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このページは、数日おきに更新します。
ブログのように、新しい記事を上に加えてゆきます。
古い記事は、2~3箇月程度で、過去のブログのページへ移します。
ポタラ・カレッジの近況報告や行事に関することなど、最新の情報を書きますから、是非頻繁にチェックしてみてください。

10月13日(火) 定期講習の案内発送

昨日、秋からの定期講習の簡単な御案内と申込書を、ポタラ・カレッジ会員の方々へ郵送しました。
インターネットの方が詳しいので、出来れば公式サイト定期講習御案内ページを参照なさってください。そのページの中で、受講申し込みができます。また、メール(info@potala.jp)でもお申し込みできます。いずれか一つの方法でお申し込みくださればよいので、重複して御提出いただく必要はありません。


10月 6日(火) 秋からの定期講習御案内

ポタラ・カレッジ公式サイトに、この秋開講する定期講習の御案内ページ''が出来ました。こちらです。
今期から、オンライン受講が正式にスタートします。教室への出席、オンライン受講、通信受講という3つのやり方を、受講者の方がそのときの御都合に応じ、自由に組み合わせて活用できる態勢が整いました。

東京センターは、10月19日(月)より順次始まります。新規開講は、次の5科目です。それ以外のクラスは、9月までの内容の継続となります。

1.般若心経 日曜午後1時30分~3時 ガワン・ウースン担当
 チベットの『般若心経』を読み進めながら、仏教の基本を分かりやすく解説します。

2.前行道場 六加行法 日曜午後5時~6時30分 ゲシェー・ソナム・ギャルツェン担当
 集会図の観想や七支分の修行を中心とする入門的な実践法を指導します。

3.ロジョン 心の訓練 通信受講専用コース クンチョック・シタル担当
 カダム派のゲシェー・チェカワによる『ロジョン・トゥンドゥンマ』を読み解きながら、利己的な心を菩薩の利他心へ転換していく実践修行を平易に解説。

4.密教戒の根本罪 通信受講専用コース ガワン・ウースン担当
 サキャ派のタクパ・ギェルツェン大師による解説書をもとに、三昧耶戒の十四根本罪などについて説明します。9月までの「師事法五十頌」に関連する内容。

5.チベット語 応用 土曜午後3時15分~4時45分 ガワン・ウースン担当
 ゲルク派大本山ラプラン・タシーキル寺の大学僧クンタン・テンペー・ドゥンメによる『水樹論』を教材に、宗教や文化に関するチベット語の表現を学びます。

大阪教室は、「前行・金剛薩埵」午後2時~4時が新規開講となります。午前のクラスは、今までの継続です。

10月 1日(木) ポタラ・カレッジ 秋の集中講座

新型コロナのためしばらく実施できないでいた集中講座を、10月中旬に2つ開催します。教室は出来るだけ感染防止対策を行ない、定員14名厳守で、申込フォームかメールによる予約制となります。ほかに、教室での講義を同時配信するオンライン受講、録音を後から提供する通信受講も可能です。
 10月10日(土)・11日(日)の二日間は、ガワン・ウースン師担当の「四聖諦の解説」、10月17日(土)・18日(日)の二日間は、クンチョック・シタル師担当の「止観の瞑想」です。詳しくは、こちらのページを御覧ください。受講のお申し込みも、そのページの中でできます。

9月30日(水) 今期の定期講習終了

あっという間に、9月も終わりですね(汗)

ポタラ・カレッジの定期講習も、今期は本日までとなっています。新型コロナのせいで開講が約1箇月遅れ、開講から6月中旬までと、7月中旬~8月末に全面通信講義化を余儀なくされるなど、困難に満ちた学期でした。
そんな逆境でも、受講者の方々が熱心に学修を続けてきたのは、本当に素晴らしいことだと思います。困難に直面しながらも仏道修行に精進すれば、より大きな功徳を積めるといいます。受講者の皆様の努力に、心より敬意と随喜を捧げます。

私自身の担当している2コースは、27日(日)までで今期分を終了しました。
土曜の「五次第明灯」は、楽現等覚次第(光明)に入ったところです。1年前の9月末に自加持次第(幻身)へ入ったので、幻身関係の解説に丸1年を要したことになります。『五次第明灯』の光明の科範には、聖者流究竟次第の本当の意味を掴み取るのに役だつ、極めて重要な教えが散りばめられています。来期、そこを読み進めてゆくのが、今からとても楽しみです!
日曜の「ヤマーンタカ 一尊の成就法と親近行」は、成就法結行次第の願文で、ダライ・ラマ二世の根本頌とそれに対するギュトゥー寺の註釈を講読しているところです。来期は、「ヤマーンタカ」の生起次第と究竟次第を順に概観する箇所へ入ります。そこだけでも、一つの独立した学習課題として成立する内容なので、これまたすごく楽しみですね ^^

来期の定期講習は、10月19日(月)から順次スタートします。前の記事にも書いたとおり、教室の講義に出席、オンライン受講、通信受講という3つの選択肢を、その都度自由に選べるようになります。来期もまた、是非よろしくお願いします!

9月18日(金) オンライン講義

しばらくブログの更新をサボってしまいましたが、そのあいだ遊んでいたほけではありません(笑)
定期講習の教室での講義が再開されたので、それに合わせて、オンライン講義の試行も始めてみました。教室に於ける講義を、Zoomで配信する方式です。
先週末から、自分の担当する「五次第明灯」と「ヤマーンタカ 一尊成就法と親近行」を手始めに行なってみましたが、単純なやり方でも意外と好結果なので、今後科目を広げて試していこうと思います。

そうしたテストの結果にもよりますが、方向性としては、①教室への出席、②オンライン受講、③通信受講(録音データのダウンロード、CD、USBメモリなど)という3つの選択肢を用意し、受講者の方々が、各自のそのときどきの体調、御都合などに応じて自由に選べるように出来ればと考えています。
今のような困難な時期、会員・受講者の皆様も、それぞれに難しい状況がおありかと思います。そういう中でも、出来る限り仏教の学修を続けていくならば、非常に大きな功徳を積むことになります。ですから、ポタラ・カレッジとしては、なるべく受講者本位の態勢を整え、一人ひとりの状況に合った学習の機会を提供していければと考えております。

8月31日(月) 教室での講義を段階的に再開

8月も今日でおしまい・・。
9月から、ポタラ・カレッジの定期講習は、段階的に教室での講義を再開します。自分が担当する2科目は、早速今度の土日から、教室でやります! 教室での講義が再開されても、通信受講は続けられるから、受講者の方は自由に選択可能です。
詳しくは、公式サイトこちらのページを御覧ください。

それにしても、3月に一時休講にしてから、早くも半年が経過ですね。コロナ対応も、いい加減、新しいフェーズに入らなきゃいけないと思います。

8月29日(土) 善通寺公開講座第5回終了

おとといと昨日に行なわれた総本山善通寺(香川県)の「チベット仏教公開講座」第5回、お蔭様で無事に終了しました。御参加くださった皆様と、御関係者各位に、心から随喜とともに感謝いたします。全8回のうち後半4回は、顕密共通の道についての解説で、今回は中観哲学や止観がテーマとなりました。
次回は、12月9日(水)・10日(木)の予定です。菩提心やロジョンについてお話ししたいと思います。
7月以来新型コロナの流行が全国的に広がる傾向となり、5月に続いて今回も開催が危ぶまれましたけれど、政府・自治体から中止要請等がなく、会場がいわゆる「3密」とはほど遠い環境なこともあり、実施しようという判断になりました。どのくらい受講者が出席されるか不安でしたが、予想以上にいらっしゃってくださり、本当に有難いことだと思います。やはり実際に皆が一堂に集まり、弘法大師御誕生所という聖なる場を共有し、真摯に仏教を学ぶということには、何物にも代え難い価値があるのだと再認識させられました。

善通寺東院伽藍

写真は、善通寺の東院伽藍。
金堂(本尊・薬師如来)と五重塔。正面の木の向こうに見え隠れしているのは釈迦堂。現在の堂塔は江戸時代以降の再建だけれど、この場所に伽藍を開いて真言密教の根本道場となさったのは、留学先の唐から帰国された空海御本人だそうです。

8月18日(火) 全面通信講義の再延長

新型コロナウイルスの流行が懸念される状況が続いているため、ポタラ・カレッジ東京センター定期講習の全面通信受講方式を、夏休み明けも延長し、8月31日(月)まで継続します。この期間、教室での講義はありませんので、御注意ください。
今後の推移を見ながら、状況のさらなる悪化がなければ、9月1日(火)から、教室での講義を再開したいと思います。その場合でも、全ての科目で通信受講を併用できる点は、今までと同じです。

8月23日(日)の大阪教室は、應典院で予定どおり実施します。内容は、7月12日の続きです。
体調がよくないとき(熱がある、強い頭痛がする、激しい咳がでる、極度の倦怠感がある、息切れがする、味覚や嗅覚に異変があるなど、普段と異なる症状が感じられるとき)は、出席を見あわせてください。通信受講の対応が可能です。また教室内では、常時マスクを着用してください。

あと、ポタラ・カレッジ主催の行事ではありませんが、私が担当させていただいている善通寺勧学院の公開講座(第5回)も、8月27日(木)と28日(金)の両日に予定どおり開催されます。今回は、空性と縁起や、止観の瞑想など、奥深い教理・実践の内容です。
受講者の方々は御存じのとおり、会場のいろは会館は「3密」とはほど遠い環境で、そのうえ善通寺の担当者の方々が万全の感染防止対策に取り組んでくださっていますから、安心して御参加いただけると思います。私も、久しぶりでとても楽しみだし、今から滅茶苦茶やる気になってます ^^

8月11日(火) 月と金のシャングリラ・完結編

4月24日の記事で御紹介したチベット僧院コミックの続編『月と金のシャングリラ2』(イーストプレス)が、8月に単行本として出版されます。

月と金のシャングリラ ©Kuranishi 2020
月と金のシャングリラ 2より ©Kuranishi 2020

今回も、その中から絵を一枚拝借して載せてみます。これは、物語の主人公となる修行僧たち。いかにもチベット本土のお坊さんらしい雰囲気が出ていますよね。
作者の蔵西くらにし)さんならではの、「チベット愛」にあふれる精緻な絵の数々は、前編同様に見応え十分です。

そして物語は、今回で完結となります。1950年代のチベット本土が舞台ですから、時代的にハッピーエンドとなり得ないことは、容易に想像がつくと思います。それでも、どこか爽やかな読後感に浸れるあたり、流石だなと思ってしまいます。

今までチベットに触れる機会のなかった方々にも、コミックならではの入り易さがありますから、前編と併せて是非お勧めしたいです。チベットのお寺と仏教文化、人々の宗教観と優しさ、スケールの違う大自然、そして悲しい現代史など、手軽に触れることのできる「チベット入門」として、多くの人々に読んで欲しいと思います。

あと個人的な好みですが、カバーを取った本体表紙の絵が、今回はとても魅力的です。どんな絵かは、ぜひ現物を手にして確かめてください ^^
版元サイトの紹介ページはこちら

8月 7日(金) 定期講習夏休み

本日から8月20日(木)まで2週間、ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習は夏季休講となります。
お知らせしているとおり、現在は再び全面通信受講方式となっておりますが、講義のダウンロード御案内メールも、夏休み前の分は本日までに受講者の方々へ送信し終えました。CD等で受講の方へも、今週中に発送できると思います。
どうか、くれぐれもお体に気をつけて、よい夏をお過ごしください。

7月29日(水) 定期講習全面通信受講方式の延長

新型コロナウイルスの流行が再び懸念される状況が続いているため、ポタラ・カレッジ東京センター定期講習の全面通信受講方式を、当初の予定より1週間延長し、8月6日(木)まで継続します。この期間、教室での講義はありませんので、御注意ください。
8月7日(金)から20日(木)までの2週間は、夏季休講となります。
今後の推移を見ながら、もし状況が幾分改善されれば、夏休み明けの8月21日(金)から、教室での講義を再開したいと思います。その場合でも、全ての科目で通信受講を併用できる点は、今までと同じです。

7月24日(金) 初転法輪の御縁日

アップするのが遅くなってしまいましたけれど、本日はチベット暦の6月4日、お釈迦様が最初の説法(初転法輪)をなさったとされる御縁日です。
昨今の「コロナ禍」というべき災厄が続いている状況に合わせ、初転法輪の教えに基づく内容を、3月31日の記事に書かせていただきました。それからだいぶ月日も経過したので、ここに要旨を再掲しておきます。

仏教の教主はお釈迦様ですから、どんな宗派であれ、仏教徒ならばお釈迦様の教えを尊重しなければいけません。そして、お釈迦様の教えの根本的な枠組みは、初転法輪で説き明かされた「四諦(四つの聖なる真理)」です。
四諦の第一は苦諦です。お釈迦様は最初に、「これは苦である」とお説きになりました。つまり、私たちの存在というのは、突き詰めれば苦だということです。生老病死すべて、本質は苦しみです。そのように「苦を知るべきだ」とお釈迦様はおっしゃっています。
本当の仏教徒ならば、今回のような災厄に直面したときこそ、まずは苦諦の教えを想起すべきでしょう。極論すれば、今のような状況が、この世界の本当の在り方なわけですから、過度に悲観したり狼狽する必要はありません。その現実を冷静に受け入れられれば、解脱を真摯に希求する出離の心を起こすことができるのです。
お釈迦様は、初転法輪の冒頭で「苦諦」という非常に厳しい現実認識を示されましたが、それで何も解決の方法をお説きにならなかったわけではありません。苦の原因(集)を断ち切り、苦が止滅した境地(滅)を実現するには、正しい方法(道)を実修する必要がある・・。このように、苦・集・滅・道という四諦の枠組みを通じて、苦しみは悉く断滅して解脱を達成できると、お釈迦様は教えてくださったのです。だから、たとえどんな苦境に直面しても、仏教的には必ず解決の道があります。
このことを自分自身について考えて修行するのが、小乗仏教の道です。そこへ利他という視点を導入し、「一切衆生のために仏陀の境地を得よう」という菩提心を動機に修行するのが、大乗仏教の道です。大乗の道を速やかに進むため、本尊瑜伽という特別な手段を用いるのが、密教の道です。密教の中でも、三身修道と楽空無差別を通じて本尊瑜伽を修行するのが、無上瑜伽タントラの道です。
   
こうした小乗・大乗・密教(その中でも無上瑜伽タントラ)という重層構造の教理・実践体系を全て包括しているのが、チベット仏教の特色です。
ポタラ・カレッジは、チベット仏教を本格的に学び実践する団体なのだから、四諦の教えを基本に据えて様々な活動を行なうべきです。この点を、初転法輪の御縁日にあたり、改めて顧みるようにしたいと思います。

7月15日(水) 定期講習を全科目通信講義へ切り替え

御承知のとおり、7月に入って再び、新型コロナウイルス感染症の流行状況が悪化してきました。東京を中心とした感染者数の増加は、3月・4月頃とは異なる様相のものといわれていましたが、最近になって流行が社会全般に広まっている傾向も見られ、東京都は7月15日に警戒レベルを最大へ引き上げました。
こうした状況に鑑み、ポタラ・カレッジでは、東京センターの定期講習を、再び全科目通信講義へ切り替えます。期間は、7月17日(金)から30日(木)までの2週間とします。この間、教室での講義はありませんので、御注意ください。
今後の推移を見ながら、もし状況が幾分改善されれば、7月31日(金)から8月6日(木)までの1週間、教室での講義を再開します。その場合でも、全ての科目で通信受講を併用できる点は、今までと変わりません。
8月7日(金)から20日(木)までの2週間は、夏季休講となります。夏季休講期間中に特別講習・集中講座を実施するかどうかは、状況を勘案しつつ検討してゆきます。

ポタラ・カレッジは、小規模な団体の利点を生かし、臨機応変かつ身軽に、全科目通信講義と教室での講義を、何度でも円滑に切り替えられるような態勢を整えています。それにより、新型コロナの流行状況がどのようになっても、仏教の学修を続けられるようにしたいと思います。
受講者の皆様には、お手数をかけて恐縮ですが、各自必要に応じて、公式サイトの「新着情報」欄や「新型コロナ対策」のページをチェックしてくださるようにお願い致します。

7月10日(金) 大阪教室、7/12開講

ポタラ・カレッジ大阪教室の定期講習、開講直前の御案内です。

前にお知らせしたとおり、今期の大阪教室は、7月12日(日)が初回で、以降8月23日(日)、9月6日(日)、9月13日(日)の合計4回となります。時間は、午前11時~「真言道次第広論 第十一品」、午後2時~「帰依と菩提心」です。
会場は、今期に限り、2月までと同じ應典院(大阪市天王寺区寺町1-1-27)で暫定的に実施します。日程・会場がたびたび変更になり、大変申し訳ありませんでした。

なお、新型コロナ感染予防のため、当日体調がよくない場合(熱がある、強い頭痛がする、激しい咳がでる、極度の倦怠感がある、息切れがする、味覚や嗅覚に異変があるなど、普段と異なる症状が感じられるとき)は、出席を見あわせてください。出席できなくなった方へは、録音を提供するように致します。また教室内では、常時マスクを着用してくださるようにお願いします。

講義内容など詳しくは、こちらを御覧ください。

7月 8日(水) 老後と来世

有暇具足せる人身は、得難く壊れやすきもの
されば今こそ苦と楽の、分かれ道をば選ぶとき
無意味な現世の雑事へと、心を散らすことなかれ
まことに意義ある心髄の、道を得るよう加持し給え
パンチェン・ラマ一世『中有隘路の救度祈願』より。全文はこちら

「ラムリム」を説明していて、自分でハッとすることがあります。「80歳代の老後は存在するか分からないけれど、来世は確実に存在する・・」。
今のように疫病が流行したりすると、少しは切実に考えられますよね。すぐ身近に死と来世の存在を感じつつ、日々の行ないを正してゆくのが、「ラムリム」実修の基礎的な心掛けといえるでしょう。
上記の「意義ある心髄の道」とは、突き詰めれば、本物の菩提心を真摯に希求し、それに沿う流れで今の刹那刹那を大切に生きることかと思います。

7月 6日(月) ダライ・ラマ法王御誕生日の講話

2020年7月6日は、ダライ・ラマ14世法王テンジン・ギャツォ猊下の85歳の御誕生日にあたります。
ポタラ・カレッジでは、例年法王御誕生日の当日に慶祝・御長寿祈願の法要を厳修していますが、今年は新型コロナウイルスの流行が続いているため、残念ながら実施できません。そこで代わりに、副会長クンチョック・シタル師による「2020 法王御誕生日講話」を収録したので、是非お聴きになってください。こちらです。

6月26日(金) 佛大ミュージアムの研究紀要

昨秋、京都の佛大ミュージアムで開催された特別展「チベット密教の美と祈り - 北村コレクションより -」。私も、期間中の10月30日に拝観し(2019年11月5日の記事参照)、さらに終了後の12月23日には、北村太道先生と小野田俊蔵館長のお許しを得て、グヒヤサマージャ立体曼荼羅の分解・撤収作業を見学させていただきました(12月30日の記事参照)。

そのときお世話になった同展コーディネーターの中島小乃美先生と担当学芸員の熊谷貴史先生から、このたび『佛教大学宗教文化ミュージアム研究紀要』第16号(ISSN 1349-8444)を御恵贈いただきました。これはとても嬉しい贈り物です!

同紀要の冒頭には、熊谷先生による「立体マンダラ小考 - 展示に基づく空間表現の視座 -」という論考が掲載されています。ミュージアム学芸員の立場から、立体曼荼羅の構造を客観的に研究・紹介している、大変貴重な内容です。図書館や研究機関等で閲覧の機会があれば、ぜひ御覧になっていただきたいと思います。今までほとんど見られなかった、立体曼荼羅内部の貴重な写真が、いろいろ収録されています。

佛教大学宗教文化ミュージアム研究紀要16
巻頭口絵4~6

6月27日(土)追記:ブログを読んでくださった会員の方から、上記の論考「立体マンダラ小考 」のPDFがネット上に公開されている旨、御教示いただきました。こちらです。

6月15日(月) 大阪教室の会場と日時再変更

大阪教室定期講習の実施日と会場が再変更となりました。
会場は、今期に限り、2月までと同じ應典院で暫定的に実施します。
実施日は、7月12日(日)、8月23日(日)、9月6日(日)、9月13日(日)の4回です。変則的になりますが、すべて日曜で時間は従前どおりです。
受講者の皆様には、たびたびの変更で、大変申し訳ございません。実施日変更のために出席できなくなった方へは、録音を提供するように致します。
講義内容など詳しくは、こちらを御覧ください。

6月12日(金) 16日から教室での講義再開

ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習は、6月16日(火)より、教室での講義を再開します(クンチョック・シタル師担当の科目は、次の週の6月25日(木)から)。その後も、通信受講は全科目で続けられます。
教室での講義再開にあたって実施する感染防止対策など、受講者の方はこちらを必ず御確認ください。

真面目に感染防止に取り組まなければいけないのは当然だし、そのためにいろいろ制約が多くなってしまいます。当面それは、甘受しなければなりません。そうだとしても、やはり自分は、情熱を傾けて教室での講義再開を進めていきたいです。
最近、飲食店をはじめいろいろな場所が、まだ手探り状態ながら試行錯誤と工夫を重ね、少しづつ再開してきていますよね。そういうところへ行ってみて、どう感じましたか? たとえ不完全でも、やっぱりリアルの世界は、圧倒的じゃないですか?
オンラインやバーチャルの世界には、それら独自の可能性が開けているだろうから、決して否定はしません。だけど、リアルな世界の代替手段としては、あくまで緊急避難的な役割りしか担えないと思うのです。もし逆に、オンライン等で完全に代替可能なのだとしたら、やがてその仕事は、全面的にAI化されるような気もします。

話がそれましたが、とにかく来週から教室での講義再開! 受講者の方々と再び出会えるのが、とても楽しみです ^^

6月 6日(土) 大阪教室3月分の補講

5月6日の記事でお知らせしていたとおり、ポタラ・カレッジ大阪教室定期講習で延期となっていた3月分の補講を、6月7日(日)に実施します。
会場は、今回から四天王寺・東光院に変更となります。

この補講に関する直前の御案内を、新型コロナ対策特設ページにアップしたので、大阪教室受講者の方々は御一読ください。こちらです。

6月 4日(木) サカダワ法話

「サカダワ」とはチベット暦4月のことで、お釈迦様に有縁の月とされ、功徳を積むのに大変よい機会と考えられています。今年の場合、新暦の5月23日から6月21日までがサカダワです。サカダワの満月の日(チベット暦4月15日、令和2年の場合新暦6月5日)は、お釈迦様の誕生・成道・涅槃の御縁日とされています(誕生については、4月8日とする説もあります)。
ポタラ・カレッジでは、例年サカダワの満月の日に上師供養(ラマ・チューバ)の法要を厳修していますが、今年は新型コロナウイルスの流行が続いているため、残念ながら実施できません。そこで代わりに、会長ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師による「2020 サカダワ法話」を収録したので、是非お聴きになってください。こちらです。

5月29日(金) 定期講習1週めのダウンロード

5月18日(月)から暫定的に全科目通信受講方式で始まった今期のポタラ・カレッジ定期講習、第1週め(18日~24日)の各科目のダウンロード御案内メールは、27日(水)までに受講者の方々へ一斉送信し終えました(あらかじめ、CDなど他の方法で受講することに決まっている方を除く) 。この一斉送信メールがエラーになった場合は、当方から個別に御連絡するなど、現在対処しているところです。
但し、受講者の方の側で自動的に迷惑メール等の扱いになってしまったときは、発信側でエラーとならないため、当方では検知することができません。普段ポタラ・カレッジからのメールを受信できていても、一斉送信(BCC扱い)であること、メール本文中にダウンロード用URLの記載があること、科目によっては配付資料のPDFファイルや画像データが添付されていることなどの理由により、自動的に迷惑メールへ振り分けられてしまう危険性もあります。なので、ダウンロード御案内メールをお待ちで、まだ第1週めの分が届いていない方は、お手数ですがメールか公式サイトの「お問い合わせフォーム」で御一報くださるようにお願いします。

5月20日(水) 6月半ば頃に教室での講義再開

昨日、ポタラ・カレッジ東京センターで役員会を実施し、今後の方針などについて検討しました。ポタラの講師陣は皆元気ですから、御安心ください。

2020.5.19、ガワン・ウースン師撮影

5月18日から始まった東京センターの新しい定期講習は、緊急事態宣言が5月中継続されることになったため、当面は全科目通信受講方式で実施しています。今回は一週間分の録音データや資料等を集約し、幾つかの方法で提供していくことになります(CDの場合は、原則2週分をまとめてお送りします。受講者御自身のUSBメモリを使う場合は、御本人の希望どおり対応します)。
昨日の役員会で、完全通信受講方式は4週間ほど継続し、6月15日(月)を目安に教室での講義へ切り替える方針となりました。受講者用の机の消毒など、感染防止対策を実施します。教室での講義が始まった後も、全ての科目で通信受講を併用できるようにしますから、出席するのが困難・不安な方でも大丈夫です。

リアルタイムのオンライン講義は、もし出来たら、夏の集中講座あたりで試行してみようかと考えています。オンラインを上手に活用すれば、御参加いただける方々の範囲も広がるかもしれません。それは、とても素晴らしいことだと思います。
しかしながら、あくまでもオンラインは、幾つかある補助的受講手段の一つという位置づけです。コロナ騒動を契機に、今後の活動をオンライン中心へシフトさせてゆく・・などということは、毛頭考えていません。
ポタラ・カレッジの特色は、教室での少人数の指導にあります。やはり、生身の人間どうしの直接のやり取りが、仏教を本当に習得するためには必要不可欠なのです。
これについては、私自身も、講師として反省しなければいけない点が多々あります。通信などで受講なさっている方々が、「できれば教室に直接参加したい」と強く思ってくださるような講義を、もっと目指さなければなりません。
コロナ騒動の渦中で生じた世間の表面的トレンドとは逆行しますが、4月の補講期間中に完全通信受講方式をやってみて、自分なりに感じた今後への教訓です。

5月12日(火) 定期講習の案内発送

昨日、新しい定期講習の簡単な御案内と申込書を、ポタラ・カレッジ会員の方々へ郵送しました。インターネットの方が詳しいので、出来れば公式サイト定期講習御案内ページを参照なさってください。前にも書きましたが、そのページの中で、受講申し込みができます。
紙の申込書を御利用の場合、当面は郵送(〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-5 翔和須田町ビルB1)またはファクス(FAX.03-3251-4090)でお願いします。メール(info@potala.jp)でもお申し込みできます。いずれか一つの方法でお申し込みくださればよいので、重複して御提出いただく必要はありません。
なお、開講当初は全科目通信受講方式となったため、もし受講申し込みが遅れても、開講日からの録音を提供できるので御安心ください。

5月 7日(木) 定期講習の詳しい御案内ページ

大変お待たせしました! ポタラ・カレッジ5月からの定期講習の詳しい御案内ページができました。こちらです。
受講申し込みも、このページの中でできます。

東京センター春からの定期講習は、新型コロナ対策の影響で例年より約1箇月遅れ、5月18日(月)から順次開講します。緊急事態宣言が継続されることとなったため、開講時は全科目通信受講方式で実施します(事態が好転すれば、出席方式に切り替えますが、その場合も通信受講は併用しますから、教室への出席が困難・不安な方も御参加いただけます)。通信受講の方法は、補講期間に行なったやり方を基本とし、さらに便利で分かりやすくなるように工夫したいと思います(こちらを御覧ください)。

完全通信方式は本意じゃないけれど、今はどんなやり方でも、コロナに負けず活動を続けることが大事だと思っています。
3月31日の記事も書いたように、本格的な仏教の教えは、苦・集・滅・道という四聖諦を土台に構築されています。つまり、今みたいな状況が初期設定で、それを克服する道を進むための教えだということです。だから、コロナなんかに絶対負けないマインドで、これからともに精進してゆきましょう!!

5月 6日(水) 大阪教室の日程・会場

ポタラ・カレッジ大阪教室の会場が変更となります。新しい会場は、四天王寺 東光院(大阪市天王寺区四天王寺1-11-88;大阪メトロ谷町線 四天王寺前夕陽ヶ丘駅より徒歩約10分)です。
延期となっていた3月29日(日)分は、6月7日(日)に東光院で実施します。時間と内容は、2月までと同じです。
新しい期の定期講習は、7月12日(日)・7月26日(日)・8月30日(日)・9月27日(日)の4回とし、東光院で実施します。午前11時~午後1時は、今までの継続で「真言道次第広論 第十一品 - 無上瑜伽タントラ総論」。午後2時~4時は、新規開講の「前行・帰依と菩提心」です。
10月以降は、毎月原則第4日曜に東光院で実施する予定です(お寺の行事等により、日程が前後する場合もあります)。

5月 2日(土) 新しい定期講習について

政府の緊急事態宣言が5月中継続されることになったのを受け、ポタラ・カレッジの役員間で電話協議を行ない、次のことが決まりました。
東京センターの定期講習は、全科目通信受講方式で、5月18日から開講する。但し、新規開講予定だった「チベット語入門」のみは、10月下旬に延期する。大阪教室の取り扱いについては、近日中に協議する。詳しくは、公式サイトの新型コロナ対策特設ページを御覧ください。こちらです。

これに伴い、4月27日と30日の記事で書いた新規開講コースの御紹介にも変更が生じるため、この2つの記事を一旦削除し、改めて以下へまとめておきます。

1.真言道次第広論 ガクリム・チェンモ
金曜 午後6時30分~8時 ゲシェー・ソナム・ギャルツェン担当 【通信受講併用】
 ゲルク派宗祖ツォンカパ大師の密教の主著『真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)』を、四部タントラ全体の総論を説く第一品から順に、阿含相伝(ルン)を伴って解説します。大論書「ガクリム」を冒頭から学べる貴重なチャンスです! 密教の灌頂を受けている方が対象となります。『ガクリム・チェンモ』の内容については、こちらのページに詳細な科範があるので、参照してください。

2.「悪趣清浄タントラ」の解説
土曜 午前11時~12時30分 クンチョック・シタル担当 【通信受講併用】
※ 7月より9月末まで、通信受講専用コースとなります。
 四部タントラのうち瑜伽タントラを代表する聖典の一つと位置づけられる『悪趣清浄』を、ツォンカパ大師の解説書によって紐解きます。四面の普明大日を中心とする行法体系で、臨終時や葬送に関する修法の根拠ともなる教えです。

普明大日
         四面の普明大日

3.ナーガールジュナ「廻諍論」の解説
木曜 午後6時30分~8時 クンチョック・シタル担当 【通信受講併用】
 大祖師ナーガールジュナ(龍樹)の中観六論書の一つに数えられ、実在論への反論に焦点を当てた『廻靜論』を読み解きます。中観哲学や論理学に関心のある方へお奨め! 

4.前行道場 曼荼羅供養
日曜 午後5時~6時30分 ゲシェー・ソナム・ギャルツェン担当 【通信受講併用】
 入門的な四種の修行のうち、この半年は、功徳を積むための行法「曼荼羅供養」を実践的に指導します。

5.「師事法五十頌」の解説
通信受講専用コース ガワン・ウースン担当
 アシュヴァコーシャ(馬鳴)の『師事法五十頌』を、宗祖ツォンカパ大師の解説書とともに読み解きます。「ラムリム」の根本となる師事作法、密教の灌頂受法やグルヨーガの実修などに於て、非常に重要となる教誡の数々を学べます。

上にも書いたように、5月中緊急事態宣言が継続することとなったため、当初は全科目通信受講方式でスタートします。その後、状況が好転したら出席方式へ切り替えます。その場合も、全科目で通信受講を併用できるようにしますから、出席するのが困難・不安な方でも御参加いただけます。通信受講の方法は、補講期間に行なったやり方を基本とし、さらに便利で分かりやすくなるように工夫したいと思います。

4月24日(金) チベット僧院のコミック

チベット本土の僧院を舞台にしたコミック『月と金のシャングリラ 1』(イーストプレス)が、この4月に単行本として出版されました。

作者の蔵西くらにし)さんは大のチベット好きで、チベット本土やインドの亡命チベット人社会を幾度も訪れ、チベットの仏教や文化に造詣の深い方です。

この下の絵、よく見てください。チベット本土の僧院建造物の特色や、そこで繰り広げられる僧侶たちの問答修行の風景が、実に生き生きと描き出されています。
自然の景観から街の様子まで、チベットを本当によく知る作者にしか描くことのできない絵の数々が、この一冊の中にたくさん入っています。
普通のコミックみたいに、ストーリーを追ってパラパラ読み進めるのではなく、かつてのチベット本土の風情に思いを馳せながら、こうした絵をじっくり鑑賞して欲しい本です。

月と金のシャングリラ ©Kuranishi 2020
月と金のシャングリラ 1より ©Kuranishi 2020

ストーリーの時代設定は1945年から。中国によるチベット侵攻が差し迫ってくる時期です。主人公の少年僧たちは、チベット本土で本格的な修行を積んだ最後の世代。ポタラ・カレッジ草創期にお招きして貴重な教えを授けてくださった高僧たちと同年代ということになりますね。第2巻も楽しみです!
版元サイトの紹介ページはこちら

4月19日(日) 補講期間前半の録音

ポタラ・カレッジ公式サイトの新型コロナ対策特設ページを更新しました。こちらを御覧ください。

お知らせしているとおり、ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習は、全科目通信受講方式で補講を行なっているところです。お蔭様で、講師陣は全員元気です。
補講期間前半(各科目2~3回分)の録音や資料を、4月15日(水)~20日(月)に、受講者の方々へお送りしています。詳しい情報は、上記特設ページに書いたので、必要に応じて御一読ください。

ポタラ・カレッジでは、遠方にお住まいの受講者の方々などが普段から利用されている通信受講の状況なども踏まえ、今回の補講でも ① 受講者の時間を拘束しない、② 受講者が特別な環境を準備しなくてよいという2点を重視し、一見原始的な音源と資料の送付という方法をとっています。私の担当する科目では、試験的に別なやり方も行なっているので、その成果も考慮しつつ来期(5月18日~)以降の課題にしたいと思います。

4月 8日(水) 出離と菩提心

全科目通信受講方式で再開した東京センターの定期講習、私が担当している「五次第明灯」4/4分の冒頭でお話しした内容をアップロードしてみました(約10分)。
よかったら、こちらをクリックしてみてください。

コロナ禍で緊急事態宣言という状況になってしまいましたが、こんなときチベット仏教の実践修行者としては、どういう心構えで臨めばよいだろうか・・という話をさせていただきました。この部分は密教そのものの話題ではないから公開しますが、教理・実践の枠組みである「ラムリム」などの教えをよく学修している受講者向けの内容です。
いきなり「苦諦」から始まっていますが、それは「ヤマーンタカ一尊成就法と親近行」3/29分の講義のとき、四諦について話したのを受けた流れだからです。それについては、すぐ下の3月31日付の記事で紹介しています。

なお、「出離」や「菩提心」をはじめとする「ラムリム」について、もう少し具体的な説明は、簡単ですけれどこちらのページも参照してみてください。

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