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このページは、数日おきに更新します。
ブログのように、新しい記事を上に加えてゆきます。
古い記事は、2~3箇月程度で、過去のブログのページへ移します。
ポタラ・カレッジの近況報告や行事に関することなど、最新の情報を書きますから、是非頻繁にチェックしてみてください。

4月21日(水) ゲン・ゲドゥン大阿闍梨 御示寂

ギュトゥー寺の大長老、ゲン・ゲドゥン・ツェリン師が御示寂されました。
3月10日に御遷化の理趣をお示しになり、それより4月16日に至るまで、37日間にわたりトゥクタムの三昧に留まられたそうです。そして4月19日、荼毘に付されたとのことです。
トゥクタムとは、無上瑜伽タントラの熟練した瑜伽行者が、医学的に臨終と診断された後、死の光明を現前している状態であり、その間は体温などが保持されるといいます(チベット亡命政権ニュースサイトの訃報はこちら、英語版はこちらです)。

大阿闍梨ゲン・ゲドゥン・ツェリン師


非常に畏れ多いことですが、ゲン・ゲドゥン・ツェリン師は、私自身の恩師でもあります。2012年にダラムサラ山麓のギュトゥー寺を初めて訪ねたとき、「このお方が、あなたの善知識だ」と紹介していただいたのが、ゲン・ゲドゥン大阿闍梨です(詳細はこちらを御覧ください)。それ以来、ヤマーンタカ 一尊の自灌頂儀軌、グヒヤサマージャの親近行法、チャクラサンヴァラの成就法広本など、貴重な教えの数々を伝授していただくことになりました。まことに勿体なく、有難い御縁だとしか言いようがありません。上のお写真は、最後にお目にかかった2017年8月に、御自房で撮らせていた御影です(詳しくはこちらを御覧ください)。

ゲン・ゲドゥン師は、三大本山でゲシェー位を取得してからギュトゥー寺へ入った方ではなく、長年にわたりギュトゥーで修行を積んでガクラムパ(密教学博士)の称号を得たラマです。「ギュトゥーの流儀を習うなら、このラマしか居ない」とチャト・リンポチェ猊下もおっしゃるほどの事相の大家で、山内の(とりわけ生え抜きの)僧侶たちからは大先達として慕われていますが、一般にはあまり広く知られていません。地位や経歴に関係なく、一介の僧侶として御生涯を送られる方の中にも、本当に凄い密教行者がいらっしゃるのだと、改めてつくづく思います。


4月 5日(月) 春からの定期講習の御案内

お待たせしました! ポタラ・カレッジ公式サイトに、新しい定期講習の御案内ページをアップしました。こちらです。
昨秋から始めて御好評をいただいているオンライン講義を、今期も大半の科目で実施します。教室への出席、オンライン受講、通信受講という3つのやり方を、受講者の方がそのときの御都合に応じ、自由に組み合わせて活用できます。とても便利なシステムです。

東京センターは、4月19日(月)より順次始まります。新規開講は、次の7科目です。それ以外のクラスは、3月までの内容の継続となります。

1.瞑想教室 心の修行 日曜午後3時15分~4時45分 ゲシェー・ソナム・ギャルツェン担当
 菩薩の利他心を育む心の訓練、ロジョンの瞑想を実践指導します。初心者の方にもお奨め!

2.ツォンカパ 中論註 土曜午後6時45分~8時15分 ゲシェー・ソナム・ギャルツェン担当
 ツォンカパ大師の『中論註・正理の海』を、ルンの伝授とともに解説します。

3.ナーガールジュナ 広破論」 木曜午後6時30分~8時 クンチョック・シタル担当
 龍樹の中観六論書の一つである『広破(ヴァイダルヤ)論』を読み解きます。

4.死者浄化儀軌の解説 土曜午前11時~12時30分 クンチョック・シタル担当
 チベットの葬送儀礼について学びます。

5.チベット語入門 日曜午後1時30分~3時 ガワン・ウースン担当
 まったく初めての方を対象とする入門コースを、4年ぶりに開講します。チベット語を学びたいと考えていた方には、とてもよい機会です!

6.金剛般若経 通信受講専用コース ガワン・ウースン担当
 チベット仏教でとても重視されている「般若経」の教えに親しんでゆくためのコースです。

7.文殊ナーマサンギーティ 通信受講専用コース ガワン・ウースン担当
 ツォンカパ大師が日常の勤行にしていたという「文殊ナーマサンギーティ(名等誦)」を、ヴィマラミトラの註釈に基づいて解説します。

京都教室旧・大阪教室)は、「前行・グルヨーガ」午後2時~4時が新規開講となります。午前のクラスは、今までの継続です。

新型コロナの流行が収束せず、いろいろな意味で苦難の日々が続いておりますが、本当はこのような時期にこそ、仏教を学び実践するならば、より大きな功徳が得られることになります。なぜかというと、仏教の出発点となる「苦諦(苦しみの真理)」を体験的に受け入れやすい状況だからです。お釈迦様は、生老病死の苦を正しく認識すべきことをお説きになり、それを根本的に完全解決する道として仏教の教理・実践体系を提示なさったのです。それゆえ、現在の困難な状況を修行の道に転じ、教えの要点となる出離や菩提心に思いを深め、自利・利他円満を目指して精進してゆくことが大切だといえます。

4月 2日(金) チベット語入門コース開講

4月下旬から始まるポタラ・カレッジ定期講習で、4年ぶりに「チベット語入門」を開講します。ガワン・ウースン師の担当で、毎週日曜午後1時30分~3時。初回は4月25日(日)です。今回は、オンラインでも受講できます

このコースは、初めてチベット語を学ぶ方が対象です。チベット語を勉強すると、仏教の様々な聖典を読めるし、ラマの説法を聴いたり、僧侶たちと会話することもできるなど、多くのメリットがあります。
ダライ・ラマ法王も、チベット語は仏教を学修するのに最適の言語だと強調なさっています(こちらで、映像を御覧になれます)。
ポタラ・カレッジ定期講習のチベット語コースは、経験豊富なネイティブの講師が、チベットの伝統的な方法に則して懇切丁寧に指導します。そのため、大学等に於けるアカデミックな語学学習と比べ、実践的な応用力を身につけられます。また、仏教と関連づけながらチベット語を学べる点も大きな特色です。

チベット語入門コースのテキスト

最初の半年間では、チベット文字の読み方と、簡単な会話を習得します。これだけでも、チベット文の経軌などを音読できるようになるし、瞑想の中で観想する種字などについての理解も深まります。
上の写真は、ポタラ・カレッジのオリジナル・テキストです。今回は、ガワン先生と会員の方の協力で内容を見直し、新しい改訂版が出来あがりました。

最近は仏教の講習が数多くあるため、チベット語入門コースを開講するのは、数年に一度ぐらいが精一杯です。今回はとても良いチャンスなので、是非受講を御検討ください。


4月 1日(木) 春季集中講座

ポタラ・カレッジの春季集中講座として、今週末に行なわれるゲシェー・ソナム・ギャルツェン師による「マハームドラー(大印契)の解説Ⅰ」(無上瑜伽タントラ大灌頂の受法者限定)のほか、来週末からゴールデンウィークにかけて次の2つを実施します。いずれも、教室への出席、オンライン受講、通信受講の3つを、御都合に合わせて自由に併用できます。

春季集中講座2 中観自立論証派と帰謬論証派
クンチョック・シタル師担当。4月10日(土)、11日(日)、29日(木・祝)。三日間とも午前11時~午後5時。
チベット仏教の実践を裏づける思想哲学は、中観派の見解が中心となりますが、その中でも自立論証派と帰謬論証派の間で微妙な差異があります。今回の集中講座では、ゲルク派有数の碩学チャンキャ・ルルペー・ドルジェの『宗義解説』を紐解きながら、両派の見解の落差にスポットを当てます(関連する話題はこちら)。

春季集中講座3 ロリク 仏教認識論入門
ガワン・ウースン師担当。4月17日(土)、18日(日)、5月3日(月・祝)。三日間とも午前11時~午後5時。
仏教論理学の枠組みで、認識主体たる心の分析は一つの重要分野となっており、チベットの僧院教育では、そうした認識論の入門として「ロリク」という課程が設けられています。止観の実践理論としても重要な現量と比量の区別や細分類など、興味深い内容の数々を学べます。

この2つは、どなたでも御参加いただけます(要申込)。詳しくは、公式サイトのこちらのページを御覧ください。お申し込みも、そのページでできます。

3月30日(火) 今期の定期講習終了

ポタラ・カレッジの定期講習は、明日で今期が終了します。私自身が担当している科目は、一昨日で2つとも終わりました。
土曜の「五次第明灯」は、義の光明がほとんど済み、来期(4/24~)は有学双運へ入ります。「ヤマーンタカ」は、成就法広本が全部終わり、来期(4/25~)は親近行に於けるゲクトルや護摩の儀軌を学んでゆきます。両方とも、すごく面白い内容だし、とても楽しみです。

それはそうと、こうやって1つの期の講義が終了した後は、来期の案内や山積している事務などで、かえって忙しくなります(特に今年は><
日曜の講義が終わった午後のフライトで、何もかも忘れてリゾートへ一足飛び・・なんてこと、一度でもやってみたいものです ^^;

3月22日(月) チャンパ・リンポチェ十年めの御縁日

本日は、大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師が御示寂の理趣をお示しになってから、ちょうど10年めにあたる日です。チャンパ・リンホチェ師は、ポタラ・カレッジにとっても、私個人にとっても、特別に恩深い根本ラマです。

大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師と

御示寂の約半年前、2010年10月に、私は南インドの大本山デプン寺を訪れ、リンポチェの御自坊で指導を受けながら「ヤマーンタカ 一尊」の親近行を実修させていただきました(詳しくは、こちらを御覧ください)。必要な修行が全て終わり、御自坊からおいとまする際に撮らせていただいたのが、この写真です。
御縁日にあたって、大恩師のもとで学修させていただいたときの初心を顧み、これからも精進してゆきたいと思います。

3月18日(木) 教室での講義を全面再開

本日より、ポタラ・カレッジの定期講習は、教室での講義を全面再開します。
受講者の方々は、今までどおりオンライン受講と通信受講も自由に併用できますから、各自の状況に合わせて御利用いただければと思います。結果として、無人の教室で講義を行なうことになっても、こちらとしては一向に構いませんから、御自分の希望どおりのやり方で、無理なく学修を続けて欲しいです。

2月17日(水) 祈願大祭のオンライン法話&法要

チベット暦の1月15日(今年の場合、新暦の2月27日)は「チョトゥル・トゥーチェン」といい、お釈迦様が神変により諸魔を降した日とされています。チベット仏教の伝統では、その日へ向けて1週間ぐらい前から、「祈願大祭(ムンラム・チェンモ」が大々的に挙行されます。
ポタラ・カレッジでは、この祈願大祭の一環として、2月23日(火・祝)午後3時からオンライン法話「利他心の訓練」ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師担当)、及び同日午後4時からオンライン法要を実施します。どなたでも自由に御参加いただけます。詳しくは公式サイトを御覧ください。

2月12日(金) チベット暦正月

༄༄།། ནམ་ལོ་གསར་ལ་བཀྲིས་བདེ་ལེགས་ཞུ །།

本日は、チベット暦2148年の元日です。
今年は、旧正月とも一致しましたね。
新年「ロサル」を迎え、チベットの人々が平和で幸福な生活を送れるよう、心からお祈り致します。

2月 7日(日) 無上瑜伽でないと成仏できない?

昨日はオンラインで、ポタラ・カレッジ定期講習「五次第明灯の講読」をやりました。先週は録音するのを忘れ、同じ内容を2回話すハメになってしまったのですが、今回は大丈夫でした ^^;

ところで、今この講習では、非常に興味深い内容を取り扱っています。まず一般論として、波羅蜜乗(大乗の顕教)では、修行者が無数の劫を経て仏陀の覚りを得るといいます。物凄い時間を要するにしても、最終的には仏陀の境地へ到達するわけです。そこでもし、「波羅蜜乗では、仏陀の覚りを得られない」と言ってしまえば、大変な誤りになります。なぜなら、「衆生のために仏陀の覚りを得よう」という菩提心の枠組み、つまり大乗仏教の根幹を否定することになるからです。
ところが一方、無上瑜伽タントラでは、「波羅蜜乗の道を修行していても、最終的には無上瑜伽タントラの道へ入らない限り、仏陀の境地には到達できない」と説かれています。そうすると、大乗の顕教では、仏陀の覚りを得られないのでしょうか?
この二つのことを矛盾なく整理するような内容を、今やっています。もし前提なしに何でも勝手に言えるのなら、例えば「顕教と密教とでは、仏陀という言葉の意味内容が異なる」などと答えることもできるでしょう。しかし、宗祖ツォンカパ大師は、『真言道次第広論』第一品などで、そうした考えを明確に否定し、「波羅蜜乗でも密教でも、最終的に到達する仏陀の境地は同じ」と強調しています。それゆえ、「ゲルク派の伝統教学に於て」という前提で考察するなら、これはけっこう難題になります。でも、よくよく考えてみるだけの価値があるテーマです。顕教と密教の修道の仕組みや、無上瑜伽タントラの様々な行法の意味を理解するのに、とても役だつと思います。
一つのヒントは、「五次第明灯の講読」でちょうど今やっている科範が「その次第(義の光明)が他の道(波羅蜜乗など)の最後にも出て来る在り方 རིམ་པ་དེ་ལམ་གཞན་གྱི་མཐར་ཡང་འོང་ཚུལ་」というタイトルなのですが、この表現の微妙なニュアンスにあるかもしれません。

1月 8日(金) 緊急事態宣言への対応

御承知のとおり、本日から、首都圏で緊急事態宣言が再び発出されることになりました。
講師間で協議した結果、ポタラ・カレッジ定期講習の取り扱いは、昨年の春や夏のように全科目で完全通信受講方式とするのではなく、各科目で各回毎に対応することと致します。これは、教室での講義を取りやめたとしても、オンライン講義はなるべく維持することを目指したやり方です。
具体的な情報は、公式サイト「新型コロナ対策」のページに一括掲載する(こちらです)とともに、個別には「オンライン講義の御案内」メールでその都度お知らせします。

ポタラ・カレッジの講師陣は、全員元気です。御安心ください。
前にも書いたように、いろいろな方法を試しながら、コロナの状況がどのようになっても、仏教を学修できる機会を守っていきたいと思います。

2021年1月1日(金・祝) 謹賀新年

あけましておめでとうございます

今年もどうか、よろしくお願い申し上げます。


MacLeod Ganj, Dharamsala
写真は、インド北部ダラムサラ、ダライ・ラマ法王仮宮殿の近くにて。2015年8月。

2020年12月31日(木) 善いお年を!

あっと言う間に大晦日ですね。毎年そんなことを言っていますが、今年は前代未聞の強烈さで実感させられました(汗)
立場こそ異なれど、多くの人々が新型コロナへの対応に明け暮れた一年だったと思います。
ポタラ・カレッジは、会員・受講者の方々から物心両面で助けられ、チベット仏教を学び実践する活動を、何とか守ることができました。本当に有難いことです! 心より篤くお礼を申し上げます。
緊急事態宣言の頃、全科目通信受講方式で講義を再開したとき、私は思わず「今の受講者の皆さんのように、勉強や修行に熱心な方々と一緒にこの危機を迎えられたのは、本当によかった。まさに不幸中の幸いです」と言いましたが、その気持ちは現在も全く変わりません。

秋から本格始動したオンライン講義は、遠方にいらっしゃる方々も積極的に御参加くださるという嬉しい流れになったので、コロナ収束後も続けたいと考えています。
もちろん、教室での講義が活動の根幹となる点は変わらないので、東京センターの場所は、今後も頑張って維持していきます。都内のど真ん中に、心やすらぐ「チベット仏教空間」が存在するのは、とても貴重なことですからね。
来年も、教室・オンライン・録音の3つを自由に併用できるシステムを充実させ、後から顧みたときに、災い転じて福となす実例として語れるようにしたいものです。

このように、定期講習の維持・継続を最優先としつつ、集中講座などもオンラインを交えて再開に漕ぎ着けられましたが、団体としての諸事務などは滞ったままで、会員の皆様には御不便をおかけ致しております。まことに申し訳ありません。
東京センターの事務機器等は、前から老朽化したものを騙し騙し使っていたのですが、一定期間使用せずに放置したことで、故障や不具合が次々と表面化してしまいました。さらにビルメンテナンス上の問題も発生するなど、余計なことに対応せざるを得ない日々が続き、ただでさえ遅れていた事務がますます停滞する結果となっております。
でも、これらはいずれ解決することなので、本質的な問題ではありません。こういう機会だから、様々な事柄に見直しを加え、ポタラ・カレッジとして本当に大切な目的に集中していけるようにしたいと考えています。

ポタラ・カレッジの主催行事以外では、総本山善通寺の公開講座が、5月だけは延期になったものの、2月・8月・12月と年3回実現できて、とても素晴らしかったと思います。
こうした交流の成果を積極的に生かし、さらなる活動を展開していけば、仏教全体にとって有意義な流れになるのではないかと思います。関係する方々の熱意と御努力に、心から尊敬と感謝を捧げたいです。

この一年間、本サイトを御覧くださり、ありがとうございました。来年は、コロナの状況がどうであれ、善い年にしていきましょう!
くれぐれもお体を大切になさり、すがすがしい気持ちで新年をお迎えください ^^

12月30日(水) 1月3日に新年オンライン法要

2021年のお正月1月3日に、「新年法要」をオンラインで厳修します。時間は、午後3時から4時頃までを予定しています。
『チベット仏教常用経軌集』などを読誦する導師の映像と音声を、ポタラ・カレッジ東京センターから同時配信するやり方です。どなたでも御視聴いただけます。具体的なことは、こちらを御覧ください。

12月21日(月) 善通寺のアルバム

早くも12月下旬ですね; ポタラ・カレッジで私が担当している定期講習2科目も、昨日までで年内の講義を終了しました。
土曜の「五次第明灯」は、義の光明の科範に取り組んでいるところです。ツォンカパ大師の解説は非常に明快で、まさに目から鱗の連続! やはり無上瑜伽タントラの二次第は、光明と幻身を正しく理解してこそ、初めて全体の仕組みをきちんと把握できるのだと、強く実感させられます。
日曜の「ヤマーンタカ 一尊の成就法と親近行」は、成就法広本の結行次第で、ダライ・ラマ2世の願文をギュトゥー寺の註釈書で紐解いています。これから、究竟次第の内容へ入るところです。ダライ・ラマ2世も明言なさっていますが、「ヤマーンタカ」の究竟次第である「四瑜伽」には、「五次第」の要点が丸ごと組み込まれています。それゆえ、「五次第」をよく学んで「四瑜伽」を実修するというスタンスが可能になるわけです。

さて、もう10日ぐらい前になりますが、12月9日(水)と10日(木)の両日、総本山善通寺(香川県)で公開講座(第六回)を担当させていただきました。今回は、菩提心、ロジョン、出離などがテーマです。
2日めの講義が終わってから、善通寺御影堂の裏手にある香色山(こうしきさん)へ登拝してきました。この山は、御影堂の秘仏本尊「瞬目(めひき)大師」にまつわる寺伝で、お釈迦様が現われた場所とされています。登山道からは、善通寺の堂塔伽藍を一望に見渡せ、頂上には弘法大師の祖先が祀られています。
今回の訪問では、いろいろ興味深い写真も撮れたので、facebookのアルバムにまとめてみました。よかったら、お時間のあるときにでも御覧ください。こちらです(ログインしなくても見られます。それぞれの写真をクリックすると拡大され、説明も表示されます)。


総本山善通寺 大玄関

写真は、総本山善通寺の大玄関。左の建物は、宿坊「いろは会館」。ここの3F大広間が公開講座の会場となっています。バックの山が香色山、ちょうど紅葉が見頃でした。

12月15日(水) 年末年始の休講

ポタラ・カレッジ東京センターへの定期講習は、12月26日(土)から年明け1月8日(金)まで、年末年始の休講となります。

その間で、1月3日(日)には、「新年オンライン法要」を厳修します。時間は、午後3時から4時までを予定しております。これについては、公式サイトで、後ほど詳しく御案内します。

なお2021年の年賀はがきは、新型コロナの影響で事務作業が滞っている状況もあり、まことに恐れ入りますが、ポタラ・カレッジからの差し出しは控えさせていただきたいと思います。

11月30日(月) ツォンカパ大師御縁日 オンライン法要

1箇月半も更新をサボってしまい、大変恐縮です(汗)
秋からの定期講習が始まり、全科目について、オンライン講義の設定と御案内、録音のアップロードとダウンロード御案内を行なうのは、それだけで相当な事務量があって大変ですが、少しづつ慣れて余裕が出てくればいいなと、淡い期待を抱いているところであります ^^

さて、チベット暦の10月25日(今年の場合、新暦の12月10日)は、「ガンデン・ガチュー」といい、宗祖ツォンカパ大師の御縁日です。
例年ポタラ・カレッジでは、東京センターで「ガンデン・ガチュー法要」を厳修しておりますが、今年は新型コロナが収束しないため、オンラインのみで実施することになりました。
日時は、12月10日(木)午後6時30分~8時頃。導師は、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師です。
「上師供養儀軌」などを修法する導師の映像と音声を、Zoomで同時配信するやり方です。それを視聴しながら、できれば儀軌を一緒に読誦するか、内容を瞑想していただければと思います。
具体的なことは、こちらを御覧ください。

私自身は、12月9日(水)と10日(木)に、総本山善通寺の公開講座を担当させていただくことになっています。なので、当日法要には参加できません。
オンライン法要は初めての試みだから、ちょっと心配があるけれど、定期講習と同じ流れで、まあ大丈夫だろうな・・・と思いたいですね ^^;

10月13日(火) 定期講習の案内発送

昨日、秋からの定期講習の簡単な御案内と申込書を、ポタラ・カレッジ会員の方々へ郵送しました。
インターネットの方が詳しいので、出来れば公式サイト定期講習御案内ページを参照なさってください。そのページの中で、受講申し込みができます。また、メール(info@potala.jp)でもお申し込みできます。いずれか一つの方法でお申し込みくださればよいので、重複して御提出いただく必要はありません。

10月 6日(火) 秋からの定期講習御案内

ポタラ・カレッジ公式サイトに、この秋開講する定期講習の御案内ページ''が出来ました。こちらです。
今期から、オンライン受講が正式にスタートします。教室への出席、オンライン受講、通信受講という3つのやり方を、受講者の方がそのときの御都合に応じ、自由に組み合わせて活用できる態勢が整いました。

東京センターは、10月19日(月)より順次始まります。新規開講は、次の5科目です。それ以外のクラスは、9月までの内容の継続となります。

1.般若心経 日曜午後1時30分~3時 ガワン・ウースン担当
 チベットの『般若心経』を読み進めながら、仏教の基本を分かりやすく解説します。

2.前行道場 六加行法 日曜午後5時~6時30分 ゲシェー・ソナム・ギャルツェン担当
 集会図の観想や七支分の修行を中心とする入門的な実践法を指導します。

3.ロジョン 心の訓練 通信受講専用コース クンチョック・シタル担当
 カダム派のゲシェー・チェカワによる『ロジョン・トゥンドゥンマ』を読み解きながら、利己的な心を菩薩の利他心へ転換していく実践修行を平易に解説。

4.密教戒の根本罪 通信受講専用コース ガワン・ウースン担当
 サキャ派のタクパ・ギェルツェン大師による解説書をもとに、三昧耶戒の十四根本罪などについて説明します。9月までの「師事法五十頌」に関連する内容。

5.チベット語 応用 土曜午後3時15分~4時45分 ガワン・ウースン担当
 ゲルク派大本山ラプラン・タシーキル寺の大学僧クンタン・テンペー・ドゥンメによる『水樹論』を教材に、宗教や文化に関するチベット語の表現を学びます。

大阪教室は、「前行・金剛薩埵」午後2時~4時が新規開講となります。午前のクラスは、今までの継続です。

10月 1日(木) ポタラ・カレッジ 秋の集中講座

新型コロナのためしばらく実施できないでいた集中講座を、10月中旬に2つ開催します。教室は出来るだけ感染防止対策を行ない、定員14名厳守で、申込フォームかメールによる予約制となります。ほかに、教室での講義を同時配信するオンライン受講、録音を後から提供する通信受講も可能です。
 10月10日(土)・11日(日)の二日間は、ガワン・ウースン師担当の「四聖諦の解説」、10月17日(土)・18日(日)の二日間は、クンチョック・シタル師担当の「止観の瞑想」です。詳しくは、こちらのページを御覧ください。受講のお申し込みも、そのページの中でできます。

9月30日(水) 今期の定期講習終了

あっという間に、9月も終わりですね(汗)

ポタラ・カレッジの定期講習も、今期は本日までとなっています。新型コロナのせいで開講が約1箇月遅れ、開講から6月中旬までと、7月中旬~8月末に全面通信講義化を余儀なくされるなど、困難に満ちた学期でした。
そんな逆境でも、受講者の方々が熱心に学修を続けてきたのは、本当に素晴らしいことだと思います。困難に直面しながらも仏道修行に精進すれば、より大きな功徳を積めるといいます。受講者の皆様の努力に、心より敬意と随喜を捧げます。

私自身の担当している2コースは、27日(日)までで今期分を終了しました。
土曜の「五次第明灯」は、楽現等覚次第(光明)に入ったところです。1年前の9月末に自加持次第(幻身)へ入ったので、幻身関係の解説に丸1年を要したことになります。『五次第明灯』の光明の科範には、聖者流究竟次第の本当の意味を掴み取るのに役だつ、極めて重要な教えが散りばめられています。来期、そこを読み進めてゆくのが、今からとても楽しみです!
日曜の「ヤマーンタカ 一尊の成就法と親近行」は、成就法結行次第の願文で、ダライ・ラマ二世の根本頌とそれに対するギュトゥー寺の註釈を講読しているところです。来期は、「ヤマーンタカ」の生起次第と究竟次第を順に概観する箇所へ入ります。そこだけでも、一つの独立した学習課題として成立する内容なので、これまたすごく楽しみですね ^^

来期の定期講習は、10月19日(月)から順次スタートします。前の記事にも書いたとおり、教室の講義に出席、オンライン受講、通信受講という3つの選択肢を、その都度自由に選べるようになります。来期もまた、是非よろしくお願いします!

9月18日(金) オンライン講義

しばらくブログの更新をサボってしまいましたが、そのあいだ遊んでいたほけではありません(笑)
定期講習の教室での講義が再開されたので、それに合わせて、オンライン講義の試行も始めてみました。教室に於ける講義を、Zoomで配信する方式です。
先週末から、自分の担当する「五次第明灯」と「ヤマーンタカ 一尊成就法と親近行」を手始めに行なってみましたが、単純なやり方でも意外と好結果なので、今後科目を広げて試していこうと思います。

そうしたテストの結果にもよりますが、方向性としては、①教室への出席、②オンライン受講、③通信受講(録音データのダウンロード、CD、USBメモリなど)という3つの選択肢を用意し、受講者の方々が、各自のそのときどきの体調、御都合などに応じて自由に選べるように出来ればと考えています。
今のような困難な時期、会員・受講者の皆様も、それぞれに難しい状況がおありかと思います。そういう中でも、出来る限り仏教の学修を続けていくならば、非常に大きな功徳を積むことになります。ですから、ポタラ・カレッジとしては、なるべく受講者本位の態勢を整え、一人ひとりの状況に合った学習の機会を提供していければと考えております。

8月31日(月) 教室での講義を段階的に再開

8月も今日でおしまい・・。
9月から、ポタラ・カレッジの定期講習は、段階的に教室での講義を再開します。自分が担当する2科目は、早速今度の土日から、教室でやります! 教室での講義が再開されても、通信受講は続けられるから、受講者の方は自由に選択可能です。
詳しくは、公式サイトこちらのページを御覧ください。

それにしても、3月に一時休講にしてから、早くも半年が経過ですね。コロナ対応も、いい加減、新しいフェーズに入らなきゃいけないと思います。

8月29日(土) 善通寺公開講座第5回終了

おとといと昨日に行なわれた総本山善通寺(香川県)の「チベット仏教公開講座」第5回、お蔭様で無事に終了しました。御参加くださった皆様と、御関係者各位に、心から随喜とともに感謝いたします。全8回のうち後半4回は、顕密共通の道についての解説で、今回は中観哲学や止観がテーマとなりました。
次回は、12月9日(水)・10日(木)の予定です。菩提心やロジョンについてお話ししたいと思います。
7月以来新型コロナの流行が全国的に広がる傾向となり、5月に続いて今回も開催が危ぶまれましたけれど、政府・自治体から中止要請等がなく、会場がいわゆる「3密」とはほど遠い環境なこともあり、実施しようという判断になりました。どのくらい受講者が出席されるか不安でしたが、予想以上にいらっしゃってくださり、本当に有難いことだと思います。やはり実際に皆が一堂に集まり、弘法大師御誕生所という聖なる場を共有し、真摯に仏教を学ぶということには、何物にも代え難い価値があるのだと再認識させられました。

善通寺東院伽藍

写真は、善通寺の東院伽藍。
金堂(本尊・薬師如来)と五重塔。正面の木の向こうに見え隠れしているのは釈迦堂。現在の堂塔は江戸時代以降の再建だけれど、この場所に伽藍を開いて真言密教の根本道場となさったのは、留学先の唐から帰国された空海御本人だそうです。

8月18日(火) 全面通信講義の再延長

新型コロナウイルスの流行が懸念される状況が続いているため、ポタラ・カレッジ東京センター定期講習の全面通信受講方式を、夏休み明けも延長し、8月31日(月)まで継続します。この期間、教室での講義はありませんので、御注意ください。
今後の推移を見ながら、状況のさらなる悪化がなければ、9月1日(火)から、教室での講義を再開したいと思います。その場合でも、全ての科目で通信受講を併用できる点は、今までと同じです。

8月23日(日)の大阪教室は、應典院で予定どおり実施します。内容は、7月12日の続きです。
体調がよくないとき(熱がある、強い頭痛がする、激しい咳がでる、極度の倦怠感がある、息切れがする、味覚や嗅覚に異変があるなど、普段と異なる症状が感じられるとき)は、出席を見あわせてください。通信受講の対応が可能です。また教室内では、常時マスクを着用してください。

あと、ポタラ・カレッジ主催の行事ではありませんが、私が担当させていただいている善通寺勧学院の公開講座(第5回)も、8月27日(木)と28日(金)の両日に予定どおり開催されます。今回は、空性と縁起や、止観の瞑想など、奥深い教理・実践の内容です。
受講者の方々は御存じのとおり、会場のいろは会館は「3密」とはほど遠い環境で、そのうえ善通寺の担当者の方々が万全の感染防止対策に取り組んでくださっていますから、安心して御参加いただけると思います。私も、久しぶりでとても楽しみだし、今から滅茶苦茶やる気になってます ^^

8月11日(火) 月と金のシャングリラ・完結編

4月24日の記事で御紹介したチベット僧院コミックの続編『月と金のシャングリラ2』(イーストプレス)が、8月に単行本として出版されます。

月と金のシャングリラ ©Kuranishi 2020
月と金のシャングリラ 2より ©Kuranishi 2020

今回も、その中から絵を一枚拝借して載せてみます。これは、物語の主人公となる修行僧たち。いかにもチベット本土のお坊さんらしい雰囲気が出ていますよね。
作者の蔵西くらにし)さんならではの、「チベット愛」にあふれる精緻な絵の数々は、前編同様に見応え十分です。

そして物語は、今回で完結となります。1950年代のチベット本土が舞台ですから、時代的にハッピーエンドとなり得ないことは、容易に想像がつくと思います。それでも、どこか爽やかな読後感に浸れるあたり、流石だなと思ってしまいます。

今までチベットに触れる機会のなかった方々にも、コミックならではの入り易さがありますから、前編と併せて是非お勧めしたいです。チベットのお寺と仏教文化、人々の宗教観と優しさ、スケールの違う大自然、そして悲しい現代史など、手軽に触れることのできる「チベット入門」として、多くの人々に読んで欲しいと思います。

あと個人的な好みですが、カバーを取った本体表紙の絵が、今回はとても魅力的です。どんな絵かは、ぜひ現物を手にして確かめてください ^^
版元サイトの紹介ページはこちら

8月 7日(金) 定期講習夏休み

本日から8月20日(木)まで2週間、ポタラ・カレッジ東京センターの定期講習は夏季休講となります。
お知らせしているとおり、現在は再び全面通信受講方式となっておりますが、講義のダウンロード御案内メールも、夏休み前の分は本日までに受講者の方々へ送信し終えました。CD等で受講の方へも、今週中に発送できると思います。
どうか、くれぐれもお体に気をつけて、よい夏をお過ごしください。

7月29日(水) 定期講習全面通信受講方式の延長

新型コロナウイルスの流行が再び懸念される状況が続いているため、ポタラ・カレッジ東京センター定期講習の全面通信受講方式を、当初の予定より1週間延長し、8月6日(木)まで継続します。この期間、教室での講義はありませんので、御注意ください。
8月7日(金)から20日(木)までの2週間は、夏季休講となります。
今後の推移を見ながら、もし状況が幾分改善されれば、夏休み明けの8月21日(金)から、教室での講義を再開したいと思います。その場合でも、全ての科目で通信受講を併用できる点は、今までと同じです。

7月24日(金) 初転法輪の御縁日

アップするのが遅くなってしまいましたけれど、本日はチベット暦の6月4日、お釈迦様が最初の説法(初転法輪)をなさったとされる御縁日です。
昨今の「コロナ禍」というべき災厄が続いている状況に合わせ、初転法輪の教えに基づく内容を、3月31日の記事に書かせていただきました。それからだいぶ月日も経過したので、ここに要旨を再掲しておきます。

仏教の教主はお釈迦様ですから、どんな宗派であれ、仏教徒ならばお釈迦様の教えを尊重しなければいけません。そして、お釈迦様の教えの根本的な枠組みは、初転法輪で説き明かされた「四諦(四つの聖なる真理)」です。
四諦の第一は苦諦です。お釈迦様は最初に、「これは苦である」とお説きになりました。つまり、私たちの存在というのは、突き詰めれば苦だということです。生老病死すべて、本質は苦しみです。そのように「苦を知るべきだ」とお釈迦様はおっしゃっています。
本当の仏教徒ならば、今回のような災厄に直面したときこそ、まずは苦諦の教えを想起すべきでしょう。極論すれば、今のような状況が、この世界の本当の在り方なわけですから、過度に悲観したり狼狽する必要はありません。その現実を冷静に受け入れられれば、解脱を真摯に希求する出離の心を起こすことができるのです。
お釈迦様は、初転法輪の冒頭で「苦諦」という非常に厳しい現実認識を示されましたが、それで何も解決の方法をお説きにならなかったわけではありません。苦の原因(集)を断ち切り、苦が止滅した境地(滅)を実現するには、正しい方法(道)を実修する必要がある・・。このように、苦・集・滅・道という四諦の枠組みを通じて、苦しみは悉く断滅して解脱を達成できると、お釈迦様は教えてくださったのです。だから、たとえどんな苦境に直面しても、仏教的には必ず解決の道があります。
このことを自分自身について考えて修行するのが、小乗仏教の道です。そこへ利他という視点を導入し、「一切衆生のために仏陀の境地を得よう」という菩提心を動機に修行するのが、大乗仏教の道です。大乗の道を速やかに進むため、本尊瑜伽という特別な手段を用いるのが、密教の道です。密教の中でも、三身修道と楽空無差別を通じて本尊瑜伽を修行するのが、無上瑜伽タントラの道です。
   
こうした小乗・大乗・密教(その中でも無上瑜伽タントラ)という重層構造の教理・実践体系を全て包括しているのが、チベット仏教の特色です。
ポタラ・カレッジは、チベット仏教を本格的に学び実践する団体なのだから、四諦の教えを基本に据えて様々な活動を行なうべきです。この点を、初転法輪の御縁日にあたり、改めて顧みるようにしたいと思います。

7月15日(水) 定期講習を全科目通信講義へ切り替え

御承知のとおり、7月に入って再び、新型コロナウイルス感染症の流行状況が悪化してきました。東京を中心とした感染者数の増加は、3月・4月頃とは異なる様相のものといわれていましたが、最近になって流行が社会全般に広まっている傾向も見られ、東京都は7月15日に警戒レベルを最大へ引き上げました。
こうした状況に鑑み、ポタラ・カレッジでは、東京センターの定期講習を、再び全科目通信講義へ切り替えます。期間は、7月17日(金)から30日(木)までの2週間とします。この間、教室での講義はありませんので、御注意ください。
今後の推移を見ながら、もし状況が幾分改善されれば、7月31日(金)から8月6日(木)までの1週間、教室での講義を再開します。その場合でも、全ての科目で通信受講を併用できる点は、今までと変わりません。
8月7日(金)から20日(木)までの2週間は、夏季休講となります。夏季休講期間中に特別講習・集中講座を実施するかどうかは、状況を勘案しつつ検討してゆきます。

ポタラ・カレッジは、小規模な団体の利点を生かし、臨機応変かつ身軽に、全科目通信講義と教室での講義を、何度でも円滑に切り替えられるような態勢を整えています。それにより、新型コロナの流行状況がどのようになっても、仏教の学修を続けられるようにしたいと思います。
受講者の皆様には、お手数をかけて恐縮ですが、各自必要に応じて、公式サイトの「新着情報」欄や「新型コロナ対策」のページをチェックしてくださるようにお願い致します。

7月10日(金) 大阪教室、7/12開講

ポタラ・カレッジ大阪教室の定期講習、開講直前の御案内です。

前にお知らせしたとおり、今期の大阪教室は、7月12日(日)が初回で、以降8月23日(日)、9月6日(日)、9月13日(日)の合計4回となります。時間は、午前11時~「真言道次第広論 第十一品」、午後2時~「帰依と菩提心」です。
会場は、今期に限り、2月までと同じ應典院(大阪市天王寺区寺町1-1-27)で暫定的に実施します。日程・会場がたびたび変更になり、大変申し訳ありませんでした。

なお、新型コロナ感染予防のため、当日体調がよくない場合(熱がある、強い頭痛がする、激しい咳がでる、極度の倦怠感がある、息切れがする、味覚や嗅覚に異変があるなど、普段と異なる症状が感じられるとき)は、出席を見あわせてください。出席できなくなった方へは、録音を提供するように致します。また教室内では、常時マスクを着用してくださるようにお願いします。

講義内容など詳しくは、こちらを御覧ください。

7月 8日(水) 老後と来世

有暇具足せる人身は、得難く壊れやすきもの
されば今こそ苦と楽の、分かれ道をば選ぶとき
無意味な現世の雑事へと、心を散らすことなかれ
まことに意義ある心髄の、道を得るよう加持し給え
パンチェン・ラマ一世『中有隘路の救度祈願』より。全文はこちら

「ラムリム」を説明していて、自分でハッとすることがあります。「80歳代の老後は存在するか分からないけれど、来世は確実に存在する・・」。
今のように疫病が流行したりすると、少しは切実に考えられますよね。すぐ身近に死と来世の存在を感じつつ、日々の行ないを正してゆくのが、「ラムリム」実修の基礎的な心掛けといえるでしょう。
上記の「意義ある心髄の道」とは、突き詰めれば、本物の菩提心を真摯に希求し、それに沿う流れで今の刹那刹那を大切に生きることかと思います。

7月 6日(月) ダライ・ラマ法王御誕生日の講話

2020年7月6日は、ダライ・ラマ14世法王テンジン・ギャツォ猊下の85歳の御誕生日にあたります。
ポタラ・カレッジでは、例年法王御誕生日の当日に慶祝・御長寿祈願の法要を厳修していますが、今年は新型コロナウイルスの流行が続いているため、残念ながら実施できません。そこで代わりに、副会長クンチョック・シタル師による「2020 法王御誕生日講話」を収録したので、是非お聴きになってください。こちらです。

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