を、宗祖ツォンカパ大師の註釈に基づいて、平易に解説します。これは、人無我の論証の一環として、人などが自性によって成立することの喩例を否定する内容です。中観哲学に御関心のあるへお奨めの講習!
◎ 参考図書『全訳 ツォンカパ 中論註 “正理の海”』(クンチョック・シタル、奥山裕共訳、起心書房)
 講師:クンチョック・シタル(ポタラ・カレッジ副会長・主任講師
 日時:2月11日(木・祝)午前11時~午後5時(途中、1時間の昼休みを設けます。
 どなたでも御参加いただけます(要申込)。
 ※ 当日は祝日のため、定期講習「四百論」は休講となります。

2.祈願大祭「ムンラム・チェンモ」法要
 チベット暦1月の満月の日(今年の場合、新暦の2月22日)は、「チョトゥル・トゥーチェン」といい、お釈迦様が神変により諸魔を降した日とされています。ダライ・ラマ法王の仮宮殿があるダラムサラの中央寺院では、この日を中心に祈願大祭(ムンラム・チェンモ)が挙行され、宗派や僧俗の別なく大勢の人々が参集します。ポタラ・カレッジ東京センターでも、満月の前夜になりますが、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師を導師に「祈願大祭法要」を厳修します。釈尊の偉業に随喜して功徳を積み、祈りを捧げる善き機会です。どなたでも、自由に御参加いただけます。
 日時:2月21日(日)午後6時45分~8時15分頃(6時半開場
 ◎「甚深道たる上師供養儀軌」をお持ちの方は、御持参ください。
 ※ 翌週2月28日(日)の定例法要は、お休み致します。

お問合せ、特別講習のお申し込みは、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpにて承わります。

なお、2月の大阪教室は14日(日)、名古屋教室は20日(土)に実施します。いずれも、クンチョック師の担当です。
名古屋教室は、今年の3月で終了することになりました。これまで御参加された受講者の皆様、会場を御提供くださった成田山萬福院様に、心より厚く御礼申し上げます。

1月20日(水) 写真・画像アルバムの一覧

本サイトの記事やポタラ・カレッジの活動など、主に仏教関係の写真・画像を集めたアルバムを、SNSフェイスブックに幾つかアップしてあります(facebookのアカウント登録をなさっていなくても御覧になれます)。
それらのアルバムへリンクする入口は、本サイトの様々なページの中に設けてあり、作った自分でさえ、どこだったか分からなくなってしまうこともありました(笑)。
そこで今回、それらのアルバムを一括して紹介するページを作りました。こちらです。

仏教の実践面、とりわけ密教に関しては、視覚的な資料が重要な役割りを果たすケースも多くあります。それゆえ、今後も必要に応じ、写真・画像アルバムを作ってゆきたいと思います。
新しく作成したアルバムも、この一覧ページに順次追加します。また、この一覧ページへは、トップページから常時リンクするようにしておきます。

1月 8日(金) 定期講習始まります

本日から、ポタラ・カレッジの定期講習が再開です。
新しい年に、心機一転、頑張りたいと思います!

大阪教室は、会場の都合により、今月は第4日曜ではなく、第2日曜の10日に実施します。担当は、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師です。

11日(月・祝)は、東京センターで新春特別講習「白マハーカーラの祈願と行法」があります。これもゲシェー・ソナム師の担当、午後1時~6時です(当日の定期講習「入中論」は休講)。
参加資格は、白マハーカーラの許可灌頂を受けているか、または四部タントラいずれかの完全な灌頂を受けていることです(お問合せ・申込みは、info@potala.jpまで)。

あと、今週末の東京センターは、クンチョック先生とガワン先生が不在のため、担当者の変更と休講があります。受講者の方々には、御迷惑をかけてしまい、申し訳ありません。
1月9日(土)午前11時~「カーラチャクラ」斎藤担当、午後1時30分~「五次第明灯」斎藤担当、3時15分~「チベット語中級」休講、5時~「量評釈」休講、6時45分~「入菩薩行論」ゲシェー・ソナム担当
10日(日)午前11時~「ヴァジュラヨーギニー」斎藤担当、午後1時30分~「チベット語上級」休講、3時15分~「瞑想教室」斎藤担当、5時~「前行道場」斎藤担当・・・ということになります。
年明け早々、ちょっと大変ですね(汗)。不行き届きもあると思いますが、よろしくお願いします。 

2016年1月1日(金・祝) 初詣と新年法要

謹んで新年をお祝い申し上げます。
今年もよろしくお願い致します。

昨年は、三年間の大親近行を満願したゲシェー・ソナム・ギャルツェン師がポタラ・カレッジでの指導に復帰し、また大阿闍梨トクデン・リンポチェ猊下(大本山デプン寺ロセルリン学堂前僧院長、ギュトゥー寺元僧院長)による「チャクラサンヴァラ」や「ヴァジュラヨーギニー」を中心とする密教伝授も実現しました。
ポタラ・カレッジは極めて小規模な仏教団体ですが、こうして真面目な宗教活動を地道に継続できるのは、会員・受講者の皆様のお蔭にほかなりません。年頭にあたり、心より随喜と感謝を捧げたいと思います。
私個人としては、前の記事でも触れたように、北インドのギュトゥー寺で大阿闍梨ゲン・ゲドゥン・ツェリン師から「ルーイーパ流チャクラサンヴァラ」成就法広本の行法などを習うことができました。とても有難いことです。
宗祖ツォンカパ大師が密教の核心と位置づける三大本尊(グヒヤサマージャ、チャクラサンヴァラ、ヤマーンタカ)の行法の流れを日本でも確立ことを目指し、今年も微力ながら精進努力を続けて参りたいと思います。

さて、来たる1月3日(日)午後2時~4時には、ポタラ・カレッジ東京センターで初詣ができます。
午後3時からは、ゲシェー・ソナム師を導師に、新年法要を厳修します。
どなたでも自由に御参加いただけるので、是非お気軽にいらっしゃってください。
『チベット仏教 常用経軌集』をお持ちの方は、必ず御持参ください。
お問合せは、info@potala.jpにて承わります。

2015年12月31日(木) ダラムサラとギュトゥー寺の写真

本当に早いもので、もう大晦日ですね。
ポタラ・カレッジの休講期間は2週間ほどあるのですが、年末年始のつまらない雑用に追われていると、あっと言う間に日時が過ぎ去ってしまいます。

さて、今年の8月に北インドのダラムサラを訪れ、ギュトゥー寺でチベット密教を学修したときの写真を集めたアルバムを、facebookに作ってみました。
こちらです(facebookのアカウント登録をなさっていない方でも御覧いただけます)。
9月からずっと、作ろう作ろうと思いつつ、延び延びになっておりました。年を越してしまうと、もう永遠にやる機会を逸してしまうだろうな・・・ということで、年末ギリギリにやっつけ仕事でまとめてみました(汗)。
今さら観はありますが、密教教学的に貴重な資料も入っていますので、御関心のある方は、お正月休みにでも御覧になっていただければと思います。

そんなこんなで、この一年間も多くの皆様に色々とお世話になりました。本当に有難うございます。
ではどうか、良いお年をお迎えください。

12月23日(水・祝) スーナム・タクパ大師御縁日

明日12月24日は、チベット暦の11月14日(今年の場合)、パンチェン・スーナム・タクパ大師の御縁日です。
大師は、大本山デプン寺ロセルリン学堂の教学体系を確立した大学僧です。第十五世のガンデン座主をお務めになり、ダライ・ラマ三世の恩師としてもよく知られています。総本山ガンデン寺シャルツェ学堂やギュトゥー寺などでも、大師の著作が主な教科書となっています。

パンチェン・スーナム・タクパ大師
争乱時代の大学僧パンチェン・スーナム・タクパ(ガンデン寺シャルツェ学堂の教科書より)

以前ポタラ・カレッジの団体参拝で、南インドのデプン寺ロセルリン学堂に滞在したとき、ちょうどこの御縁日に居合わせたことがありました。本堂がイルミネーションできらびやかに飾られ、寺務所のパーティにお招きいただいたのを覚えています。
現代日本人の仏教寺院に対するイメージからすると、巷のクリスマスデコレーションのような派手な装飾には違和感を抱くかもしれませんが、インド-チベット的な伝統では、それも光の供養だから教義的に全然おかしくありません。

ロセルリン学堂
大本山デプン寺ロセルリン学堂の本堂(学堂のポストカードより)

個人的には、パンチェン・スーナム・タクパ大師による「グヒヤサマージャ」二次第の解説書『智慧者の魅惑』を、大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師の御自坊で学んだときのことが、懐かしく思い出されます。
このテキストは、ギュトゥー寺の公式教科書にもなっており、宗祖ツォンカパ大師の密教教学の要点を理解するのに、とても役だつ内容です(『智慧者の魅惑』についてはこちらのページ参照)。

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