ポタラ・カレッジ齋藤保高の個人サイトです。チベット仏教の伝統教学について、質の高い情報を提供します。

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このページは、数日おきに更新します。
ブログのように、新しい記事を上に加えてゆきます。
古い記事は、2~3箇月程度で、過去のブログのページへ移します。
ポタラ・カレッジの近況報告や行事に関することなど、最新の情報を書きますから、是非頻繁にチェックしてみてください。

2月 4日(木) 2月の特別講習と祈願大祭

あっという間に1月が終わり、もう立春ですね。
さて、ポタラ・カレッジの会員や受講者の方々へは手渡しや郵送で御案内を差し上げていますが、東京センター2月の予定を簡単に御紹介しましょう。

1.特別講習「中論第十品の解説」
 聖者ナーガールジュナ(龍樹)『根本中論頌』の第十品「火と薪の考察」を、宗祖ツォンカパ大師の註釈に基づいて、平易に解説します。これは、人無我の論証の一環として、人などが自性によって成立することの喩例を否定する内容です。中観哲学に御関心のあるへお奨めの講習!
◎ 参考図書『全訳 ツォンカパ 中論註 “正理の海”』(クンチョック・シタル、奥山裕共訳、起心書房)
 講師:クンチョック・シタル(ポタラ・カレッジ副会長・主任講師
 日時:2月11日(木・祝)午前11時~午後5時(途中、1時間の昼休みを設けます。
 どなたでも御参加いただけます(要申込)。
 ※ 当日は祝日のため、定期講習「四百論」は休講となります。

2.祈願大祭「ムンラム・チェンモ」法要
 チベット暦1月の満月の日(今年の場合、新暦の2月22日)は、「チョトゥル・トゥーチェン」といい、お釈迦様が神変により諸魔を降した日とされています。ダライ・ラマ法王の仮宮殿があるダラムサラの中央寺院では、この日を中心に祈願大祭(ムンラム・チェンモ)が挙行され、宗派や僧俗の別なく大勢の人々が参集します。ポタラ・カレッジ東京センターでも、満月の前夜になりますが、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師を導師に「祈願大祭法要」を厳修します。釈尊の偉業に随喜して功徳を積み、祈りを捧げる善き機会です。どなたでも、自由に御参加いただけます。
 日時:2月21日(日)午後6時45分~8時15分頃(6時半開場
 ◎「甚深道たる上師供養儀軌」をお持ちの方は、御持参ください。
 ※ 翌週2月28日(日)の定例法要は、お休み致します。

お問合せ、特別講習のお申し込みは、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpにて承わります。

なお、2月の大阪教室は14日(日)、名古屋教室は20日(土)に実施します。いずれも、クンチョック師の担当です。
名古屋教室は、今年の3月で終了することになりました。これまで御参加された受講者の皆様、会場を御提供くださった成田山萬福院様に、心より厚く御礼申し上げます。


1月20日(水) 写真・画像アルバムの一覧

本サイトの記事やポタラ・カレッジの活動など、主に仏教関係の写真・画像を集めたアルバムを、SNSフェイスブックに幾つかアップしてあります(facebookのアカウント登録をなさっていなくても御覧になれます)。
それらのアルバムへリンクする入口は、本サイトの様々なページの中に設けてあり、作った自分でさえ、どこだったか分からなくなってしまうこともありました(笑)。
そこで今回、それらのアルバムを一括して紹介するページを作りました。こちらです。

仏教の実践面、とりわけ密教に関しては、視覚的な資料が重要な役割りを果たすケースも多くあります。それゆえ、今後も必要に応じ、写真・画像アルバムを作ってゆきたいと思います。
新しく作成したアルバムも、この一覧ページに順次追加します。また、この一覧ページへは、トップページから常時リンクするようにしておきます。

1月 8日(金) 定期講習始まります

本日から、ポタラ・カレッジの定期講習が再開です。
新しい年に、心機一転、頑張りたいと思います!

大阪教室は、会場の都合により、今月は第4日曜ではなく、第2日曜の10日に実施します。担当は、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師です。

11日(月・祝)は、東京センターで新春特別講習「白マハーカーラの祈願と行法」があります。これもゲシェー・ソナム師の担当、午後1時~6時です(当日の定期講習「入中論」は休講)。
参加資格は、白マハーカーラの許可灌頂を受けているか、または四部タントラいずれかの完全な灌頂を受けていることです(お問合せ・申込みは、info@potala.jpまで)。

あと、今週末の東京センターは、クンチョック先生とガワン先生が不在のため、担当者の変更と休講があります。受講者の方々には、御迷惑をかけてしまい、申し訳ありません。
1月9日(土)午前11時~「カーラチャクラ」斎藤担当、午後1時30分~「五次第明灯」斎藤担当、3時15分~「チベット語中級」休講、5時~「量評釈」休講、6時45分~「入菩薩行論」ゲシェー・ソナム担当
10日(日)午前11時~「ヴァジュラヨーギニー」斎藤担当、午後1時30分~「チベット語上級」休講、3時15分~「瞑想教室」斎藤担当、5時~「前行道場」斎藤担当・・・ということになります。
年明け早々、ちょっと大変ですね(汗)。不行き届きもあると思いますが、よろしくお願いします。 

2016年1月1日(金・祝) 初詣と新年法要

謹んで新年をお祝い申し上げます。
今年もよろしくお願い致します。

昨年は、三年間の大親近行を満願したゲシェー・ソナム・ギャルツェン師がポタラ・カレッジでの指導に復帰し、また大阿闍梨トクデン・リンポチェ猊下(大本山デプン寺ロセルリン学堂前僧院長、ギュトゥー寺元僧院長)による「チャクラサンヴァラ」や「ヴァジュラヨーギニー」を中心とする密教伝授も実現しました。
ポタラ・カレッジは極めて小規模な仏教団体ですが、こうして真面目な宗教活動を地道に継続できるのは、会員・受講者の皆様のお蔭にほかなりません。年頭にあたり、心より随喜と感謝を捧げたいと思います。
私個人としては、前の記事でも触れたように、北インドのギュトゥー寺で大阿闍梨ゲン・ゲドゥン・ツェリン師から「ルーイーパ流チャクラサンヴァラ」成就法広本の行法などを習うことができました。とても有難いことです。
宗祖ツォンカパ大師が密教の核心と位置づける三大本尊(グヒヤサマージャ、チャクラサンヴァラ、ヤマーンタカ)の行法の流れを日本でも確立ことを目指し、今年も微力ながら精進努力を続けて参りたいと思います。

さて、来たる1月3日(日)午後2時~4時には、ポタラ・カレッジ東京センターで初詣ができます。
午後3時からは、ゲシェー・ソナム師を導師に、新年法要を厳修します。
どなたでも自由に御参加いただけるので、是非お気軽にいらっしゃってください。
『チベット仏教 常用経軌集』をお持ちの方は、必ず御持参ください。
お問合せは、info@potala.jpにて承わります。

2015年12月31日(木) ダラムサラとギュトゥー寺の写真

本当に早いもので、もう大晦日ですね。
ポタラ・カレッジの休講期間は2週間ほどあるのですが、年末年始のつまらない雑用に追われていると、あっと言う間に日時が過ぎ去ってしまいます。

さて、今年の8月に北インドのダラムサラを訪れ、ギュトゥー寺でチベット密教を学修したときの写真を集めたアルバムを、facebookに作ってみました。
こちらです(facebookのアカウント登録をなさっていない方でも御覧いただけます)。
9月からずっと、作ろう作ろうと思いつつ、延び延びになっておりました。年を越してしまうと、もう永遠にやる機会を逸してしまうだろうな・・・ということで、年末ギリギリにやっつけ仕事でまとめてみました(汗)。
今さら観はありますが、密教教学的に貴重な資料も入っていますので、御関心のある方は、お正月休みにでも御覧になっていただければと思います。

そんなこんなで、この一年間も多くの皆様に色々とお世話になりました。本当に有難うございます。
ではどうか、良いお年をお迎えください。

12月23日(水・祝) スーナム・タクパ大師御縁日

明日12月24日は、チベット暦の11月14日(今年の場合)、パンチェン・スーナム・タクパ大師の御縁日です。
大師は、大本山デプン寺ロセルリン学堂の教学体系を確立した大学僧です。第十五世のガンデン座主をお務めになり、ダライ・ラマ三世の恩師としてもよく知られています。総本山ガンデン寺シャルツェ学堂やギュトゥー寺などでも、大師の著作が主な教科書となっています。

以前ポタラ・カレッジの団体参拝で、南インドのデプン寺ロセルリン学堂に滞在したとき、ちょうどこの御縁日に居合わせたことがありました。本堂がイルミネーションできらびやかに飾られ、寺務所のパーティにお招きいただいたのを覚えています。
現代日本人の仏教寺院に対するイメージからすると、巷のクリスマスデコレーションのような派手な装飾には違和感を抱くかもしれませんが、インド-チベット的な伝統では、それも光の供養だから教義的に全然おかしくありません。

個人的には、パンチェン・スーナム・タクパ大師による「グヒヤサマージャ」二次第の解説書『智慧者の魅惑』を、大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師の御自坊で学んだときのことが、懐かしく思い出されます。
このテキストは、ギュトゥー寺の公式教科書にもなっており、宗祖ツォンカパ大師の密教教学の要点を理解するのに、とても役だつ内容です(『智慧者の魅惑』についてはこちらのページ参照)。

12月15日(火) 年末特別講習「中観の四念住」

12月23日(水・祝)にポタラ・カレッジ東京センターで、年末特別講習「中観の四念住」を実施します。時間は午前11時~午後5時、ガワン・ウースン師の担当です。

仏教一般の四念住(四念処)は、不浄・苦・無常・無我を念じることです。しかし、今回のテーマとなる「中観の四念住」では、上師・慈悲・本尊・空性を観想し、大乗仏教の枠組みの中で顕教と密教を結びつける要点を修習します。
教材に用いる「見解教導・四念住の道歌」は、宗祖ツォンカパ大師が文殊から直接授かったとされる教誡で、これを師資相承して受け継いだダライ・ラマ七世法王が道歌としてまとめたものです。偉大な上師たちの加持力を伴ったこの要訣を学び、その中から日々の実践に役だつ教えを見いだすことができるはずです。
お問い合わせ・お申し込みは、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpにて承わります。

12月 2日(水) ツォンカパ大師御縁日法要

秋からの定期講習が始まったと思ったら、あっという間に12月ですね。先月は、ブログの更新をサボってしまい、すみません(汗)。

さて、チベット暦の10月25日(今年の場合、新暦の12月5日)は、宗祖ツォンカパ大師が御入滅の理趣をお示しになった御縁日で、「ガンデン・ガチュー」といいます。
ポタラ・カレッジ東京センターでは、「ガンデン・ガチュー法要」を、12月5日(土)午後6時45分から行ないます。
法要では、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師を導師に、皆で「グルプージャ儀軌」を厳修します。どなたでも御参加いただけますので、是非いらっしゃってください。
なお、当日午後6時45分からのの定期講習「入菩薩行論」は休講となります。

10月22日(木) 『五次第明灯』の科文掲載

『五次第明灯(リムガ・セルドゥン)』は、宗祖ツォンカパ大師が「グヒヤサマージャ」聖者流の究竟次第を詳細に解説した最晩年の名著で、無上瑜伽タントラの最奥義、ゲルク派密教の究極的な立場を明示するものです。
こうした大部の著作では、著述内容を整理して階層的な項目にまとめた科文が、本文の随所に設定されています。今回、その科文だけを抜き出して和訳したものを、新しいページで掲載してみました。こちらです。
これで、全篇の大枠は、ほぼつかめると思います。ただ、最も中心となる箇所の詳細な支科範は、現時点では省略されており、後日アップしてゆく予定です。

ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習で私が担当している「五次第明灯」のコースは、今年の4月に新規開講し、この秋は科文の「4.聖者流の典籍の数々」から勉強します。
科文を見ても分かるとおり、これから少しづつ本格的な内容へ入ってゆくところなので、今から新たに受講なさっても問題ありません。
無上瑜伽タントラの大灌頂を受けていれば、1回見学もできますから、御関心のある方は是非いらっしゃってください。今週の土曜からです。

10月18日(日) 倶舎論と大乗阿毘達磨集論

今週から東京センターの定期講習が始まります(詳しくはこちら)。

きょうは、新規開講コースの中で、「倶舎論と大乗阿毘達磨集論」(火曜午後6時30分~、通信受講併用)を御紹介しましょう。
案内にもあるように、五薀・十二処・十八界、二十二根、心・心所・心不相応行、六因・五果・四縁などの内容は、小乗と大乗、顕教と密教に共通する通仏教的な基本です。
先般の密教伝授の際にも、大阿闍梨トクデン・リンポチェ猊下とゲシェー・ソナム・ギャルツェン師が何度も「密教独特の道だけでなく、顕密共通の道の学修を怠らないように」と強調しておられましたが、まさにこのコースで学ぶことは、哲学的な基礎理論の方面に於てそれに該当するものといえるでしょう。
担当のガワン・ウースン師は、こうした阿毘達磨の教理に関して、大変造詣の深い先生です。
通仏教的な基礎学を正確に習得したい方へ、特にお奨めのコース!

10月15日(木) トクデン・リンポチェ猊下離日

昨日午前に成田空港で、大阿闍梨トクデン・リンポチェ猊下と承仕チューベル師をお見送り致しました。
遠からず再び来日され、ポタラ・カレッジで説法してくださることを、心より祈念したいと思います。

午後からは、ポタラ・カレッジ東京センターの後片付けを行ないました。
いよいよ来週10月19日(月)から、東京センターの定期講習が開講です(名古屋教室は17日、大阪教室は25日)。
内容は、こちらを御覧ください。
今期もまた、受講者の皆様とともに精進してゆきたいと思います。どうかよろしくお願いします!

10月13日(火) 薬師如来の行法

お蔭様で、大阿闍梨トクデン・リンポチェ猊下による密教伝授は、昨日の「七仏薬師許可灌頂」をもって、全て成満しました。締めくくりに、御法礼の「上師供養儀軌」を厳修し、全ての行事を無事に終えることができました。
御参加くださった受者の皆様、ボランティアで御奉仕くださった会員の方々へ、心から感謝したいと思います。

ところで、薬師如来の灌頂・許可灌頂の受者を主な対象に、簡単な成就法を分かりやすく解説し、病気の平癒や身心の健康を祈願するやり方を指導する機会を、11月23日(月・祝)に設けます。ポタラ・カレッジ東京センターで、時間は午後1時~5時。担当は、クンチョック・シタル師です。
今回の「七仏薬師許可灌頂」を受けた方はもちろん、以前に薬師如来の灌頂や許可灌頂を受法した方にもお奨めです。
お問合せ・お申込みは、info@potala.jpまで。

10月11日(日) 六座グルヨーガ

大阿闍梨トクデン・リンポチェ猊下の密教伝授、「ヴァジュラヨーギニー(金剛瑜伽女)」の加持灌頂も、お蔭様で昨日無事に成満しました。

御承知のとおり、先日の「チャクラサンヴァラ」ルーイーパ流の大灌頂と昨日の「ヴァジュラヨーギニー」加持灌頂を受法された方は、「六座グルヨーガ」を毎昼夜に修行することが三昧耶(大阿闍梨との誓約)となっています。
この「六座グルヨーガ」の行法指導を、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師の担当で、11月3日(火・祝)午後1時~6時にポタラ・カレッジ東京センターで実施します(通信受講も可)。
今回初めて「六座グルヨーガ」を修行する方はもちろん、要点を復習したいとお考えの方にもお奨めです。

「六座グルヨーガ」の修行は、とにかく毎日毎日、ずっと続けることが大切です。最初のうちは、完璧に瞑想するのは難しいですから、少しづつ儀軌に慣れることを目指しましょう。厳しく考えすぎて些細な点にこだわると、毎日続けるのが難しくなってしまいかねません。
もし、実修上の疑問や困難が生じたら、いつでも相談に乗りますから、遠慮なくお声をかけてください。

「六座グルヨーガ」と「三昧耶戒」については、本サイトの「無上瑜伽タントラ灌頂受者専用ページ」にも詳しい解説がありますから、よろしければ御活用なさってください。入口はこちらです。

また、拙著『チベット密教 修行の設計図』(春秋社)の第八章(pp.86-101)にも、「六座グルヨーガ」の結構踏み込んだ説明があります。
この本は、一応初心者向けという設定になっているけれど、文字どおり初心者の段階で第八章を読んだ場合、「無上瑜伽タントラの大灌頂を受けたら、こんな感じの修行をするのか・・」ということが漠然と分かるぐらいだと思います。でも、実際に灌頂を受けて「六座グルヨーガ」の実修を始めた方が読めば、色々なことが見えてくるはずです。

10月 5日(月) チャクラサンヴァラ大灌頂成満

今回の大阿闍梨トクデン・リンポチェによる密教伝授のうち、一番大きな行事だった「チャクラサンヴァラ」ルーイーパ流の大灌頂が、昨日無事に成満しました。真摯な受者の方が多勢集まり、とても有意義な伝法の機会となったと思います。
狭い会場のため、長時間窮屈な状態で御辛抱いただきましたが、皆様の御協力のお蔭で、諸々の過程を円滑に進めることができました。受者の皆様、ボランティアで御奉仕くださった会員の方々へ、心より感謝したいと思います。

10月6日(火)「ジェ・ツォンカパ大師の灌頂」以降の諸行事は、いずれもまだ空きがありますので、今からでも受法お申し込みいただけます。詳しくは、こちらを御覧ください。
なお、10月11日(日)「ヴァジュラヨーギニーの成就法伝授」は、時間が午後1時~6時に変更となりました。

9月30日(水) トクデン・リンポチェ猊下御来日 

大阿闍梨トクデン・リンポチェ猊下と承事のチューペル師を、本日午前に成田空港でお迎え致しました。
明日から10月12日まで、ポタラ・カレッジ東京センターで、密教の灌頂など貴重な説法の数々が行なわれます(こちらを御参照ください)。

灌頂を受法するにあたって最も大切なのは、至極当たり前のことですが、三宝への帰依、そして菩提心です。
こうした点については、以前のブログでも再三書いていますが、重要なことですから昔の記事を再掲しておきましょう。これは、私自身の自戒のためでもあります。

密教の灌頂や伝授では、「ラマと本尊は一心同体であり、それに仏法僧の三宝が集約されている」と信解し、真心から帰依することが大切です。
そして、「一切衆生のため、自分自身が仏陀の覚りを得よう」という菩提心を動機にして、灌頂や伝授を受けることが肝要です。
一番大事な要点は、実にこれだけです。

密教を修行するには、仏教一般の巾広い知識や、特に中観の正しい理解が必要です。また、密教自体についても、学ぶべきことはたくさんあります。瞑想を実践するためには、精神集中力も欠かせません。
けれどもこれらは、灌頂を受けてから、いくらでも学修できます。特に精神集中力や瞑想技法などは、成就法の実践を通じて修練することが可能です。

帰依と菩提心もまた、灌頂を受けてから、さらにレベルアップしてゆく必要があります。
しかし、この両者が精神集中力などと決定的に異なるのは、「もし帰依と菩提心が全然なければ、その人にとって、灌頂自体が全く成立しない」という点です。たとえ伝授会場に座っていても、物理的に身体がその場に存在しただけにすぎず、本当の意味で灌頂を受けたことにはなりません。
ですから密教伝授に際して、とにかく帰依と菩提心だけは、何よりも重要視しなければいけないのです。

菩提心といっても、正真正銘の非作為的な菩提心を発するのは、そう簡単でありません。
そこまでは無理でも、まず菩提心についてよく学び、「自分も菩提心を発したい」という真摯な願望を抱き、そのうえでよく瞑想することが大切です。
例えば、「因果の七秘訣」などの瞑想を重ねることにより、作為的な菩提心を確立できるようになります。
灌頂の法儀では、ラマが菩提心のお話をなさるはずです。その内容を聴聞しながら、作為的な菩提心を確立できれば、それを動機にして灌頂を受けられるわけです。
だから、灌頂を受けた後も菩提心のレベルアップに精進し、非作為的な菩提心を目指さなければいけません。これができたら、そのとき本当に密教の菩薩となるのです。

9月28日(月) 秋の密教伝授案内ページ

ポタラ・カレッジ会員の方々へは、だいぶ前から御案内していますが、大阿闍梨トクデン・リンポチェ猊下(大本山デプン寺ロセルリン学堂前僧院長・ギュトゥー寺元僧院長)をお招きし、10月前半に東京センターで密教伝授を行ないます。
大変遅ればせながら、本サイトにも案内ページを作りましたので、御覧ください。こちらです。
法話、灌頂、伝授に参加なさるためには、必ず事前のお申し込みが必要です。
案内書・申込書は、御請求があれば、会員以外の方へもお送りしますので、遠慮なくおっしゃってください。
お問合せは、TEL.03-3251-4090、info@potala.jpにて承わります。

このほどポタラ・カレッジ東京センターでは、床の絨毯を全面的に張り替えました。密教伝授の際も、以前より快適に御参加いただけるのではないかと思います。

9月24日(木) 秋からの定期講習案内ページ

大変遅くなってしまいましたが、10月後半から始まるポタラ・カレッジ定期講習の御案内ページを作りました。
こちらです。

東京センターでの新規開講コースは、「倶舎論と大乗阿毘達磨集論」(火曜18時30分~)、「チャクラサンヴァラ成就法」(水曜18時30分~)、「ヴァジュラヨーギニー成就法広本講読」(日曜11時~)、「前行道場 金剛薩埵」(日曜17時~)、「極楽誓願 チベットの浄土教」(通信受講専用)を予定しております。

その中で私の担当は、「ヴァジュラヨーギニー」です。
これの受講資格は、本尊の加持灌頂を受けていることですが、大阿闍梨からの成就法伝授は必須ではありません。
成就法の広本儀軌は、2007年2月にポタラ・カレッジで大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師が成就法を伝授なさった際、詳しく解説してくださったテキストです。当時は、和訳が略本儀軌しかありませんでしたが、今回のコースを通じて広本を正確に訳出したいと思います。

8月26日(水) 土曜日に名古屋教室を担当します

8月29日(土)に、ポタラ・カレッジ名古屋教室を担当させていただきます。
内容等につきましては、こちらを御覧ください。
10月からの名古屋教室は、ゲシェー・ソナム師とクンチョック師の担当となるため、私の講義はとりあえず今回が最後となります。
なお、来年4月以降については未定です。

8月20日(木) 帰国しました

昨日、インドより無事に帰国しました。
今回の学修の主な目的は、北インドのダラムサラ付近に再建されたギュトゥー寺で、「ルーイーパ流チャクラサンヴァラ」成就法広本の行法を習うことです。お蔭様で、事相の第一人者である大阿闍梨ゲン・ゲドゥン・ツェリン師から、親しく御指導を受けることができました。
ゲン・ゲドゥン師からは、2012年に「ヤマーンタカ」と「グヒヤサマージャ」の成就法広本の行法を習っているので(こちらを御参照ください)、今回の「チャクラサンヴァラ」と合わせ、ゲルク派密教三大本尊の成就法を伝授していただいたことになります。
この大阿闍梨の御恩に報いるためにも、教わった内容をきちんと整理して習得し、自分自身の修行、ポタラ・カレッジでの講義、図書の執筆などに役だててゆきたいと思います。

話は変わりますが、ちょうど自分の不在中に、ポタラ・カレッジの公式サイトが閲覧不能となり、メールも使用できない状態だったようです。
御不便をおかけしてしまい、大変申し訳ありませんでした。

8月 4日(火) インドへ学修に行きます

明日より19日(水)まで、個人的な学修のためにインドへ行ってきます。今回は、例年より短期間です。内容等は、帰国後にブログで御報告できればと思います。

ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習で私が担当するコースは、夏季休講明けの22日(土)から通常どおり実施します。

旅行期間中、ブログの更新は難しいと思います。今月下旬に、またお目にかかりましょう。
暑い日が続いていますから、皆様どうか御自愛なさってください。

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