ポタラ・カレッジ齋藤保高の個人サイトです。チベット仏教の伝統教学について、質の高い情報を提供します。

ブログ

FrontPage

ブログスタイルのページ

このページは、数日おきに更新します。
ブログのように、新しい記事を上に加えてゆきます。
古い記事は、2~3箇月程度で、過去のブログのページへ移します。
ポタラ・カレッジの近況報告や行事に関することなど、最新の情報を書きますから、是非頻繁にチェックしてみてください。

3月29日(水) 密教伝授の案内書送付

来月に予定している「2017年春の密教伝授」の正式な案内書・申込書を、ポタラ・カレッジ会員の皆様へ昨日発送しました。もし今週中に届かない場合は、御一報ください。
会員以外の方へも、御依頼があればお送りしますので、遠慮なくおっしゃってください(TEL.03-3251-4090、info@potala.jp)。

今回は、案内書の送付が大巾に遅くなってしまい、大変申し訳ありません。稀有なる密教の伝法の機会にあたっては、様々な障礙の発生が、ある意味で付き物だといえます。この点は、今までも数多く経験していることです。今回の密教伝授が無事に成満するよう、皆で心を合わせて祈願しましょう。
受法予定者の方々は、お送りした文書の内容をよくお読みになり、手続きをなさってください。


3月28日(火) 定期講習の御案内をアップしました

春からの定期講習の御案内を、ポタラ・カレッジの公式サイトにアップしました。
こちらを御覧ください。
概要は、18日の記事で紹介したとおりです。
「チベット語入門コース」の開講は、現状だと数年に一度ぐらいが精一杯です。今回はとても良いチャンスなので、チベット語に関心のある方は、是非受講を検討してみてください!

3月18日(土) 4月下旬からの定期講習

ポタラ・カレッジ東京センターの春からの定期講習は、4月22日(土)にスタートします。
今回の新規開講は、チベット語入門毎週土曜午後3時15分~4時45分;ガワン・ウースン師)、前行道場 六加行法毎週日曜午後5時~6時30分;ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師)の2科目です。
また随時参加方式の瞑想教室毎週日曜午後3時15分~4時45分;ゲシェー・ソナム師)は、今期は特定のテキストを用いず、心の集中や教理の観察などの瞑想法を実践指導する予定です。
その他のコースは(通信受講専用コースも含めて)、全て現行の内容の続きとなります。

また、大阪教室定期講習の2科目も、現行の内容を継続して実施します。

3月 6日(月) 春の密教伝授と事前講習

ポタラ・カレッジ公式サイトのトップページ新着情報欄に、4月開催予定の密教伝授に関する情報と、事前の特別講習「灌頂受法の心構えと秘密集会の概要」(3月20日)のお知らせを掲載しました。こちらを御覧ください。

2月28日(火) 祈願大祭法要、3月12日に

チベット暦1月の満月の日(今年の場合、新暦の3月12日)は、「チョトゥル・トゥーチェン」といい、お釈迦様が神変により諸魔を降した日とされています。ダライ・ラマ法王の仮宮殿があるダラムサラの中央寺院では、この日を中心に祈願大祭(ムンラム・チェンモ)が挙行され、宗派や僧俗の別なく大勢の人々が参集します。
ポタラ・カレッジ東京センターでは、次の要領で「祈願大祭法要」を厳修します。釈尊の偉業に随喜して功徳を積み、祈りを捧げる善き機会です。どなたでも、自由に御参加いただけます。
 導師:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン
 日時:3月12日(日)午後6時45分~8時15分頃(開場午後6時30分
◎ 『甚深道たる上師供養儀軌』(ポタラ・カレッジ叢書6)や『チベット仏教常用経軌集』(ポタラ・カレッジ叢書3)をお持ちの方は御持参ください。

2月27日(月) チベット暦正月

༄༄།། ནམ་ལོ་གསར་ལ་བཀྲིས་བདེ་ལེགས་ཞུ །།

本日は、チベット暦2144年の元旦です。
新年「ロサル」を迎え、信心深いチベットの人々が平和な生活を送れるよう、心から祈念したいと思います。

1月27日(金) 訃報 ゲン・タムチュー・ギェルツェン師

大変悲しいお知らせです。
ダラムサラ仏教論理大学の前学長で、大本山デプン寺ロセルリン学堂コヲ・カンツェンの長老、ゲシェー・タムチュー・ギェルツェン師が、2017年1月25日に御示寂の理趣をお見せになりました。
同師は、1998年のポタラ・カレッジの設立にあたり、宗教・学術顧問をお引き受けくださった大恩人です。
また、ポタラ・カレッジの招聘で2004年に御来日され、『現観荘厳論』など貴重な教えを授けてくださった偉大な善知識です。
2008年、ロセルリン学堂の新本堂落慶にあたり、ダライ・ラマ法王猊下による「現観荘厳論」などの御講伝が行なわれた際、ゲン・タムチュー師は、ポタラ・カレッジ参拝団のために平易な補講を授けてくださいました。
ここに謹んで、同師の深い御恩に感謝を捧げるとともに、有縁の所化をお導きになるため、再びこの世界で教化の御事業をお続けくだるよう、心より祈願したいと思います。

なお、ゲン・タムチュー師の御説法「煩悩の認識論的考察と実践的対処法」が、『チベット仏教高僧法話集』(ポタラ・カレッジ チベット仏教叢書7)pp.154-165に収録されているので、同師の遺徳を偲ぶため御一読をお勧め致します。

また、ポタラ・カレッジ設立にあたり、宗教学術顧問として寄せてくださった推薦のお言葉と御影は、こちらで御覧になれます。

1月20日(金) 2月の特別講習

ポタラ・カレッジでは、2月11日に東京センターと大阪教室で特別講習を実施します。

1.早春の特別講習「チッタマニ・ターラーの実践指導
「チッタマニ・ターラー」の灌頂受者を対象に、短いグルヨーガ(昨年11月のダライ・ラマ法王猊下による灌頂で誓約事項となったもの)や成就法の行法を実地に指導し、講師とともに実修します。具体的な修行のやり方を練習するよい機会です。
 講師:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン
 会場:ポタラ・カレッジ東京センター
 日時:2月11日(土・祝)午後1時~午後6時
 受講資格:「チッタマニ・ターラー」の灌頂を受法した方に限ります。

2.大阪特別講習「無上瑜伽タントラの修行
大阪教室の特別講習です。「グヒヤサマージャ(秘密集会)」や「チッタマニ・ターラー」など、無上瑜伽タントラの灌頂を受けてからどのような修行を実践するかについて、その概要を初心者にも分かりやすく説明します。巾広く修行の枠組みを紹介する機会なので、現時点での灌頂の有無にかかわらず、どなたでも受講できます。
 講師:クンチョック・シタル
 日時:2月11日(土・祝)午後1時~5時
 会場:應典院(おうてんいん); 大阪市天王寺区寺町1-1-27
 日本橋駅8番出口より東へ歩7分。谷町九丁目駅、上本町駅3番出口より西へ歩8分。
 受講資格:どなたでも御参加いただけます。

いずれも、事前の受講申し込みが必要です。
お問合せ・お申込は、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpまで。

2017年1月3日(火) 謹賀新年

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします

大晦日の記事でもお知らせしたとおり、本日午後は、ポタラ・カレッジ東京センターで初詣ができます。3時からは「新年法要」を厳修しますので、御都合のつく方は是非いらっしゃってください。

さて、今春は高僧を招聘して「グヒヤサマージャ(秘密集会)」の大灌頂を、できれぱ聖者流とジュニャーナパーダ流の両方で授けていただきたいと考えております。実はこの件は、2年前頃から企画していたことです。
昨年秋に大阪でダライ・ラマ法王猊下による「秘密集会」大灌頂が予定され、法王猊下の御健康状態に配慮して「チッタマニ・ターラー」の灌頂に変更されたことは、御承知のとおりです。たまたまそれをフォローするような時期に、ポタラ・カレッジで「秘密集会」大灌頂を実施する巡り合わせとなりましたが、もともとそのような意図で企画したものではありません。

ダライ・ラマ法王猊下による灌頂の場合、公開の行事である限り、参加者を選別することは事実上不可能です。主催者側の意図とは別のところで、各方面から様々な強い要望が寄せられ、伝統的な密教の原理原則よりもそれらを優先せざるを得ないケースが多々あります。私も以前に法王事務所で仕事をした経験がありますから、この点は心底痛感しています。
要するに何を言いたいのかといえば、「秘密集会」のような高度な無上瑜伽タントラの大灌頂を、申し込みさえすれば誰でも無条件に受法できるということは、特例中の特例だったということです。

今春ポタラ・カレッジで予定している「秘密集会」大灌頂は、法王猊下によるものではないから、そのような特例的な事情はありません。ですから、伝統的な密教の大原則にのっとり、受法資格を設けることになります。
昨年秋に法王猊下から「チッタマニ・ターラー」の灌頂を受けていても、無条件に「秘密集会」大灌頂を受法できるわけではありません。この点は、是非誤解のないようにしていただきたいと思います。

では、その受法資格は具体的に何かといえば、分かりやすく要約すると次の2点になります。
第1は、顕密共通の道として、「ラムリム」などをある程度学修していることです。
第2は、大灌頂受法後に、三昧耶と律儀を保持するため「六座グルヨーガ」を毎日昼夜に修行すると誓えることです。
これらは、ポタラ・カレッジで勝手に決めていることではなく、様々な教証に基づいて伝統的に守られてきた基準です。

これらのうち、第1の「ラムリム」については、1月9日に予定されている新春特別講習で概要を学ぶことができます(大晦日の記事を御参照ください)。一日だけの特別講習では、教えの詳しい内容にまで踏み込めませんが、「ラムリム」を学修してゆくための指針は提示できると思います。
「秘密集会」大灌頂の受法を希望する方で、今まで「ラムリム」を学んだことがない場合は、まず今回の特別講習で学修の指針を明確にし、それから書物などで集中して勉強することをお勧めします。
もちろん、そのような短期間の勉強で十分だということには全然なりませんけれど、自分の心の方向性を確立することが一番大切なのです。それができれば、大灌頂受法後も、継続して「ラムリム」など顕密共通の道を修練してゆけるでしょう。
だから、上記の第1の受法資格を吟味するにあたり、たとえば「ポタラ・カレッジの何々の講習を何年間受講済み」などという形式的な条件を設定することはありません。そうではなく、自分自身の心の方向性を「ラムリム」に合わせ、その学修の道を歩み始めるという、この点こそが大事なのです。
何事も即物的に考えてしまう我々現代人には分かりにくい面もあるけれど、こうした仏教的な考え方に慣れ親しみ、今からできる限りの準備を始めて欲しいと思います。

2016年12月31日(土) 新年法要と新春特別講習

今年は、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師による初めての許可灌頂が実現したのをはじめ、ポタラ・カレッジの活動は結構充実していたと思います。
でも、自分個人の学修や執筆等の成果は、ほとんど何も達成できていないような気がします(汗)。来年は、もっと頑張らないといけませんね。
何はともあれ、一年間いろいろとお世話になりました。
来年もまた、ポタラ・カレッジともども、「チベット仏教ゲルク派 宗学研究室」を、どうかよろしくお願いいたします。

さてここで、年明けのポタラ・カレッジの行事を、二つ御紹介しましょう。

1.初詣と新年法要
 1月3日(火)午後2時~5時の間、ポタラ・カレッジ東京センターで初詣ができます。
 同日午後3時~4時には、新年法要を厳修します。ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師を 導師に、「タシー・ツェクパ」など、吉祥のお経を皆でお誦えしましょう。チベット風のお赤飯(デースィル)の供養もあります。どなたでも御参加いただけますから、是非いらっしゃってください。

2.新春特別講習 ラムリム概要
 チベット仏教の教理・実践体系である「ラムリム(菩提道次第)」について、その概要を平易に解説します。「ラムリム」の教えは、顕教と密教に共通する道と位置づけられ、密教の本格的な道へ入るためには必ず学んでおく必要があります(「ラムリム」については、こちらの記事も御参照ください)。
 ポタラ・カレッジで春に予定されている「グヒヤサマージャ(秘密集会)」大灌頂も、「ラムリム」の教えを学修していることが受法資格となります。今回一日だけの特別講習では、教えの詳しい内容にまで触れられませんけれど、「ラムリム」を学修してゆくための指針を提示できると思います。通信受講も可能です。
 講師:クンチョック・シタル
 会場:ポタラ・カレッジ東京センター
 日時:1月9日(月・祝)午前11時~午後5時

お問い合わせ・受講お申し込みは、info@potala.jp、またはポタラ・カレッジ公式サイトから。

12月26日(月) チッタマニ行法伝授、無事満了

12月23日からの三連休に実施した年末集中講座、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師による「チッタマニ・ターラーの行法伝授」には、予想を超える多くの受講者が集まってくださりました。出席者の方々には、窮屈な状態で長時間御辛抱いただくという、まるでインドのチベット仏教僧院に於ける受法並みの御苦労をおかけしてしまい、大変心苦しい限りです。それでも、皆様の御協力のお蔭で、何とか無事に終了することができました。
参加者の皆様、そして準備段階から献身的に御奉仕くださった会員の方々に、心より随喜して感謝したいと思います。

「チッタマニ・ターラー」のグルヨーガと成就法については、より具体的な実修指導を、ゲシェー・ソナム師の担当で来年2月11日(土・祝)に実施する予定です。これは、講師と参加者が一緒にグルヨーガや成就法を修行しながら、やり方を実地に練習するというものです。今回の行法伝授の受講者はもちろん、それ以外の方でも「チッタマニ・ターラー」の灌頂を受けていれば御参加いただけます。

12月22日(木) 二十一尊ターラーの図像集

師走に入ってから、すっかりブログの更新をサボってしまいましたが(汗)、今日は貴重な本を紹介したいと思います。

西洋児『救度仏母ターラ二十一尊の図像

『二十一尊ターラー礼賛経』の各偈に相応するターラーの行相を丁寧に描いた仏画集です。
1ページに一尊づつ、カラー図像の下に該当する偈の経文が、チベット語、片仮名読み、和訳の順で記されています。この和訳には、私が以前に訳して『チベット仏教常用経軌集』などに掲載されているものを使ってくださっています。

ターラ二十一尊の図像 

西洋児さんは、チベットのタンカの技法をネパールで習得し、現在はスペインで製作活動を続けている日本人のタンカ絵師です。
御本人のブログでこの本を紹介している記事をリンクしておきますから、是非御覧になってください。
購入希望の方は、リンク先ページの下の方にあるオンラインショップ入口から。
http://thangka.sangkyap.net/?eid=151
チベットレストラン・タシデレ、ポタラ・カレッジ東京センターでも取り扱っています。

11月30日(水) 六座グルヨーガ解説のCD送付

前の記事で御案内した特別講習「六座グルヨーガの解説」、ガワン先生の担当で先週無事に終了しました。今回は、通信受講の方も結構多くいらっしゃったのですが、昨日までにCDと資料の送付を完了しました。

「六座グルヨーガ」については、拙著『チベット密教 修行の設計図』の第八章pp.86-101でも概説していますから、併せて御参照いただければ理解が深まると思います(ちなみに、同書第七章pp.73-85は、「秘密集会」生起次第の概説です)。

前の記事でも書いたとおり、伝統的に無上瑜伽タントラの灌頂では、「六座グルヨーガ」を毎日昼夜に修行することが三昧耶(誓約事項)となります。なぜかというと、灌頂を受けた以上、誓約した三昧耶と律儀(菩薩戒と三昧耶戒)を保持することが、何よりも優先すべき重要な実践内容となるからです。
ポタラ・カレッジで「秘密集会」など無上瑜伽タントラの大灌頂を実施する場合には、ほぼ必ず「六座グルヨーガ」が三昧耶になります。灌頂受法のお申し込みを受理する際、事前に会長のゲシェー・ソナム・ギャルツェン師と個別に面談していただき(遠方の場合は電話も可)、「六座グルヨーガ」を毎日修行してゆくお気持ちを確認しています。本来、無上瑜伽タントラの灌頂の入壇を許可するには、このぐらいの厳しさは必要だと思います。そういう手順を踏んで灌頂を受法すれば、密教行者としての自覚と善い意味での誇りを持つことができるし、自らの受持している三昧耶と律儀こそがその証しになるのです。

今回ダライ・ラマ法王猊下から「チッタマニ・ターラー」の灌頂を受法された方は、三昧耶にはなっていないけれど、「六座グルヨーガ」を実修する資格を得たことになります。
なので、この絶好の機会に「六座グルヨーガ」についてよく学び、少しづつ修行を始めておけば、後に「六座グルヨーガ」が三昧耶となる灌頂を受けても、苦労が少ないと思います。

11月10日(木) 六座グルヨーガとチッタマニ・ターラー

一昨日、ダライ・ラマ法王猊下が御来日されました。先週ダラムサラで少し御体調を崩されたと伝えられておりましたが、成田空港へお迎えに上がったガワン先生の話だと、普段とあまり変わらない御様子だったそうで、まずはよかったと思います。法王猊下の御健康を、心よりお祈り申し上げます。
間もなく大阪で行なわれる法王猊下による灌頂が「グヒヤサマージャ(秘密集会)」から「チッタマニ・ターラー」へ変更になったことも踏まえ、11月と12月にポタラ・カレッジ東京センターで、それに関連する内容の特別講習・集中講座を実施します。

1.初冬の特別講習「六座グルヨーガの解説」
ダライ・ラマ法王猊下による「チッタマニ・ターラー」の灌頂をはじめ、無上瑜伽タントラの灌頂受法者を対象とし、「六座グルヨーガ」の行法を、初めての方にも分かりやすいよう平易に解説します。「六座グルヨーガ」は、無上瑜伽タントラの灌頂を受けてから最初の課題となる「三昧耶と律儀の保持」の、具体的な実践と位置づけられます。伝統的には、無上瑜伽タントラの灌頂では、この「六座グルヨーガ」を毎日昼夜に修行することが三昧耶(誓約事項)となります。大阿闍梨の裁量で三昧耶とならない場合でも、できれば修行した方が望ましいことは言うまでもありません。通信受講の対応も可能です。
 講師:ガワン・ウースン
 日時:11月23日(水・祝)午前11時~午後5時(途中、1時間の昼休み。
 受講資格:無上瑜伽タントラの灌頂受法者限定。

2.年末集中講座「チッタマニ・ターラーの行法伝授」
「チッタマニ・ターラー」の灌頂受者を対象に、三日間かけて生起次第と究竟次第の行法を詳しく解説し、瞑想を丁寧に指導します。「チッタマニ・ターラー」の行法は、頭頂・喉・胸・臍・秘処にチャクラを観想し、各チャクラの中心と脉管に微細なターラーを修習するなど、簡潔ながら深遠な内容となっています。
ターラーは、諸仏の衆生済度のお働き、つまり善巧方便そのものを体現した仏母です。それゆえ、あくまで仏道修行の成就を主目的とする点に留意すべきですけれど、息災・増益・敬愛・降伏の四事業と結びつけて修法し、様々な現世利益を祈願することもできます。こうした内容は、大乗仏教の大慈悲と菩提心に基づき、正しく理解したうえで実修することが大切です。
今回ダライ・ラマ法王猊下から「チッタマニ・ターラー」の灌頂を受法した方に、特にお奨めの行法伝授です。以前にポタラ・カレッジでこの灌頂を受けた方も参加できます。
 導師:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン
 日時:12月23日(金・祝)・24日(土)・25日(日)
    三日間とも午後1時~6時
 受講資格:チッタマニ・ターラーの灌頂受法者限定。

お問い合わせ・お申し込みは、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpにて承わります。

11月 4日(金) 「無上瑜伽タントラ概要」のお礼

昨日、お蔭様で、特別講習「無上瑜伽タントラの概要」を無事に終えることができました。
今回は、師事作法・有暇具足・無常・帰依・十善・出離・三学・発菩提心・六波羅蜜など「ラムリム」の各テーマごとに、まず顕密共通の道という一般的視点からの説明を行ない、続いて無上瑜伽タントラの立場からの説明を加える・・・という形で、お話しさせていただきました。
四灌頂については、内容を急遽「チッタマニ・ターラー」に変更して、概要を簡単に紹介しました。「チッタマニ・ターラー」の瓶灌頂は、上師の身曼荼羅によって授けるという独特の方式で、一般的な無上瑜伽タントラの瓶灌頂とは大きく異なっています。法王猊下の灌頂の内容変更について、前日に聞いて慌てましたが、何とか間にあってよかったです;
御参加くださった熱心な受講者の皆様に、心より感謝したいと思います。

10月19日(水) グヒヤサマージャ立体曼荼羅

六本木ヒルズ53Fの森美術館で、グヒヤサマージャ(秘密集会)立体曼荼羅が展示されています(来年1月5日まで)。ギュメー寺の流儀によるものです。触ってはいけないけれど、指で触れられるほど間近に見られます。
無上瑜伽タントラの灌頂受法者には、是非拝観をお勧めしたいです。成就法の観想に不可欠な要点を、数多く学べます。前もって本サイトの記事「曼荼羅とは何か」を御覧になってから拝観なさると、理解が深まるのではないかと思います。
他にチベット密教関係では、ヤマーンタカやチャクラサンヴァラなどの所描曼荼羅があります(時期によって入れ替えがあるようです。昨日私が訪れたときは、チャクラサンヴァラが展示されていました)。立体曼荼羅を含め、これらは北村太道先生のコレクションです。
それ以外に、日本の両界曼荼羅などもあります。こうした仏教関係の展示は、順路の最初の部屋に集められています。
詳しい情報は、森美術館のサイトを御参照ください。
http://www.mori.art.museum/contents/universe_art/

10月 7日(金) 秋からの定期講習の案内ページ

ポタラ・カレッジ公式サイトに、秋からの定期講習の案内ページをアップしました。
こちらを御覧ください。
10月20日(木)から順次スタートします。
今回は、「秘密集会二流儀成就法の講読」、「秘密集会生起次第の解説」、「前行道場 曼荼羅供養」、「文殊ナーマサンギーティの解説」、「ロジョン・ニメー・ウーセルの解説」、「チベット仏教入門 教えと瞑想」の6科目が新規開講です。

10月 4日(火) 起心書房の新刊2冊

ポタラ・カレッジの会員でもある安元剛氏の起心書房から、チベット仏教に関連する2冊が出版されました。

起心書房2016秋新刊書

1.『般若心経註釈集成』渡辺章悟・高橋尚夫 編
ISBN978-4-907022-09-9 A5版382ページ 8,200円+税
インドとチベットの学僧たちによる『般若心経』註釈書の和訳と解説です。
収録されているのは、カマラシーラ註、ヴィマラミトラ註、シュリーシンハ・ヴァイローチャナ註、ジュニャーナミトラ註、プラシャーストラセーナ註、アティーシャ註、シュリーマハージャナ註、ヴァジュラパーニ註、ゴク・ロデン・シェーラプ註、ロントゥン・シェーチャ・クンリク註、ターラナータ註の十一本。
わが国の仏教書で『般若心経』をテーマとするものは甚だ数多くありますが、インド-チベットの大乗仏教の伝統に基づく諸々の註釈書を和訳・解説して一冊に集成した本は、今までに一つもありませんでした。それだけに、今回の出版は、とても画期的なことだといえるでしょう。

2.『初会金剛頂経概論 “タントラ義入”の研究』北村太道 著
ISBN978-4-90702210-5 A5版1234ページ カラー図版14ページ 17,000円+税
『真実摂経(金剛頂経・初会)』に関するブッダグヒヤの註釈書『タントラ義入』、及びパドマヴァジュラの復註の全訳。関連する論文十四本も収録。
この本は、厚さ7センチ超の大著です。まさに北村先生の長年に渡る御研究の集大成というべき、非常に有意義な出版だと思います。
「金剛頂経」として日本密教で伝統的に用いられている不空訳三巻本は、『真実摂経』の冒頭部分だけを漢訳したものであり、微細瑜伽や無相瑜伽などが入っていません。『タントラ義入』では、『真実摂経』の釈タントラと位置づけられる『金剛頂タントラ(金剛頂経・第二会、第三会)』の所説にも言及しながら、微細瑜伽や無相瑜伽の行法を説いています。これらが揃うことにより、ツォンカパ大師が『ガクリム・チェンモ』第四品で解説なさっているような、顕密共通の五道、及び無上瑜伽タントラの二次第と対照し得る瑜伽タントラの行法の枠組みが明らかになってきます。
チベット密教サイドから、この本を学ぶときの、一つポイントだといえます。

詳しくは、起心書房のサイトを御覧ください。
http://kishin-syobo.com/

10月 2日(日) 定期講習案内書、発送しました

ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習は、4月下旬に始まった学期が、一昨日までで全て終了しました。受講者の皆様の求法心と精進努力に、心より随喜したいと思います。

そして昨日、新しい案内書・申込書を、会員の方々等へ発送しました。今週の前半には届くと思います。会員以外の方にも、御請求があればお送り致しますので、遠慮なくおっしゃってください(info@potala.jp)。
来期は、10月20日(木)からスタートです。

9月20日(火) 訃報 ゲン・ギャツォ猊下

大変悲しいお知らせです。
大本山デプン寺ロセルリン学堂の元僧院長(ケンスル・リンポチェ)ゲシェー・ロサン・ギャツォ猊下が、9月19日に御示寂の理趣をお見せになりました。
猊下は、ポタラ・カレッジの招聘で幾度も御来日され、『入中論』、『量評釈』、『倶舎論』など貴重な教えの数々を授けてくださった偉大な善知識です。

ゲシェー・ロサン・ギャツォ猊下

ここに謹んで、猊下の深い御恩に感謝を捧げるとともに、有縁の所化をお導きになるため、再びこの世界で化身の御事業をお続けくだるよう、心より祈願したいと思います。

ポタラ・カレッジ東京センターでは、9月25日(日)午後6時45分から実施する定例法要を、ケンスル・リンポチェの追悼法要として厳修します。
どなたでも御参加いただけます。特に、ケンスル・リンポチェの教えを受けた皆様は、法友の方々へもお知らせいただけると有難いです。

なお、ケンスル・リンポチェの御説法「唯識と中観」が、『チベット仏教高僧法話集』(ポタラ・カレッジ チベット仏教叢書7)pp.80-87に収録されているので、リンポチェの遺徳を偲ぶため御一読をお勧め致します。

9月13日(火) 秋から秘密集会のコース開講します

秘密集会阿閃金剛

ポタラ・カレッジ東京センターで10月下旬からスタートの定期講習、「グヒヤサマージャ(秘密集会)」に関するコースを二つ実施します。
これは、今秋ダライ・ラマ法王猊下による無上瑜伽タントラの灌頂が大阪で厳修されること、そして来年春にはポタラ・カレッジ東京センターで高僧による「秘密集会」大灌頂を予定していることを考慮しての開講です。
灌頂を受けてから、「秘密集会」の修行をどう実践するか、その中身を具体的に学べるコースです。

一つは、私が担当する「秘密集会二流儀の成就法講読」(日曜午前11時〜12時30分)。宗祖ツォンカパ大師御自身がまとめた「秘密集会」の二つの成就法、聖者流の『清浄瑜伽次第』とジュニャーナパーダ流の『文殊密意明示』を、併行して対照しながら読み解いてゆきます。

もう一つは、ゲシェー・ソナム師担当の「秘密集会生起次第の解説」(土曜午後5時〜6時30分)。こちらは、アク・シェーラプ・ギャツォ師の註釈に基づいた生起次第の詳しい行法解説です。

いずれも通信受講併用。無上瑜伽タントラの灌頂を受けている方のみ受講できます(今まで無上瑜伽タントラの灌頂を受けていなくても、11月に法王猊下から「チッタマニ・ターラー」の灌頂を受法すれば参加可能です)。
お問い合わせは、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpまで。

過去のブログへ

a:139341 t:13 y:75

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional