ポタラ・カレッジ齋藤保高の個人サイトです。チベット仏教の伝統教学について、質の高い情報を提供します。

ブログ

FrontPage

ブログ・スタイルのページ

このページは、数日おきに更新します。
ブログのように、新しい記事を上に加えてゆきます。
古い記事は、2~3週間程度で、過去のブログのページへ移します。
ポタラ・カレッジの近況報告や行事に関することなど、最新の情報を書きますから、是非頻繁にチェックしてみてください。

4月23日(水) GW集中講座

ポタラ・カレッジ東京センター、今年の連休集中講座は、次のとおりです。

1.六座グルヨーガ行法解説 4月29日(火・祝) 午前11時~午後5時 担当:斎藤保高
「ヤマーンタカ十三尊大灌頂」受者の方を主な対象とし、誓約事項となっている「六座グルヨーガ」の行法を、初めての方にも分かりやすいよう平易に解説します。「六座グルヨーガ」は、無上瑜伽タントラの灌頂を受けてから最初の課題となる「三昧耶と律儀の保持」の、具体的な実践と位置づけられます。通信受講の対応も可能です。受講資格は、無上瑜伽タントラの灌頂を受法している方となります。

2.「中論」第一品・第三品・第四品の解説 5月3日(土・祝)・4日(日・祝) 午前11時~午後5時 担当:クンチョック・シタル
中観派の根本聖典であるナーガールジュナ(龍樹)の『中論』のうち、法無我を要約して説く第一品「縁の考察」と、それを受けて十二処に於ける法我の否定を説く第三品「根の考察」、五蘊に於ける法我の否定を説く第四品「蘊の考察」を、ツォンカパ大師による註釈『正理の海』に沿って、できるだけ平易に解説します。
※ 講師の共訳書『全訳 ツォンカパ 中論註 正理の海』(起心書房)を参考図書に用います(プリント配付予定)。

3.止観の実修 5月5日(月・祝)・6日(火・休) 午前11時~午後5時 担当:ガワン・ウースン
心を対象に一点集中する止の瞑想と、真理を観察する観の瞑想について、実地の修行を交えながら、その理論を分かりやすく説明します。観の主なテーマとなる空性についても考察します。こうした顕密共通の止観についての知識は、密教の成就法を本格的に修行するためにも不可欠です。

お問合せ・お申込みは、TEL/FAX.03-3251-4090、info@potala.jpで承わります。


4月20日(日) 大灌頂法儀の復習

「ヤマーンタカ十三尊大灌頂」を受法された皆様、お疲れ様でした!
受者の方々の御協力のお蔭で、無事に成満することができました。本当に、有難うございます!!

今回は、初めて無上瑜伽タントラの大灌頂を受ける方も多かったのですが、「ラムリム」など顕密共通の道を皆さん良く学修されていたので、チャト・リンポチェも大変お喜びになっていましたね。。「形式よりも中身重視」というポタラ・カレッジの特色が発揮された、とても質の高い密教伝授だったと思います。

二日間にわたる灌頂法儀の意味内容を復習したい方は、拙著『ツォンカパのチベット密教』第Ⅱ章5節に簡単な説明がありますから、御覧になってください。初日の準備行はp.84、2日めの正行はpp.86-90です。該当箇所の註も併せて参照された方がよいと思います。

4月18日(金) 「宝性論」の引用

昨日の「前行御法話」を聴聞された皆様、お疲れ様でした!

御法話の中でチャト・リンポチェが引用なさっていた『究竟一乗宝性論』第二品のお言葉は、一切有情悉有仏性の根拠を説く有名な偈頌です。

仏陀のお体が放たれて〔遍満して〕いるゆえ、真如と無差別のゆえ、〔仏陀の〕種姓があるゆえ、全ての有情にいつも仏陀の心髄が具わっている。

チベットの般若心経』の第四章p.203に、簡単な解説があります。

さて、今夜から「ヤマーンタカ十三尊大灌頂」です。
前行法話でリンポチェは、「無上瑜伽タントラの灌頂は、そう簡単に授けられるものではないが、ポタラ・カレッジできちんと学修している皆さんは受者としてふさわしいから、お願いを快諾した」とおっしゃっていました。そのお言葉の重みを自覚し、正しい動機を堅持して、ともに精進しましょう!

4月17日(木) 金剛バイラヴァ十三尊の図像資料

18日と19日に厳修される「ヤマーンタカ十三尊大灌頂」に関連する図像資料を集めたアルバムを、facebook上に作ってみました(facebookのアカウントがなくても御覧になれます)。
入口は、密教伝授のページの下の方にあります。
今回の大灌頂の受者を主な対象とする定期講習「ヤマーンタカ十三尊成就法」の進捗に合わせ、このアルバムに資料を追加してゆきたいと思います。

4月16日(水) チャト・リンポチェ、東京御到着

高野山でダライ・ラマ法王の御助法という大役を終えられた大阿闍梨チャト・リンポチェ師とゲシェー・タシー師を、本日午後、東京駅でお迎え致しました。
明日から三日間、前行御法話とヤマーンタカ十三尊大灌頂ですね。

大灌頂を受法するにあたって最も大切なのは、至極当たり前のことですが、三宝への帰依、そして菩提心です。
こうした点については、以前のブログでも再三書いているし、先月の「灌頂事前講習」でも詳しく説明しましたが、重要なことですから昔の記事を再掲しておきましょう。これは、私自身の自戒のためでもあります。

密教の灌頂や伝授では、「ラマと本尊は一心同体であり、それに仏法僧の三宝が集約されている」と信解し、真心から帰依することが大切です。
そして、「一切衆生のため、自分自身が仏陀の覚りを得よう」という菩提心を動機にして、灌頂や伝授を受けることが肝要です。
一番大事な要点は、実にこれだけです。

密教を修行するには、仏教一般の巾広い知識や、特に中観の正しい理解が必要です。また、密教自体についても、学ぶべきことはたくさんあります。瞑想を実践するためには、精神集中力も欠かせません。
けれどもこれらは、灌頂を受けてから、いくらでも学修できます。特に精神集中力や瞑想技法などは、成就法の実践を通じて修練することが可能です。

帰依と菩提心もまた、灌頂を受けてから、さらにレベルアップしてゆく必要があります。
しかし、この両者が精神集中力などと決定的に異なるのは、「もし帰依と菩提心が全然なければ、その人にとって、灌頂自体が全く成立しない」という点です。たとえ伝授会場に座っていても、物理的に身体がその場に存在しただけにすぎず、本当の意味で灌頂を受けたことにはなりません。
ですから密教伝授に際して、とにかく帰依と菩提心だけは、何よりも重要視しなければいけないのです。

菩提心といっても、正真正銘の非作為的な菩提心を発するのは、そう簡単でありません。
そこまでは無理でも、まず菩提心についてよく学び、「自分も菩提心を発したい」という真摯な願望を抱き、そのうえでよく瞑想することが大切です。
例えば、「因果の七秘訣」などの瞑想を重ねることにより、作為的な菩提心を確立できるようになります。
灌頂の法儀では、ラマが菩提心のお話をなさるはずです。その内容を聴聞しながら、作為的な菩提心を確立できれば、それを動機にして灌頂を受けられるわけです。
だから、灌頂を受けた後も菩提心のレベルアップに精進し、非作為的な菩提心を目指さなければいけません。これができたら、そのとき本当に密教の菩薩となるのです。

4月14日(月) 伝授会場の準備

昨日は、ポタラ・カレッジ東京センターで、伝授会場の準備を行ないました。お手伝いくださった会員ボランティアの皆様、ありがとうございます!
そして夜には、会員のDJ TOZAWAさんが、音響システムの準備をしてくれました。彼のお蔭で、最近のポタラの伝授会場は、ラマや通訳の声が格段に聞き取りやすくなっていると思います。
いよいよ今週木曜の夜から3日間、大阿闍梨チャト・リンポチェ師の御法話とヤマーンタカ十三尊大灌頂です。とても楽しみです!

チャト・リンポチェは、現在高野山に滞在なさっており、本日厳修されたダライ・ラマ法王猊下による大日現等覚(胎蔵法)大灌頂の助法をお務めになったはずです。

4月 5日(土) 定期講習案内書発送

ポタラ・カレッジ春からの定期講習(東京・名古屋・大阪)の案内書・申込書を、会員の皆様等へ昨日お送りしました。来週前半までには届くと思います。
封入・発送作業をなさってくださったボランティアの方々に感謝です!
会員以外の方へも、御請求があればお送り致しますので、遠慮なくおっしゃってください。

この案内書とほぼ同じ内容が、ポタラ・カレッジ公式サイトにもアップされています(こちらをクリックすると、別ウィンドウで開きます)。

4月 3日(木) 降三世大儀軌王

2月25日の記事で紹介した『全訳 ツォンカパ 中論註 正理の海』(クンチョック・シタル奥山裕共訳、起心書房)、既に書店での取り扱いも始まりましたね。
改めて強調したいですが、この書物には、「中論」の解説書として今までに類をみない論理的明快さがあります。中観哲学を本格的に学ぶテキストとして、まさに決定版といえるでしょう。

さて、起心書房からは、これと同時に『全訳 降三世大儀軌王/ムディタコーシャ註釈』という密教の学術書も刊行されています。この分野の第一人者である北村太道先生とタントラ仏教研究会の訳によるもので、極めて貴重な研究成果です。
この経典は、チベットの伝統教学では、『真実摂経(金剛頂経初会)』降三世品の釈タントラと位置づけられています。また、中国・日本密教の文脈から見ると、不空の「十八会指帰」に於ける第四会に相当すると考えられています。ただ実際には、漢訳の経典が現存しないため、チベット訳の根本タントラと続タントラの全篇(Toh.482)、及びムディタコーシャによる註釈(Toh.2509)の和訳が今回出版されたのは、非常に意義深いことです。
北村先生とタントラ仏教研究会によるこうした分野の御研究は、瑜伽タントラと無上瑜伽タントラの繋がり、さらには日本密教とチベット密教の内容的な関係性に光を当てるもので、まことに重要な意味があると思います。
関連する論考が、2011年11月2日のブログ記事にあります。こちらです。


4月 1日(火) ガクリムのコースは第十四品から

早くも4月ですね。
ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習、去年秋からの学期は、昨日までで無事終了しました。御参加くださった受講者の皆様に、心より随喜して感謝したいと思います。

4月からの定期講習(東京・名古屋・大阪)の詳しい御案内がポタラ・カレッジ公式サイトにも掲載されたので、御覧になってください。こちらです。

私の担当する「真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)のコースは、ちょうど3月末で第十三品が終わったので、新学期は第十四品からとなります。主な内容は、究竟次第実修のための基体解説(チャクラ、脉管、風、滴、心)、風の瑜伽、チャンダリー()の瑜伽などです。
第十四品の詳しい科文が、こちらのページの下の方にありますので、御参照ください。

過去のブログへ

a:89604 t:30 y:72

powered by Quick Homepage Maker 4.27
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional